
ばんやの湯にも大型ディスプレイによるメニューボードは用意されている。夜になってみると、メニューのあちこちに売り切れ表示が出ていることがわかる。本日も大盛況だ。
客席は、日が暮れたにもかかわらずほどよく混んでいた。しかし、待ち行列ができるほどではない。なので、料理の選択に制約が出るものの、並ぶのが嫌だったらこの時間に訪れるのもありだ。売り切れ続出とはいえ、それでもまだまだいっぱいお魚は残っているのだから。


煮付けは二種類の魚から選べる、というので、1つづつ選んでみた。遅れて届けられた魚のでけぇことでけぇこと。6人前とはいえ、サイズのデカさに驚き呆れる。

金目鯛の煮付けと人物比較。ごらんのサイズ。
金目鯛と、あともう一つの魚はなんだっけ。ムツだったかな?で、僕は金目鯛の煮付けが良かったので、となりのテーブルの方に「キンメの煮付けなんて珍しくないよ。伊豆の方に行きゃ、どこでも食べられるよ」とかいいつつそっとムツを押し付けたった。
魚地獄なのに、その地獄の中でさらに小賢しいことを展開するゲスさ。


本日のメインディッシュである船盛。特注品のように見えるが、これが一泊二食の宿泊費の中に標準で含まれているのだから豪快だ。ちなみに我々が選んだ宿泊プランは、ばんやの湯の中で一番安いもの。部屋のグレードはどのプランでも一緒なわけで、プランの違いは料理の違いだけだ。で、一番安いプランでこの有様なんだから、上のプランになったら一体どうなるのやら。今世だけの食い地獄じゃなく、末代まで食い地獄が無限輪廻しちゃうかもしれない。

天ぷらもやってきた。いいね、これ。魚中心の天ぷら。
刺し身とか煮魚を食べていると、なんだか体が冷え冷えとしてくる。そんな中、天ぷらという油っちい食べ物がすっと挿入されると、随分とほっこりした気持ちになる。
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