ハワイからグアムへ、遠島の刑は移ろう【のっとれ!松代城2019】

戦利品

お世話になった上町家に挨拶に行く、といって一旦舞台前から離れたおやびんが、しばらくして戻ってきた。

得意げな顔をして、一升瓶を抱きかかえている。なんだその一升瓶は。

「貰ったの!」

えええ?何それ。

初対面の人ともすぐに仲良くなれる特技をもつおやびんだけど、馴染みともなると一升瓶のお酒をもらっちゃうくらいになるのか。

聞くと、燗酒用としてすでに温めてあったものとか、竹酒用として竹筒に入っていたものの余りを詰め合わせたものなのだそうだ。だから加熱されていたり銘柄が混ざっていたりするのだけど、それを承知でもらってきたというわけだ。やるなあ。

記念撮影

全員揃ったところで、記念撮影。

村山統括軍師、勇者殿も交えて。

おやびんは一升瓶を股に挟み、「さいたまポーズ」をとってご満悦。

建物

車は一気に越後湯沢へ。

以前、十日町市内の温泉に浸かってから帰った際は結構時間にヒヤヒヤした。なので今回はとっとと越後湯沢まで戻り、そこでお風呂に入ることにした。これだったら、「やばい、新幹線に間に合わないかも」と慌てる必要がない。

だったら最初っから乗車する新幹線の時間を遅くすればいいじゃないか、というわけにもいかない。越後湯沢駅前のレンタカー屋が19時閉店だからだ。なので、正確に言うと新幹線が間に合わないから急ぐ、というわけではなく、レンタカー返却が間に合わないから急ぐ、ということになる。

「駒子の湯」に浸かる。はああ、と一息。

荷物たくさん

スキー・スノボ客でごった返す越後湯沢駅。相変わらずの人の多さだ。

昔はけなげにこの人の多さに歯向かい、お店を見て回ったりお買い物をしたものだ。しかし最近はその気力も失せ、既に予約してあった生クリーム入り笹団子を受け取る程度になった。

特に今年は荷物が多い。人混みの中を、大きな荷物を抱きかかえてフラフラするのは邪魔だ。

見ろこの荷物の量。我々は5名だとはいえ、かなりのボリュームだ。まるで、マンションのゴミ捨て場みたいになってしまった。

ぱんぱんの荷物

なにせこれだもの。バックの中から一升瓶の頭がコンニチハしていたりする。これ、さっきの「飲みかけミックス日本酒」だ。

それにしてもよくバックの中に納まったものだ。

車内の宴会

新幹線の車内で「反省会」という名の宴会。

昨晩用に買ったお酒がまだたくさん残っているので、それで乾杯。「どうしたら遠島の刑が当たるのか!?」なんて昔は議論をしていたものだけど、さすが年数を積み重ねてくるとそういう議論もしなくなってくる。

「いやー、今年も当たらなかったねえ」
「そうだねえ」

という話をだらだらとする一同であった。抽選という運任せである以上、こればっかりは努力でどうにかなるわけではない。あとは、我らチームアワレみを増員して、「人数が増えればだれか一人くらいは何か当たるだろう」という作戦に出るしかない。でも、案外このイベントには及び腰な人が多いんだよな。「寒いのはちょっと」とか、「山に登るのはしんどい」とか。

しんこ餅

おかでんの好物、しんこ餅をおいしくいただく。

自宅のちんころ

帰宅後、会場で買った「ちんころを窓際に飾ってみた。とても良いアクセントとなったのでこれには思わずにっこり。ちっこいけど淡い色合いでとてもかわいいので、部屋のインテリアとしては素敵だと思う。正月に神社で買う干支飾りのような、濃い色ではない分部屋によくなじむ。

ちんころは米粉で作ったものなので、時間とともにひび割れが起きる。でもそのひび細かく入るのも、縁起が良いことなのだそうだ。

このかわいいちんころにひびが入るのはいやだなあ、と思っていたら、2日後にはさっそくひびが入った。しかも、首輪のところに。おかげで、首輪が取れてしまい、猫が野良猫になってしまった。

それだけでなく、さらに1、2日後に窓掃除をやっている最中に物を落としてしまい、運悪くちんころに激突。ちんころは粉々に粉砕されてしまった。ひびわれが縁起が良いならば、これは最上級に縁起が良い・・・ということでいいよな?たぶん?あーあーあーあー。

まあ、そんな結末がありつつも、2019年ののっとれ!松代城もつつがなく、かつ例年通りのユルさで終わっていった。来年もまたお会いしましょう。それまで各自体力温存!

(この項おわり)

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