青チームのゲーム、タイムアウト。
今回も鬼が縦横無尽に駆け回ったため、残ったのは数十名だった。赤チームとあわせて、100人弱。
決勝戦までまたしばらくの休憩が入る。
これから先、やることはこれまでと全く一緒なんだし、このまま帰っちゃってもいいかな、という気もする。
これで超無敵なラスボスなんかが出てきたら面白いのだけど、さすがにそこまでは仕込まれていないだろう。
実際、この段階でぞろぞろと帰る人が出てきた。このイベントを「スポーツ競技」と捉えている人からすれば、自分が決勝に残れないとなったらもうこの会場に用はない。
決勝戦は最初からフィールドが狭くなるらしい。フィールド境界線を示す赤いロープが、最初から内野寄りのところに設定されている。ただでさえ「虐殺」状態だった鬼ごっこだけど、決勝戦はさらに厳しくやるつもりらしい。プレイヤーたち、逃げ回りすぎてミンチになってしまうんじゃないか?狭い上に鬼はフル投入だし、プレイヤーは100人以下だし。鬼に狙い撃ちされたらもう終わりだ。目立たないようにひたすらコソコソしていないと。
さすがに暇なので、球場外にある屋台を見に行った。すると、かき氷が売られていたので、折角なので買ってみることにした。
「デラックスフルーツかき氷」と銘打っている。
みかん、マンゴー、いちご。それぞれ500円。
「みかん」味のかき氷ってちょっと珍しい気がする。どんなものだか気になるから、頼んた。
出てきたものがこちら。
おお、そういうことか!シェイブドアイスの上に、みかん缶詰のシロップをひとすくい、ふたすくい・・・とかけ、最後にみかん缶詰のみかんをトッピング。以上出来上がり。
新鮮なフルーツをかき氷の上に乗せる、っていうのが最近流行りつつあるけど、この店は全く違った。まさか缶詰を使うとは、ありそうでないアイディアだったぜ。缶詰だったら、大量に在庫を抱えても腐ることがないので便利。氷だって当然腐らないから、楽だ。賞味期限を常に気にしながら在庫を確保しなくちゃいけないのが飲食業の常だけど、このお店に関してはほぼ完璧にそのあたりが簡単。すばらしいビジネスモデルだ。
ちなみに味なんだが・・・うーん、やっぱり「よく冷えた、みかん缶詰」だった。あの甘ったるいシロップは独特の味わいでありみんな大好きなわけだが、そのインパクトが強すぎた。かき氷を食べている、というよりもみかん缶詰を食べている感じが強くて、なんだか損した気分であったよ。
本気鬼ごっこ決勝戦、ようやく開始。
試合冒頭から走りっぱなしである赤鬼たちは通算で1時間以上戦っていることになる。少々休んだくらいでは回復しないだろう。
でも、これも立派なおしごと。がんばれ。
フィールド内にぞくぞくとプレイヤーたちが入場していく。
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