吊尾根の下の、一つ屋根の下で【上高地デュオキャンプ2019】

08:36
ビジターセンターのバードウォッチングツアーを終え、小梨平キャンプ場に戻ってきた。

バードウォッチングは、大きな鳥から小さな鳥まで見放題、というわけではなかったけど楽しかった。なにせ、キャンプ場の周囲を歩くだけだったので体の負担が少ない。これで片道30分歩きます、とかだったら「労多くして得られるものが少なかった」などといろいろ不満に感じたかもしれないけれど、そんなことを感じる間もなく、あっという間の時間だった。

テントは既に取り壊して炊事場で干している最中。他の荷物も、詰め込めるものは詰め込んだ。今日の帰りのバスは16時過ぎだけど、キャンプ用品関係はもう使わない。とっととひとまとめにしておいた方がいい。雑にその辺に転がしていると、紛失する可能性がある。

08:43
荷物の整理を終えたのち、身軽な状態で散歩に出かけることにした。

明神の「カフェ・ド・コイショ」に今日も立ち寄るつもりだけれど、せっかくなのでさらにそこから徒歩1時間山奥の、徳沢まで行くことにした。

今日は小梨平→徳沢→明神→大正池→小梨平と、ぐるっと周遊するつもりだ。

帰りのバスが16時過ぎともなると、上高地時間では「日没前ぎりぎりで、この日の総まとめに入る時間」だ。そんな時間までウロウロできるとなると、やれることがいっぱいある。今日東京に戻るとはいえ、一泊するのに等しいくらいの余裕がある。

08:49
雨が上がり、太陽が見え隠れするようになった。

改めて、緑が美しい。

既に7月も中旬なのだけど、まだ新緑の雰囲気さえ残っている。大丈夫か?あと2ヶ月もすれば寒くなってくるぞ。早く育たなくちゃ。標高が高いところの植物は忙しい。

08:50
空を見上げて見える木々の葉っぱは淡いけれど、地面を見ると「草」の連中はやたらとたくましい。春に芽吹いたとは思えないくらい、急成長している。

09:27
小梨平から徒歩45分くらいで、明神館の前を通過。

上高地~明神~徳沢~横尾の間は、歩きやすくてトレッキング向けの道だ。しかしひたすら水平移動をすることになるので、だんだん無口になって黙々と歩くようになる。結果的に、標準コースタイムよりも早く移動ができる。

ここは純粋にザックの重さ次第で、所要時間が変わるだろう。山中テント泊で重たくてデカいザックを背負っていたら、思った以上に時間がかかるだろうし。

09:45
明神橋の方には向かわず、そのまま徳沢を目指す。歩きやすい道は続く。

09:49
湧水の池。

今日はよく湧いているようで、水紋があちこちに出来ていた。

水面が青空を映してきれい。

花も撮影してみる。

10:14
徳沢に到着。

元牧場だった場所が現在のキャンプ地で、開けた場所が徳沢の目印となる。

奥が徳沢園、写真には写っていない右側に徳沢ロッヂ。正面がキャンプ場。

徳沢キャンプ場。

ハルニレの木がところどころ生えている。

「ハルニレの木がある」ということは知識として知っているのだけれど、未だにその木がどういう木なのか、離開できていない。この写真を撮っておきながら、まだわかっていない。

10:24
徳沢園のみちくさ食堂。

ここで一息つくことにする。

まずはその前に、改めてここで売られているもの、食堂で食べられるものなどを二人でチェックする。いずれ、二人でこの徳沢でキャンプ泊をするかもしれないからだ。僕一人ではできたキャンプだけれど、二人だと不自由なことがあるかもしれない。そういう可能性を確認しておく必要があった。

結果、概ね問題ないということはわかった。食事はオッケー、毛布は借りられる。大丈夫、いける。

みちくさ食堂で買ったコーヒーフロート500円。

別にこれをガツガツ食べたいわけじゃない。徳沢にやってきた記念に食べておきたいだけだ。そんなとき、二人で1つだとちょうどよい。予算的にも、胃袋的にも。

(つづく)

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