温泉に浸かってブルブル【中ノ沢温泉】

御花畑

殿方用の内湯を楽しんだあとは、露天風呂にも入りに行く。

混浴露天。

混浴!といっても、男性はそこしか露天風呂がないので、外の景色を楽しみつつお風呂に入りたい、入るとなると混浴露天風呂に行くしかない。

もっとも、「混浴」になるのかどうかはご婦人方の腹づもり次第なので、ご婦人が嫌がったら、単なる男性露天風呂になる。逆に言うと、女性ばっかりが入浴して男性がいなければ、女性露天風呂だ。

露天風呂に向かうため、いったん服を着て、浴室の外に出る。

外はたくさんの花が植えられていて、なんだか綺麗、というより不気味な光景だった。不気味と言ってしまったら、せっかく丹精込めて育てている宿の人に申し訳ないのだけど。でも、突然すぎて、「うわあ花が素敵!」という気持ちに切り替わらないのだった。

露天風呂入り口
露天風呂入り口

婦人露天風呂があって、その奥に混浴露天風呂。

脱衣場

もちろん混浴脱衣場というのは女性にとってハードルが高すぎる。人によっては、「風呂場で裸を見られるより、服を脱ぎ着している時の方が恥ずかしい」という感覚だと聞いたことがある。

なので、女性は普通、女性露天風呂で服を脱ぎ、女性露天風呂に浸かり、時折混浴露天風呂の様子をうかがいつつ、タイミングを見計らって混浴に移動することになるのだろう。女性露天風呂と混浴露天風呂は、扉一つで繋がっているから。

露天風呂

これが混浴露天風呂。

金持ちの家のプールみたいだ、という印象。

これだけ大きな湯船を、源泉100%の掛け流しで提供できるというのが湧出量No.1の中ノ沢温泉の強みだ。

うおおお

撮影時に絶叫しているのは、お湯が熱かったからだ。

今、熱さに耐えてセルフタイマーのシャッターがおりるのを待っているところ。

平日ということもあって宿泊客が少ない。そのため、この風呂にはしばらく誰も入っていなかったらしい。おかげで熱いこと熱いこと。

なるほど、道理で意味深なホースが湯船に伸びているわけだ。これで適時、加水してお湯の温度を下げてくれ、というわけだ。

源泉100%が良いに決まってるんだけど、熱すぎて入れないんじゃ意味がない。あと、すぐにのぼせてしまい、ほとんどお湯に入っていられないのも意味がない。加水してでも、適温にしないことには温泉を満喫できない。

お湯は青みがかった色をしている。白濁はしていないので、水中が透けて見えるっちゃあ、見える。ただし、股間あたりまで水深が深くなると、ぼやけて何がなんだかわからなくなるレベル。男性ならOK、女性なら両手で胸を隠す算段が必要、といった感じ。

岩風呂みたいに、女性が「身を隠す」ことができる場所がない。広いお風呂なので、男性から距離を空けることである程度大丈夫だけど、他人の視線が気になる場合は日が暮れてからの方が良いと思う。暗くなると、お湯の透明度は落ちて見える。

屋根

露天風呂には屋根がしっかりついている。なので、「露」出した「天」井、ではない。しかし、雨が降っても入ることができるので、その点はありがたい。

特にこれくらいの強酸性のお湯だと、雨が降っている時にお風呂に入っていたら困ることがある。水しぶきが目に入って染みることがあるからだ。

女性露天風呂と繋がっている

混浴露天風呂から婦人露天風呂への連絡通路。

ご丁寧に、柵と扉が二重になっている。

女性露天風呂との境界

この柵の向こう側が、ご婦人専用の露天風呂。

ひさしの真下が湯船なので、狭いといえば狭い。しかし、景色は混浴露天と一緒で、男性の視線を気にせず解放感を味わえる。

・・・なんかさっきからやけに真面目にレポートしてるな、俺。

もっとふざけたことを書きたいのだけど、思いつかんのよ。特に「混浴」ともなると。男子校出身者の悲哀だろうか。

なにせ、修学旅行の宿で、お風呂に入るときは女性の浴室に入れる!って大騒ぎしたりしてたもんな。1学年200人くらい、しかも男性ばっかりがどばっと宿泊するので、宿としては女性風呂も開放してくれるケースがあった。(宿を貸切にしている場合)

だから僕は、「合法的に女性風呂で入浴したことがある。ただし風呂場にいるのは全員男性だけど」という体験は、ある。しょーもないけど、これはこれで貴重な体験。

(つづく)

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