ハワイからグアムへ、遠島の刑は移ろう【のっとれ!松代城2019】

松代城

松代城前はレースを終えた戦士で大賑わい。グループで参戦している人は、仲間が到着するまで待っている。

現在、レース規模は拡大して500名ということになっているが、おそらく参加人数の制約があるとすれば、この山頂スペースのキャパだろう。

「レースを終えたら、すぐに下山してください」と指示を出したって、みんな疲れているんだから一息つきたい。そうこうしているうちに、広くない山頂は人で溢れかえってしまう。

入城証

ゴールすると、アクエリアスのミニペットボトル、「越後まつだい冬の陣」とプリントされたタオル、そして入城の証の3点セットが貰える。

入城の証は、到着順でナンバリングされており、この番号がこのあとの抽選会のときに使われることになる。

今年は「357」。つまり357人目の到着、というわけだ。500名の募集定員だったけど、参加辞退者がいることを踏まえると・・・まあ、後ろから数えたほうが遥かに早いのは相変わらずだ。でも、400番台続きだったこれまでよりも、随分早い到着だったのは間違いない。

それもこれも、今年は障害物のところで大して人助けをしなかったからだ。人を助けないと順位が上がる。

たっぴぃさん

たっぴぃさんも到着。

そばいなり

松代城に蕎麦を届ける、と言っていた蕎麦屋のおっちゃん、無事にゴールした。周囲から拍手喝采されていた。

それもそのはず、「届けられた蕎麦」はみんなにおすそ分けされるからだ。噂に聞いてはいたけど、実際にお目にかかるのは初めて。僕らもご相伴に預かった。

いただいたのは蕎麦いなり。お揚げさんの中に蕎麦が入っているというもの。これをたくさん作って、レースに帯同させていたんだから恐れ入る。冷凍した作り置き、というわけにはいかない食べ物だろうから、昨晩か今朝にこしらえたのだろう。それもまた、驚きだ。

よこさん到着

遅れること10分、よこさんもゴール。

倒れ込む鹿番長

歌舞伎者のひとり、キャプテンスタッグから参戦の「鹿番長」はゴールのところで倒れ込んでいた。さすが鹿だ、と感心した。四つ足ではないか。

それはともかく、この人は髪が三つ編みのようになっているのだけど、そのおさげが重力に逆らって立ち上がっている。聞くと、針金を入れているのだという。なんでって?鹿番長だから、鹿の角をイメージしたんだって。

どんけつではないハンター

勇者様も到着。今年はそこまで重装備ではなかったので、最後尾ではなかった。

とはいえ、両手に剣を持っているので、小回りがきかなそうだ。登山でいうところの「ダブルストック」として、杖がわりに使うというわけにはいかない形だし。

おーまさんがそれでもやってこない。一体どうした。

待っても待ってもやってこない。ひょっとして途中でリタイアしたのか、と一同ざわめき立ったが、遅れること相当な時間を経て、ようやくゴールイン。疲れ切った顔をしていた。みんな「このレースに向けて、あらかじめ万全の体制で挑む」というほどのことはやっていない。だからこそ、これまでの体調や日頃の行い次第で、順位がびっくりするくらいに変わる。

城の前で踊る

松代城の前では、歌舞伎者でパフォーマンスをしたグループが改めて踊りを踊っていた。

ここでパフォーマンスを披露する人というのは初めて見た。

記念撮影

松代城の前で、チームアワレみ+アルファで記念撮影。

甲冑をきたお兄さんから模擬刀を借り、よこさんとたっぴぃさんが身構える。「松代城から冬将軍を追い出した」ということになっているのに、これだとまだまだ戦時体制だけど、まあいいや。刀というのはどうしても目にすると持ちたくなるものだ。

一番左にいる女性は、レース中に知り合った人。友達と福島(だったっけ?)から初めて参戦したのだという。半袖のTシャツでレースに臨んでいるので、元気だ。

このレース、雪の中で行われるということもあって、服装が難しい。厚着をすると汗をかくし、かといって薄着だと立ち止まっていると寒い。冬山登山も同じことなんだけど、こっちは「走る」という要素が加わるので、なおさら難しい。今日は半袖でも大丈夫な良いお日柄だったので良かった。

そんなこんなで、レースに参加したチームアワレみ、もぐさんも含めて5名全員が完走。遠島の刑に処せられる権利はひとまず確保できた。

(つづく)

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