ゲームの展開はこれまでと一緒なので説明省略。
しかし、さすが決勝まで生き残ったプレイヤーたちだ、やっぱり「運」とか「まぐれ」で決勝にコマを進めたわけではないことが動きでわかる。みんなフィジカルに長けていて、急加速・急減速・急旋回ができる人たちばかりのようだった。
この段階において、アホみたいにまっすぐ全力疾走するようなプレイヤーは皆無であり、みんな盗塁を狙う野球選手みたいにじりじりと動いて相手の動向をうかがっている。下手に動くと、格好の標的だ。
それでも無情なまでにどんどん鬼に捕まえられていくわけだが、半分ほどまでプレイヤーが減らされたところでいったんゲームがストップされた。何事かと思ったら、生き残りプレイヤーはビブスの装着をするよう、指示があった。誰が生き残りプレイヤーなのかを遠目からでもはっきりさせるためだろう。特にゲーム終盤になると、誰の手にヴィッツをはじめとする商品が渡るのか重要になってくる。ゼッケンナンバーが書かれたビブスは、判定をする上で必要というわけだろう。
フィールドの周りに取り囲むようにギャラリーがいる。
決勝戦に限っては、観客はグラウンドに下りることが認められた。間近で鬼ごっこのほとばしる汗を見たい!という人たちは、うきうきしながらフィールドギリギリのところに陣取っていた。
ちなみにおかでんは全体の様子を俯瞰したかったので、スタンド席から動かず。
ビブスがプレイヤーに装着されて以降は、審判役の人が3名ステージに上がり、鬼ごっこの行方を必死になって観察していた。
気がついたら全滅していて、「あれ?最後まで生き残っていたの、誰だっけ?」なんてことになるわけにはいかない。「最後の生き残り」を見極めるだけならまだ楽だけど、商品は5位のプレイヤーまで与えられる、ということが公表されている。「残り5名」という状況を見極めるのはかなり大変なことだ。審判、だからステージ上から身を乗り出してのジャッジメント。
さすがに終盤戦、生き残りが少ないだけあって1名のプレイヤーが何人もの鬼に追い立てられるシーンが目立った。なにしろ、プレイヤーの数よりも鬼の数の方が多いという異常事態だ。一人のプレイヤーに鬼が殺到する。
しかしそれでも華麗なるステップで逃げまくるプレイヤーが続出。観客のどよめきと歓声を誘っていた。ボクシングのスウェーみたいに、微妙なところで鬼をかわすプレイヤーだらけ。こりゃ、サッカーやラグビーなどをやっている人じゃないと、無理だ。
ちなみに、残り20名を切った時点では小学生プレイヤーがいて、「このままだと小学生がヴィッツを手にするのか!?(実際はルール上小学生にはプレゼントできないのだが)」と盛り上がったのだが、途中で息絶えて会場の落胆を誘った。
最後、生き残りが二人になったとき、「どっちが先に鬼に捕まるのか!」と一同が注目したが、ほどなく決着。
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