おかでん結婚式前後のできごと【倉敷・吉備路】

19:30
車で倉敷に戻り、荷物をまとめて出発する。さあ、東京に戻ろう。

今晩は定時運行便としては国内最後の砦となった寝台列車、「サンライズ出雲/瀬戸」に乗車する。

憧れの寝台列車。でも、「動くホテル」であるために運賃はかなり高くつく。乗車券+特急券+寝台券の3種類のチケットが必要だからだ。新幹線に乗って今日中に東京に戻ったほうが安いんだが、結婚式の後くらいは贅沢をさせてくれ。逆に言うと、今を逃すともう乗る機会がないんじゃないか、とさえ思う。

こういう列車はワクワクするので大好きなんだけど、いかんせん時間もお金もかかるので普段使いできる乗り物じゃない。

22時34分に岡山駅を出発するので、それまでは時間がある。それまでは、倉敷のレストランでご飯を食べよう。

倉敷アイビースクエアのすぐ近くに、「ラ・チェネッタ」というイタリアレストランがある。美味しいらしい、という噂は聞いていたものの、一度も食べたことがなかったのでこの際行ってみることにした。

そういえば一昨日もイタリアレストランだったな。別にイタリアン大好物!というわけではないので、たまたまだ。

壁にはイタリアの地図と、サッカークラブチームのエンブレムが全土に散りばめられていた。こうやって見ると北イタリアってサッカーチームが密集しているんだな。

シチリア島といえばマフィアの本場、という偏見があるけれど、こうやって見るといくつもチームがあってサッカーも盛んなことがわかる。

ありがたいことに、このお店でもノンアルコールビールの取り扱いがあった。お酒を飲まない僕にとっては本当に助かる。特に今はサイクリングのほどよい疲労感と達成感に満ちあふれているから、ノンアルビールは大ごちそうだ。

で、その銘柄はというと、「ビットブルガー」だった。おっ、イタリアンだけどドイツビールだ。面白いな。

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ドイツは「ビール純粋令」という法律があるくらいビールに厳しく、愛してやまない国だ。だからノンアルコールビールなんて・・・と思われているのかと思ったが、ビールを愛している国だからこそ、「酒が飲めない時でも飲めるノンアルコールビール」をガッチリと開発しているのだろう。

イタリア料理店に行って何が嬉しいって、グリッシーニだよな。

料理が出てくるまでの場つなぎとしてポリポリ食べるものだけど、このひとときが最高だ。大してうまいものでもないけれど、シンプルな小麦粉棒を食べているとこれからの食事へのモチベーションとイマジネーションが湧き上がってくる。

多分、プリッツみたいな本気で美味しいものがグリッシーニがわりにでてきたら、その後の料理への興味が若干失せると思うんだ。だからグリッシーニくらいの素っ気ない棒のほうがいい。

ということで、前菜盛り合わせ。

イヤッホゥゥゥ。あれこれ食べられて嬉しい。一つのお皿の上で迷い箸をしてしまいそうだ。あ、でもお箸は使っていないから、迷いフォークだ。

ピザはクワトロで。これもおいしかった。

20:27
すっかりごきげんの僕は、「この近くにイイカンジのカフェがある」といしを連れて行った。スケアクロウというカフェなのだけど、行ってみたらもう閉店していた。空振り。

21:50
さてどうしよう。スケアクロウでデザートでも食べつつ珈琲でも、と考えていたので、どうにも収まりが悪い。

そこで、倉敷を離れて一旦岡山駅に行くことにした。岡山界隈のパフェを紹介している旅行ガイド本によると、「岡山珈琲館」が遅くまで営業していて、なおかつそこでパフェが食べられるらしい。

「珈琲館」というと、チェーン店の珈琲館を想像するが、ここは「岡山珈琲館」という。カラーリングが全国チェーンの「珈琲館」と一緒なので、暖簾分けを受けたお店なのかもしれない。岡山県内に数店舗あるようだ。

おっ、あったあった。パフェが4種類。

それにしても安いな、いちごパフェが550円だぞ。岡山物価ならこれが妥当なのか、単にこのお店が安すぎるのか、謎だ。

ドリンクとセットにすると100円引き、というサービスはまあ理解できる。しかしメニューをよく見ると「平日18時以降はドリンクとセットでパフェが半額になる」と書いてある。えええ、、それってサービスしすぎじゃありませんか?

でも、地方都市におけるカフェの18時以降って、東京における20時以降、くらい意味合いが違うかもしれない。

半額、という言葉に釣られたのと、「ミニパフェシリーズ」なるものが3種類あったので、ついミニパフェ全種類を頼んでしまった。これが4種類なら全部頼もうとは思わなかったけど、3種類なら「・・・二人いるし、イケるな、これなら」という気になってしまう。

美味しいんだけど、体が冷える。ホットコーヒーを飲みつつ、二人で3皿を平らげた。

(つづく)

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • ご結婚されたんですね。おめでとうございます。20年近く前、カレーのまんてんとえぞ松の記事を拝見し、その後は牛サシか何かでお店の全メニュー制覇など、楽しく読ませて頂いておりました。久しぶりに閲覧し、コメントをさせて頂く次第です。

  • idekenrrさん>
    お祝いメッセージありがとうございます。久しぶりのこのサイト、外観も中身もすっかり変わってしまって驚かれたと思います。
    「美貌の盛り」をやっていた頃から基本的に何も変わっていないつもりなんですが、昔連呼していた「無茶してナンボ」という言葉は今だと全然使わなくなったな、とふと気づきました。無茶できなくなったんだろうなぁ。
    また20年後、「まだやってたのか」とidekenrrさんから言われるよう、これからも頑張ります。

  • おかでん殿
    結婚式前後の事連載が完結してからコメントさせていただこうと思い、遅くなりました。
    連載もさぞ工夫された事とおもいます。
    今まで通りのアワレみ隊ontheWeb連載の流れで、スペシャルイベントを違和感なく読ませていただきました。
    奥様そしてご子息と末永くお幸せに!
    にしても両家参列の式とは言え準備がこんなにも大変だったとは…。
    自分達は諸事情により2人だけで新婚旅行を兼ねてのラスベガス挙式(ジョン・ボンジョヴィと同じチャペルを妻が熱烈希望)だったので、現地日本人コーディネーターにお願いしたくらいですが。
    話は飛びますが、高校野球選抜大会の日程次第では、大阪から広島へ延泊してますゐ訪問を企んでおります。昼・夜・昼&特ランチ弁当なんてシミュレーションし始めただけで涎が止まりません!

  • 軍曹殿>
    ラスベガス挙式すげー。そんなことをやっていたんですか。しかも2人だけって、逃避行みたいですごいですね。
    そういえばラスベガスって、質屋とチャペルが非常に多かったような気がする。
    結婚もギャンブルといいますが、軍曹殿はそのギャンブルに勝ったようでなによりです。

    ますゐ詣で、ぜひご堪能あれ!僕も最近のますゐについては全然疎いので、最新情報入手のために足繁く通ってみてください!!

  • おかでん殿
    事実上の高飛びってやつです。
    その前は同級生とか野球部同期の友人達がお祝いの会を開いてもらったので、感謝しています!
    (実家出禁も半年後には解除されました。)

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