ビースト鬼がのっしのっしと外野の縁を歩いている。
走り回る気は最初からないようだ。
くっそう、折角だからビースト鬼に捕まえられたかったなあ、と思うが後の祭り。既に自身ははちまきを外し、フィールドの外に出ている状態。
フィールドの外には、アウトになったプレイヤーたちが立ち止まって大迫力の鬼ごっこを観戦しはじめた。しかし、「鬼に捕まった人はスタンドに戻ってください」というアナウンスが入った。立ち止まり禁止。
タイムアウト。
ウォーミングアップの時と状況はほとんど変わらず。プレイヤーが賢くなって強くなることもなく、逆に鬼も賢くなったというわけではない。ただひたすら、パワー対パワーのぶつかり合いで、数の論理で皆殺し。
結局赤チームは、40名くらいの生き残りとなった。
青チームの本気鬼ごっこを前に、ステージ裏で休憩する鬼たち。ゲスト鬼も、控え室に引き上げずに残っている。鬼ごっこにスイッチが入ったらしく、やる気満々の様子。鬼なりに、「何人捕まえるぞ」というモチベーションはあるようだ。きっと今晩あたりは、「俺は100人捕まえた」とか武勇伝を語りながら酒を酌み交わすんだろうな。うまいに決まってる。
赤チームがスタンドに引き下がり、入れ替わりに青チームがフィールドに入り、しばらくまったりした時間が流れたのちに青チームの本気鬼ごっこ開始。今回も、鬼オールスターズがステージ上下に陣取り、腕組みをしてプレイヤーたちを睥睨している。
その真ん中には黄色いヴィッツが。決勝鬼ごっこで最後まで逃げ切った人には、この車が進呈されることがあらためて発表になった。鬼ごっこやって100万円以上する車がもらえるとはいい時代になったものです。ただし、「車」なので、免許証を持っていない人は駄目、という条件がつけられた。この中には少数ながらも子供が参加しており、お子様がっかり。
本気鬼ごっこでも、一度に鬼を投入することはなかった。段階的に鬼が増えていく。
おそらく、一度に鬼を大量投入すると、フィールド上が大パニックになるからだろう。プレイヤー同士の衝突事故が相次ぐだろうから、鬼をある程度投入して、人減らしをして、それから鬼を追加投入・・・というやり方をとっている。賢い。
写真は、今まさにフィールドに飛び込んでいくNB駅伝鬼。さすがに実業団(=プロ)だけあって、走っているフォームが大変サマになっている。
一塁側のフィールドで座り込んで見学しているのは、赤チームで決勝進出が決まったプレイヤーたち。この後控えている決勝戦に向け、待機している状態。
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