
15:41
高崎駅に戻ってきた。
行きと同様、東京へ帰る交通手段は高崎線(上野東京ライン)のつもりだ。そのかわり、グリーン車利用。
便数は多いし、予約はいらないので気が楽だ。何か高崎で思い残すことはないか、駅ビルの「モントレー」を見て回る。
すると、「茶フェ ちゃきち」というお店を見つけた。
一見、普通のお茶屋さんのように見えるのだが・・・

たくさんの抹茶ジェラートが売られていた!
味の濃さは6段階ある。一番濃い「極」は、「これってジェラート!?スイーツの領域を越えた抹茶」という解説がなされていた。おいおい、挑発されているぞオレ。
一段・・・抹茶は苦手だけど挑戦したいあなたへ
二段・・・濃い抹茶は初めてで不安なあなたへ
三段・・・抹茶好きなあなたへ
四段・・・お茶屋の特別な抹茶を冒険したいあなたへ
五段・・・新しい抹茶の世界を知りたいあなたへ
極・・・・これってジェラート!?スイーツの領域を越えた抹茶
だ、そうだ。
こうやって抹茶ジェラートの食べ比べができるお店としては、静岡にあるお茶屋さん「ななや」が有名だ。「ななや」では7種類の抹茶ジェラートを選ぶことができる。
また、その「ななや」の抹茶ジェラートは東京・裏浅草のお茶屋「壽々喜園(すずきえん)」でも食べることができる。ただ、ここはいつもお客さんで溢れかえっていて、もはや気軽に食べられる状況ではない。最近、ついに整理券製になった。それくらい客が多い。
その点、ここは待ちゼロ!食べるしか!

たぶん、3段と極を二色盛りにしたと思う。これで520円。
せっかくだから、と「極」を選んでしまうのは当然。ではあともう一つはどうする?となったら、1段とか2段は選びづらい。「極」との対比として、対極にある味のものを選びたい気持ちはある。しかし、1段や2段が「苦いのはイヤー」という人向けに用意されたフレーバーで、全然抹茶っぽくなかったらどうしよう?という不安がある。
というわけで、3段と極、という選択肢になるのだった。
たぶん、もう一度このお店を訪れても、僕はやっぱり同じチョイスをしてしまうと思う。前回のチョイスをすっかり忘れて。
たぶん、極の一歩手前の五段あたりが一番美味いんじゃないかと思うんだがなあ、どうなんだろうなあ。濃ければ良い、っていうもんでもないだろうし。

上野東京ライン、普通・平塚行きがホームに停車していたのでこれに乗る。
普段僕は上野東京ラインに乗ることが少ないので、たまにぼんやりしていうっかり湘南新宿ラインに乗ってしまった、ということが起きる。あのときの絶望感といったらない。埼玉県の浦和駅を出た電車は、どんどん京浜東北線の駅をすっ飛ばして軽快に都心部に近づいていく。「ああ、もうそろそろ上野だな」と窓の外に広がる尾久の車両基地を眺めていたら、そのままコ゚ーと轟音を立てて池袋方面へとトンネルを潜っていってしまう。唖然としているうちに通り過ぎるは駒込駅。違う、そっちじゃない。
今回は間違いなく上野東京ラインに乗ろう。

グリーン車に乗って帰る。
金持ちだからグリーン車を使うんじゃない。いくら新幹線を使わずケチって在来線の旅をするといっても、ロングシートまたはボックスシートで2時間弱を耐えるのは厳しい。
昔は青春18きっぷを使って16時間、東京-広島往復は当たり前だった。もちろんロングシートに長時間座るのは平気だった。でも今、ロングシートで2時間乗ってね、と言われたら「いやーそれはちょっと」と尻込みする。
体力的に厳しいというわけではない。できるんだけど、「旅の終わり」の余韻に浸れないのは嫌だ。隣や向かいの席の人がひっきりなしに入れ替わったり、駅に着くたびにプシューと扉が開いたり閉まったりするのは慌ただしい。グリーン車だと、扉が遠くにあるので静か。昨日今日なにがあったか、思い出しながら旅を締めくくるにはぴったりだ。

で、反省会ですよ。片方を紛失したイヤホンを前に。
どうしてこうなった、と。
(この項目おわり)
コメント
コメント一覧 (2件)
応仁の乱の西軍の総大将山名宗全につながる山名氏は、この地方の豪族が発祥だそうです。
歴史を感じる地名ですね。
ゆうどんさん>
おおーーー山名宗全!久しぶりに聞いた名前だ!赤入道!
僕は高校時代、社会の選択は日本史だったんですが、
・明治大正あたりで時間切れになって、戦後まで習わなかった
・明治時代に入ってから文化・芸術・政治・経済・世界情勢が入り乱れ、わけがわからなくなった
・南北朝・応仁の乱あたりのゴタゴタをちゃんと記憶できなかった
ということで今や殆ど覚えていないです。みなさんはどうなんですかね?覚えてます?日本史。
一応学生時代に日本史の成績は良かったので、当時は記憶力のみでなんとかなっていたんでしょう。でも、すぐに忘れてしまったのは残念。