2,000人の右往左往【メガ鬼ごっこ】

内野での激しいバトル

扇形のフィールドであるので、ホームベースに近づけば近づくだけ逃げる場所が狭くなる。だから、ホームベース方向に鬼に追い立てられると、がぜんピンチとなる。・・・はずなのだが、案外そうはならないのが面白い。

わざわざ鬼を挑発して、このデンジャーゾーンで鬼と対決する強心臓のプレイヤーも現れ、その都度球場全体が盛り上がった。

辻アナウンサーはゲーム中ずっと実況をしているのだけど、これだけの人と鬼が走り回っているのでとても大変だ。結局、ステージの目の前、ホームベース付近での局地的戦闘を中継することが多く、それゆえに多くの人の耳目を集める場所となった。だからこそ、フィジカルに自信がある人が度胸試しと名声を得るためにこの地に足を踏み入れることになる。

ボブサップ仁王立ち

ボブサップは戦前の予想通り、鬼としてはあまり有能ではなかった。のしのしと歩く様子は大変サマになったが、往年のプロフットボウラーの瞬発力はなりを潜めていた。

写真ではボブ・サップの姿が小さいが、どこにいるかわかるだろうか?フィールド上に仁王立ちになってしまっている。当然彼の近くにはプレイヤーはいない。

しかし、「記念にボブサップにつかまえられたい」というプレイヤーも中にはいて、わざわざ捕まりに突撃する人が何人かいた。抱きついちゃったりして。

何が何でも逃げ切りたい!と、このイベントにスポーツ性を感じている人ばっかりがこの地に集結しているわけではない。ネタとして参加している人も多いわけであり、そういう人にとっては

「俺さぁ、ボブサップと鬼ごっこやって捕まえられたんだよね」

っていう話題の方がよっぽどおいしい。なるほど、これは賢い選択だ。いいなあ。

タイムアウトの宣告

辻アナウンサーの口からタイムアウトが告げられた。試合時間、10分強といったところか。

ほぼ壊滅状態

さすがにこれだけえげつなく鬼を投入したため、1,000人近くいたプレイヤーは短時間なのに激減。鬼やりたい放題。

ダグアウトに引き上げる鬼たち

ダグアウトに引き上げる鬼たち。プレイヤーがたくさん生き残ってしまったら、企画運営上困ったことになる。だから、多すぎることはよいことだ、とばかりに大量投入したわけだ。それでも逃げ切ったプレイヤーがいるのだから、さすがだ。

おそらく、逃げ切ったプレイヤーは「運」とか「偶然」のレベルではないのだろう。実力がないと、こんな台風のようなドタバタは逃げ切れない。

ステージ裏でへばる赤鬼

フィールドから赤チームがぞろぞろと引き上げていく。青チームと入れ替えとなるのだが、何しろ人数が多いのでダラダラとしている。てきぱきとは無縁の時間の流れ。

でも、鬼にとってはこの時間が貴重な体力回復タイムとなっている。引き続き青チームも追い立てないといけないので、大変だ。

ステージ裏で、座り込んで休む赤鬼たち。

黄色いヴィッツが置いてあるが、どうやら決勝戦で最後まで逃げ切ったらこのヴィッツがもらえるらしい。

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