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食い地獄の狭間にて
グルメが良貨を駆逐する
吉備団子を与えた事によって、犬・猿・キジを味方につけた桃太郎。彼らの活躍で鬼退治に成功した。ここで情けないのは、吉備団子以上の美味と快楽を提示し犬たちを誘惑できなかった鬼のふがいなさだ。 なんで吉備団子ごときで忠誠を誓った犬畜生に太刀打ち... -
食い地獄の狭間にて
フン転がしだっていいじゃない
アメリカに一週間滞在し、その食事のまずさに痛く感動してしまったおかでんである。って事で、このコーナーのネタになるような内容をたっぷりと仕入れてきたんだけどあえて公表はやめておこう。いずれ、まとめて掲載しようと思う。 まあ、それにしても食文... -
食い地獄の狭間にて
お客様満足の果てに
白木屋の話の続き。店員がオーダーを聞くとき、必ず跪いて「お客様と同じ目線の高さ」になっていたのには笑えた。まるで銀座やら赤坂やらにあるお店みたいだ。思わず「いい雰囲気だねえ、もう30分延長しようか」なんて言ってやろうかと思ったけど、まあ理... -
食い地獄の狭間にて
洋式便所がもたらしたもの
コンパの学生たち。お願いだから、トイレでくたばるのはやめてくれ。 考えると、昔はよかった。落とし便所だったからだ。トイレでちょっと気を許すと、ヒトとしての尊厳を一生取り戻せないような惨事が発生する。これじゃ、いくら酔っていてもトイレでは気... -
食い地獄の狭間にて
「畑の肉」って何ぞや
「畑の肉」なる食べ物を食べた。 この写真の右側が「畑の肉」。(ちなみに左側はザーサイ。間違えないように。) 見た目はほとんど牛肉の大和煮。で、味も大和煮の味だ。缶詰でこういうの、あるよなあ・・・ってヤツ。まあ、甘辛く煮付けてあるので、牛肉の... -
食い地獄の狭間にて
駆け抜けろ、夏
中山美穂が出演している、「一番絞り」のCMが今熱いのである。夏には「巾着なすぅぅー」と悶絶しながらぬか床をこねくり回す光景が全国のお茶の間に流れた。その独特の言い方にいい加減げっぷ気味になっていたら、今度は「鍋底だいくぉぉぉん」ときたもん... -
食い地獄の狭間にて
恍惚の湯けむりの中で
うどんやそばのつゆを全部飲むのは塩分とりすぎで体に悪い、なんてことはテレビ雑誌等でさんざん告知された話なので、ほぼ日本人全員に浸透した認識だと思う。しかし、しかし。なぜか鍋の残り汁で雑炊を作るだとかうどんを作るといったことに関しては、全... -
食い地獄の狭間にて
炒おにぎり
チャーハンを漢字で書くと炒飯。しかし、この料理が日本語に訳されると「焼きめし」になってしまうのはどういう事だろう。「焼く」と「炒める」を同じ行為だと昔の人は解釈していたのだろうか。では、逆に「焼おにぎり」ってのを「炒おにぎり」と表現して... -
食い地獄の狭間にて
冷やし中華終わりました
「冷やし中華始めました」という張り紙はよく見かけるけど、「冷やし中華終わりました」っていうのは見たことがない。一体どういうことなんだろう。スーパーだって、玉子が売り切れたら「本日玉子は売り切れました」って張り紙くらいは出すだろう。そんな... -
食い地獄の狭間にて
ニセ料理『風』
料理名に「風」というコトバがつけば、婉曲に「僕は偽物ですよ」といってる事に他ならない。「風」を意訳すると、さしずめ「○○みたいな」「○○を意識した」ということになるのだろう。決してポジティブな意味じゃない。 そんな事で、広島人は地元のお好み焼... -
食い地獄の狭間にて
貧乏と天ぷらの相関関係
貧乏・金持ち判別法を思いついたので報告しよう。 ある程度満腹の人に、「天ぷら」というコトバを聞かせる。そのとき、「うわ油っぽいなあ」と顔をしかめた人は貧乏人、「うん最後に天茶でしめるのもいいね」とにやりとするのはお金持ち。 ちなみに俺は貧... -
食い地獄の狭間にて
時は流れて・・・
家の近くに居酒屋チェーンでおなじみの「白木屋」ができたので、モノは試しとおじゃましてみた。さすが元レンタルビデオ店。居酒屋にしてはなんか作りが奇妙だ。どう考えても「おいそこは二階に上がる階段の邪魔だろう」ってトコロにテーブル設置してたり(...