コロナ時代、帰省を諦めテントを張って川で過ごす【みよりふるさと体験村1】

ペニーレインのイートインスペース(店内)。

お客さんでにぎわっている。

あちこちにビートルズにまつわるものが飾られている。

ビールサーバーはアルトサックス。

これはたぶんビートルズと関係ない。でも、サックスがビールサーバーって初めて見たのでびびった。

うまそうに見えるかというと、それはちょっと微妙。僕が若かりし頃金管楽器を吹いていたので、楽器の「金属っぽい匂いと味」が頭にこびりついているからだ。

ほー、ペニーレインはオンラインでパンの注文ができるのか。中身はお店お任せの場合、本州なら4,000円。送料も込みでこの値段だから、ええと、どれくらい入っているかな。気になるので一度頼んでみたい。いや、でも那須だったら直接お店を訪問したほうが早いか。

あーあーあーあー

どすっと買ってしまったパン。

パンをこんなに買った経験、人生で初だよ。盛り上がっちゃったんだね、ほんと。

人の目を気にする性格の僕は、たとえ妻とはいえ他人の目があれば買いすぎることはしない。「ちょっと、買いすぎじゃないの?」と冗談でも言われたら傷つくからだ。

それでも!抑制しても!この量!

それだけ、このお店は間違いない、と思ったからだ。そしてそれは僕だけでなく、いしもそう思ったということだ。

こんなにパンを買ってどうするんだ?ということは頭にあるんだけど、「まあ、朝晩食べればいいよね」「僕らお昼ご飯がまだだから、これからさっそく食べるし」なんて言い訳ばっかり考えている。

車に戻って、さっそく食べる。

敢えて目星をつけることなく、くじびきの要領で袋に手を突っ込み、「デレレレレ・・・・ドン!」とドラムロールの効果音を鳴らしてパンを一つ取り出す。

「あっ、これがきたかぁ」などと言いつつ、食べるのは楽しい。

お店に入ったときに感じた「あっ、これはうまいやつだ」という予感は的中。

ここのパン、本当においしい。びっくりした。もちろん、そのおいしさには「その割にはお値段が安い!」というのも含まれている。高くてうまいパンというのは東京にいくつも存在するけれど、ここは「値段が比較的手ごろ」というのがうれしい。

異論は認めるけれど、僕にとってのベーカリーの魅力って「あれもこれも買っちゃって、それをパクパク食べる喜び」だ。だから、「つい買っちゃった」という気のゆるみが許される程度の値段であってほしい。

ペニーレインは激安というわけじゃないけれど、「那須高原に来た!」というテンションの昂ぶりの中で買うにしては安いと思った。だからその結果が、袋いっぱいのパンだ。

これはなんだったかな、「リンゴスター」か。

二人とも、よっぽど腹を空かせていたのか?というくらいあれこれ食べた。ああ、でもそりゃそうか。朝はパンとスープで、午前中は川遊びと温泉だった。そして今は夕方。そりゃお腹が空くわけだ。

そんなわけで、餃子で始まってパンで終わった「みよりふるさとキャンプ場での天幕合宿」、川遊びというこれまでにないアクティビティも加わりつつ楽しむことができた。

巷はお盆。実家に帰省できなかったけど、兄弟で会うことができたし楽しかった。

(この項おわり)

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