
14:17
朝一番に訪問先を間違えて「高崎工場」を訪れてしまった、ガトーフェスタハラダ。今度こそ、本社工場にやってきた。
ちゃんとここはゲートが開いている。そして工場見学のために訪れた一般車両が出入りしている。よし、間違いない。
この建物も、高崎工場のようにギリシャ建築風の柱がデザインされている。

工場内は撮影禁止。
生産ラインを見ることができる場所はあまり長くなく、あっという間に見終わってしまう。
工場見学をすると、グーテ・デ・ロワを1きれ貰えるので、いただく。「持ち帰らずに、その場で食べろよ」という無言のメッセージで、密封されていない袋に入れて渡された。

14:47
工場の隣には、ハラダ製品を販売している大きなお店がある。
もともと贈答品用が強いメーカーなので、売られているのはまさに贈答品。自宅に旅のお土産として買って変えるにはちょっとオーバースペックだったので、買うのはやめた。

歩いて新町駅まで戻る。
途中目についた看板。今どきDVDを売っているのを売りにするのが懐かしさを感じる。そして、スーツ姿の男性がキリッとした顔で描かれているのが、「だからなんなんだ?」感があってインパクトある看板だ。
333円から、と書いてあるが、実際に333円で売っているものはどんなものなんだろう。

15:00
新町駅に戻ってきた。
このまま高崎駅に戻って、ホテルにチェックインしても良いのだけど・・・まだもう少し時間があるので、さらに歩き回ってみよう。

15:15
ということで、本日のスタート地点である倉賀野駅にやってきた。
今度は、自転車置場しかなかった北口側ではなく、反対の南口側だ。
こっちのほうが開けている、と思ったが、どっちもどっちだった。
見ろ、駅の改札に通じる連絡通路を下りた目の前にタクシーが停まっているんだぞ。「横付け」ではなく、「縦付け」になっているタクシーを見たのは初めてだ。

倉賀野駅南口がわ。
ロータリーのような気の利いたものはなく、駅からでたらすぐに家だ。
そして、旅人を挑発するように、道がV字型に枝分かれしている。「どっちに行くんだい?」と聞いているかのようだ。
僕が行きたいのはここ。
山名八幡宮。
倉賀野駅からはそれなりに遠く、駅から約4キロ、1時間近くかかる。
どうしても行きたい場所というわけではないけど、「なんか面白そう」という理由で行ってみることにした。この神社の目の前に上信電鉄が通っており、参道はその線路の下を潜っているという話を聞いたからだ。
それ以上のことは調べていない。あんまり事前情報を調べすぎると、面白くなくなるからだ。今の人はやたらとネットで事前情報を調べすぎ、旅行がまるで「答え合わせ」だったり「他人の旅行記をなぞる旅」になりがちだ。今回の僕はできるだけそうならないように心がけている。
かといって、僕の性格上、「無計画な、自由気ままな旅」というわけではない。「行ったら面白そうな場所」をあらかじめたくさん仕込んでおく。「たくさん」なのは、深く調べないので、気になったものをどんどんリストアップしているからだ。そして、当日旅先で、気が向いたらそのリストの中から行く場所を決めていく。
雑に「行きたい場所リスト」を作っていくのは、Googleマップというのはとても便利だ。ガイド本を手にしたが最後、ガイド本に載っていることが正義になってしまい、視野が狭くなってしまう。そして、「せっかく遠方に旅行したんだし、このお店とこの観光地はマストで寄りたい」などと、義務感があれこれ発生してしまう。
一方、Googleマップで気になる場所探しをしていると、思わぬ発見が地図上で見つかるので面白い。さらには、地図を起点に立ち寄り地を決めていくので、土地勘が自然と身についていく。ガイド本に基づく旅行先探しでよくありがちな、「ここは行きたいけど立ち寄ると遠いなあ」ということがない。
で、山名八幡宮ですよ。
途中、バスもないしタクシーを呼ぼうと思っても難儀しそうだ。一度歩き出したら、「疲れた。面倒だからもうやめよう」とはいかない。ひたすら黙々歩くしかない。でもそれがいい。心の癒やしだ。

そろばん教室の看板。なんで撮影したのか忘れたけど、わざわざ撮影したということはなにか面白かったんだろう。

15:26
烏川、という川大きな川を渡っていく。

烏川。
高崎旅行で、こんなところを一人てくてく歩くというのはいいよな。友達や家族との旅行だったら、絶対こんなところは歩かない。反対する人がでてくるはずだ。
そういえばこういう気ままな一人旅って久しぶりだな。同棲・結婚・出産の間は、旅行といえば常にパートナーのいしが一緒にいたし。
いしは付き合いがよくフットワークが軽い女性だが、さすがに「これまで数時間歩いてきたけど、まだ日が沈んでいないし、さらにこれから1時間歩こうぜ。行き先はよくわかんないけど、とりあえず神社」って伝えたら「行きたくない」と言うと思う。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2件)
応仁の乱の西軍の総大将山名宗全につながる山名氏は、この地方の豪族が発祥だそうです。
歴史を感じる地名ですね。
ゆうどんさん>
おおーーー山名宗全!久しぶりに聞いた名前だ!赤入道!
僕は高校時代、社会の選択は日本史だったんですが、
・明治大正あたりで時間切れになって、戦後まで習わなかった
・明治時代に入ってから文化・芸術・政治・経済・世界情勢が入り乱れ、わけがわからなくなった
・南北朝・応仁の乱あたりのゴタゴタをちゃんと記憶できなかった
ということで今や殆ど覚えていないです。みなさんはどうなんですかね?覚えてます?日本史。
一応学生時代に日本史の成績は良かったので、当時は記憶力のみでなんとかなっていたんでしょう。でも、すぐに忘れてしまったのは残念。