アワレみ隊奥のマゾ道

2004年05月06日(木曜日) 5日目

【再掲】東北道の駅全マップはこちら
//www.thr.mlit.go.jp/road/koutsu/Michi-no-Eki/touhoku.html
事前に地図を確認して、どのルートで行くのが最短になり得るのか、考えてみよう。

ちなみに、随時新しい道の駅ができているため、2004年5月時点よりも増えています。現在の道の駅MAPと見比べながらこの連載を読破していくと、「ヘンなルートを通ってるな」「あれ?道の駅を一カ所飛ばしてるぞ」というところが随所にでてきますが、時代の流れということでご了承を。

3日目朝

5日目の朝がやってきた。

テントのすぐそばを、犬のお散歩で歩いていく人が通り過ぎていく音で目が覚めた。テントの中にいると、外の音が非常に大きく聞こえてとても気になるものだ。

本来、テントの中だと熟睡できないものだが、体が馴染んできたからだろうか、気持ちよく寝ることができるようになってきた。わざわざテンピュール枕を持ち込んでいるからかもしれない。枕がしっかりあると、硬い床と寝袋でも快適に眠ることができるのは一つの発見だ。今までは、枕らしい枕がない状態で眠り、肩が痛いやら寝返りのたびに目が覚めるやら、という状況だった。

まだ6時台だというのに、ランドセルを背負った小学生が横をトコトコと通過していった。「わ!テントだ!」と軽く驚いて、一瞬見入っていた。そうか、今日は学校がある日か。5月6日木曜日、今日は平日だ。

[05/06 AM07:06 No.065 道の駅 はしかみ(階上ふるさとにぎわい広場) 累積走行距離2278.0km]

夜が明けて、はじめて自分が泊まっていた道の駅の全貌がわかるのは相も変わらずだが、ここはこんなに広いスペースがあるとは知らなかった。超巨大「だるまさんが転んだ」ができそうだ。

はしかみ

この道の駅では、地元で採れたあわび、うにを生産物直売所で売っていたり、それらの料理を併設レストランで提供しているという。しかし、深夜から早朝までしか滞在していなかったわれわれにはとんと無縁な話だ。朝早くから開いていてバイキングなんてやってる「むらやま」の方が特殊。

身繕いをし、本日の行程達成に向け心身ともにウォーミングアップする。

営業時間外にご来店されたお客様へ

全ての準備が整い、テントをはじめとする荷物を車に押し込んだところで本日もスタンプラリーを再開。まずは、この「はしかみ」でスタンプを探す。

見つけたスタンプ紙は、わざわざ「営業時間外にご来店されたお客様へ」と印刷された紙が用いられていた。細かい気配りだ。これだけでもなんとなくうれしい。

・・・とはいっても、この紙をぺたりと台紙に貼り付けるにはサイズがでかすぎるので、結局文字が印刷されている上と下はばっさりとカットされてしまったが。

これにて、青森県25カ所の道の駅は制圧完了。コンプリートした県は山形、秋田、青森と3県目になった。今日を入れてあと3日間で、岩手26カ所、宮城9カ所、福島の残り6カ所・・・合計41カ所を回らないといけない事になる。

とはいっても、3日間で41カ所、ということは1日平均14カ所回ればいい事になる。スタート当時は、「1日15カ所平均で回っても7日間じゃ周りきらない」という状況だったことを考えれば、随分と平均値を押し下げた事になる。さすがに昨日、酸ヶ湯温泉からスタートして火が出るような闘争心で先に進んだ甲斐があった。

5日目の行程、スタート

5日目の行程、スタート。

ルート選定は非常に悩まされた。岩手県は26カ所も道の駅がゲリラ展開しているという、東北道の駅では最多の駅数を誇る。・・・誇ってるかどうかは知らんが。もともと広い面積を誇る岩手県だが・・・だから、誇ってるかどうかは(以下略)

兎に角、広い岩手県のなかにまんべんなく道の駅が散らばっている状況だった。馬鹿正直に、北から順に攻めていき南下するという戦術を立てると、相当ジグザグに移動しなければならない。しかも、岩手県の場合、海側と盛岡や花巻がある内陸との間には山地が広がっており、この山越えを頻繁にやるのはどう考えても得策ではない。

どう進めば最も効率が良いのか?なかなか結論が導き出せなかった。5日目ということもあり、ここでの行程決定は最終日までのルートを決定づける。今までは「その日、行けるところまで行けばいいや」という比較的その日暮らしの判断で済んだが、今日はそうは行かなかった。

二人がかりでうんうん唸った結果、われわれが目をつけたのは岩手県の背骨を貫いている東北自動車道だった。高速道路を使えば、当然ダイナミックに時間短縮が図れる。最短距離優先でのルート選定よりも、高速道路を有効活用した時間短縮ルート選定を考えるべきではないか、というわけだ。

結論としては、相当大胆なルート選定が決定された。

「三陸海岸沿いに岩手県を南下。内陸の道の駅は当面無視。宮城県まで南下した後、『6.おおさと』で反転し北上再開、今度は岩手県の内陸部分を攻める。そして、『20.くずまき高原』まで北上し尽くし、岩手県下の道の駅を制圧したところで東北自動車道に乗り大胆に南下、宮城県の残りと、福島県の残りを片づけて最後福島県『9.はなわ』にて106カ所完全制覇終了」

すなわち、広大な岩手の大地を、1往復半も満喫することになる。これがベストな解なのかどうかはいまだにわからないが、東北自動車道を使って時速100kmで一気に南下できるので、実走距離以上に時間短縮効果はありそうだ。

本日の目標としては、宮城県は松島の近くにある「おおさと」まで進めればいいかな、というところだ。今日中に「いったん南下」は終了させ、翌日が「再度北上」、最終日に「ジェットコースターのように南下して一気にゴール」という段取りだ。

具体的なルートとしては、

「2.はしかみ」>(岩手県突入)>「4.おおの」>「25.おりつめ」>「12.白樺の村やまがた」>「7.のだ」>「9.たのはた」>「6.いわいずみ」>「8.たろう」>「16.やまだ」>「18.さんりく」>「2.高田松原」>(宮城県突入)>「5.大谷海岸」>「9.林林館」>「2.津山」>「7.米山」>「6.おおさと」

といったところか。ここまで進めば、その後は随分と楽な行程になるはずだ。

岩手県

「よーし、行くぞぅ」と5日目にしても衰えることのないやる気をもって、ハンドルを握る。「はしかみ」から車でちょっと進めば、もう岩手県だ。さあ、今日と明日で隅々まで満喫させてもらおうじゃないの。

[05/06 AM07:50 No.066 道の駅 おおの(おおのキャンパス) 累積走行距離2314.3km]

岩手県一発目の道の駅として到着したのは、道の駅おおの。まだ開館時間前ということもあって、人の気配は駐車場含めて全くなかった。

道の駅おおの

それにしてもここは広い。地元の農産物を直売する建物のほかにも、木工や陶芸ができる体験工房があったり、入浴施設があったり、パークゴルフ場があったり。おっと宿泊施設もあるのか。凄いな。

標識の前で記念撮影

駐車場スペースを除いて、ここまで巨大な敷地を持つ道の駅はなかなかないんじゃないかと思う。とりあえずまず先に、標識の前で記念撮影。

食の館おおの

広い道の駅は、それだけスタンプのありかを探すのが非常に面倒になる。手分けして探していたら、「食の館おおの」と書かれた看板の横にスタンプが押印された紙が用意されて・・・

い な い。

品切れをおこしてる!またか!

二人してその場に崩れ落ちてしまった。またもや用紙切れで立ち往生を食らうことになろうとは。あああ。

幸い、朝だったのであと1時間かそこら待てば、道の駅がオープンするはずだ。しかし、まさか1日の行動を開始した直後にこの仕打ちはあまりにサドっ気満々ではないか。あまりのきついお仕置きに、ただただわれわれは膝をガクガクさせるしかなかった。

でも、諦めきれなかったわれわれは、「他のところにもあるかもしれない」と広い敷地内に点在する施設をくまなく調査しはじめた。これだけ広いのだから、もう一カ所くらいスタンプ紙が設置されていてもおかしくはない。現に、今までも「建物の入り口」と「お手洗いの入り口」の二カ所にスタンプ紙を置いてくれていた道の駅はいくつもあった。ここも、ひょとしたら・・・という一縷の望みを託して。

すると、あった!ちょっと裏手に位置する別棟の建物に、スタンプ紙がぶら下げてあったのだった。「うおー、ありえん!」と叫びガッツポーズをしながら、紙をゲット。ロールプレイングゲームで、勇者がダンジョンの奥で宝箱を発見した気分だ。良かった、これで「1時間も待ちぼうけをくらう」という無駄は省略できた。何しろ、今日は下道、しかも海沿いの道を使って岩手県を通過しないといけないのだ。時間はいくらあっても足りない。無駄はできない。

一人一芸

スタンプ紙を確保した建物には、建物に囲まれるかたちで広場があった。その広場には「一人一芸交流会」という仮設の舞台が作られており、今や芸人の登場を待ちわびている状況だった。

「なるほど、ではここで一人一芸をしている写真を撮ろう」

と、何も考えずにセルフタイマーで撮影。一芸、といってもセルフタイマーの10秒の間では何も思いつかなかったので、思わず「コマネチ」をしてしまった。うわ、それはただのパクリだし、芸でもなんでもないんですが。

歓迎 一人一芸の里おおの

「歓迎 一人一芸の里おおの」

と書かれたのぼりがはためいていた。どうやら、大野村では「一人一芸」を標榜しているらしい。これは面白い。

「せっかくだから、道ばたで村人に出会ったら声をかけて、一芸やってもらおうぜ」

という事を話し合ってこの地を後にしたのだが、残念ながら村民と出会う機会に恵まれず、そのまま一人一芸の村をあとにしてしまった。惜しい。

[05/06 AM08:28 No.067 道の駅 おりつめ(九戸政實公の郷) 累積走行距離2314.3km]

今日は海沿いの道を攻めるのが前提だったが、この「おりつめ」だけは今日中に片づけておかないと塩梅が悪いので、「おおの」から内陸に向かう。

道の駅 おりつめ

のどかなところだ。

シートベルト着用

特にめぼしい記念撮影ポイントが無かったので、道路情報を表示している電光掲示板の前で撮影をすることにした。

画面は、数秒おきにころころかわるのでタイミングが難しい。セルフタイマーを設定して10秒後に、ちょうどここが「道の駅おりつめ」であることを証明する表示になっていないといけない。

・・・撮影失敗。「シートベルト着用」という記念撮影とはほど遠い表示でシャッターが降りてしまった。

撮影成功

何度かやり直しをして、ようやくうまい具合に撮影成功。おりつめ制覇!

[05/06 AM09:03 No.068 道の駅 白樺の村やまがた(ガタゴンサライ) 累積走行距離2370.1km]

長い駅名だ。「白い森おぐに」というのも以前あったが、「白樺の村やまがた」はもっと長い。しかも、施設名称である「ガタゴンサライ」って一体なんだ。

白樺の村やまがた

目の前のふるさと物産センターの名前がまさに「ガタゴンサライ」というらしいが、相変わらずよくわからない。ドラゴンフライといえば英語でトンボのことだし、イカフライといえばビールのおつまみによく合う料理だ。

後になって調べてみたが(現地では調べていないというのがわれわれの企画を象徴している)、「ガタゴン」とは山形村で発見された謎の足跡をもつ生き物(?)の名前だという。あ、なるほど、「ガーゴン」「バラゴン」などの「ゴン」か。山ガタ村の怪しい生き物だから「ガタ-ゴン」なわけね。

それにしても施設名が「ガタゴンサライ」とは何とも物騒だ。さらわれちゃうのか。

仕事中

建物は新しく、開放的な感じで好印象なものだった。

が、施設内見学はしないで会社にTEL。平日の朝だ、会社を休んでいるとはいえ状況確認をしないと。しばらく課長と業務連絡をする。

「で?おかでん君、今どこにいるの?」

「ええと、岩手の山形です」

「え?何だそれは?」

記念撮影後出発

仕事のやりとりを終了後、出発。

[05/06 AM09:51 No.069 道の駅 のだ(観光物産館ぱあぷる) 累積走行距離2403.0km]

車は久慈市に向かい、いよいよここからは陸中海岸沿いに岩手県沿岸部の大移動開始だ。走る国道45号線は、併走する三陸鉄道を右に見、左に見と糸を紡ぎながら進んでいく。非常に仲むつまじい。

道の駅 のだ

そんな先に道の駅のだ。ここは、三陸鉄道の陸中野田駅と一緒になっている道の駅だった。道の駅兼鉄道の駅。まあ、要するに立派な物産館がある駅舎にすぎないわけだが、これも道の駅として認定されている。面白い。

牛さん

昔はこの野田は製塩業が盛んだったらしく、秋田や盛岡に牛を使って塩を運び、穀物と交換して戻ってくるという事をやっていたという。その牛さんが道の駅の前で像になっていたので、記念撮影。

お魚センター

道の駅の近くにお魚センターがあったので、立ち寄ってみる。いろいろなとれたて(と思われる)魚が発泡スチロール箱に並べられ、無念そうな、しかし食べて欲しそうな顔をしてこちらを見つめていた。

値段も手頃だ。むぅ、イナダ一匹買いたい。

アホなことを考えるな、生魚買ってどうするんだ。後部座席に積んでいるうちに腐るぞ。生臭い車で一日中移動するのはいやだ。

握りこぶし大のおにぎり

当たり前のことだが、何も戦利品を得ることなく退却。面白かったので良しだが、われわれの旅では生ものは無理だ。しかも調理を必要とするものはなおさらだ。

・・・一応、自炊できる装備はトランクに積んである。まな板から調味料から一式すべて。しかし、実際問題夜の10時近くまでバタバタと走り回っている現状では、とてもじゃないが自炊なんてできっこない。やる気力が起きない。だから全て外食だ。

おっと、しぶちょおはさきほどのお魚センターで握りこぶし大のおにぎりを入手していた。これが朝ご飯代わりというわけか。

[05/06 AM10:40 No.070 道の駅 たのはた(パーク思惟大橋) 累積走行距離2439.3km]

ひたすら国道45号線を南下だ。「そこ、右!」などと助手席の人が指示する必要は全くない。正直、暇だ。「今晩は仙台あたりで牛タン食べるのかな?」なんて、早くも夕食のメニュー選定に入る。唯一の自由時間となるのが夕食タイムなので、随分と早い時間から期待感を込めて話題にのぼる。

たのはた

道の駅たのはたは、思惟大橋(しいのおおはし)のたもとにある道の駅だ。巨大な施設ではなく、身の丈にあったサイズの道の駅でなんだか和む。

田楽

しぶちょおがおむすびを朝ご飯として食べていたのを横目で見ていたら、こちらもおなかが空いてきた。田楽が炭火であぶられていたので、購入。割り箸に豆腐を突き刺し、あぶりながら味噌を塗った非常にシンプルな料理だ。

うん、美味い。こういう「ひたすら走り続ける」といった変化に乏しい行程の場合、道中の食べ物は「熱い」「冷たい」「辛い」など、五感に強く訴えかけるものの方がおいしく感じる。その点、あっつい田楽は正解。「はふはふ」と言いながら、一口、また一口と食べる。

思惟大橋のたもとで田楽を食べる

道の駅のすぐ隣は思惟大橋。全長315m、高さ120mある高度満点な橋だった。

・・・写真は、なし。

写真撮影しようと何度か試みてみたのだが、眼前に迫るそのスケールを標準レンズで捉えることはできなかったため。

仕方がないので、橋の標識の前で一枚。

記念撮影

田楽程度ではおなかいっぱいになるわけではないが、まだまだここから海沿いを南下していくわけで、「海の幸」をどこかで楽しむ事ができるだろう。その時に期待。

この企画の前半戦の時のような逼迫感は随分と和らいできた。その気になれば、ちょっとくらいは観光してもいいんじゃネーノくらいの認識にはなりつつあった。・・・とはいっても、10分とか15分程度の寄り道だけど。

さて、次行こう。

[05/06 AM11:02 No.071 道の駅 いわいずみ(わくわくハウス) 累積走行距離2452.0km]

わくわく。

わくわく。

わくわくハウス

わくわくハウスたぁなんだ。ちょっとうれし恥ずかしな名前だ。名付け親と、それを了承した周囲の人たちの事を想像して、違う方向でわくわくしてしまう。

「国道45号線南下大作戦」の途中だったのだが、このいわいずみだけはちょっとだけ内陸に入ったところにある。エメラルドグリーンの湖面が怪しい地底湖「龍泉洞」が近くにあるので非常に気になるし行ってみたいが、恐らくそんな寄り道をすると今までの努力が全て無駄になるくらい時間を浪費しそうなので我慢。今日も明日も明後日も、われわれがお邪魔するのはひたすら道の駅。

道の駅ご案内図

おりつめ同様、「道の駅いわいずみ」と時折表示してくれる道路案内電光掲示板があったのだが、また不毛なセルフタイマーとの戦いをするのはイヤだったので、わかりにくいけど道の駅ご案内図の前で記念撮影。

[05/06 AM11:35 No.072 道の駅 たろう(観光情報センター) 累積走行距離2477.2km]

いわいずみから国道45号に復帰し、また南下政策をとる。海沿いの道かと思いきや、ちょっと内陸を走るために海はほとんどといっていいほど見ることができない。小学校の時に習った「リアス式海岸」を社会科見学できると思ったのだが、残念。やはり、崖っぷちの海岸線というのはいったん観光遊覧船などにのって海側から見るのが一番ということだな。

道の駅 たろう

せめて、ウミネコくらいは見たかったのだが、考えてみればウミネコってどんな姿をしているのか知らなかった。実物が目の前を飛んでいたとしても、気づかなかったに違いない。おかでんにおける「ウミネコ」とは、椎名誠のエッセイ本に挿絵を描いた沢野ひとしの絵だ。それは、鳥の首から上が、猫になっているというものだった。そんな鳥、いるわけがないのだが、頭の中にインプットされてしまっているのだから仕方がない。

※実際のウミネコは、カモメに非常に類似した恰好をしている。足の色、くちばしの色などで判別可能。

さて、道の駅たろう。ここも、近くに海があるという事を感じさせない、山の中に位置する道の駅だ。「太郎」と書くのかとおもったら、「田老」と書くということは現地について判明した。

シイタケ娘

このあたりはしいたけの産地らしい。

丘の上には、「お土産には日本一の乾ししいたけをどうぞ」という看板がでていた。

その看板に描かれている女性、菅笠をかぶっている和服の昔風な人なのだが、肝心の菅笠がシイタケになっていた。シイタケ娘だ。ふけのかわりに、シイタケの胞子がいっぱい肩に積もりそうな悪寒。

[05/06 PM12:44 No.073 道の駅 やまだ(ふれあいパーク山田) 累積走行距離2523.7km]

5日目も午後の部に突入。たろうから50kmほど走り、やまだに到着。「たろう」の次に「やまだ」とは、何とも人名チックだ。

道の駅 やまだ

「今夜が山だ」といいながら、道の駅に入る。ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!限定のギャグだ。

山田せんべい

何やら、この地では「山田せんべい」なるものが有名らしい。いや、有名かどうかはよくわからんし、実際われわれは初耳だったわけだが、兎に角みやげ物屋に山積みだ。

山田さんという人にお土産として贈ると、とても喜ばれそうだ。

この山田せんべい、米に胡麻を混ぜて作ったものらしい。右側が生タイプ。これを揚げるもよし、焼くもよし、生のままで食べるもよし。左側のものは、既に焼いてあるタイプ。

たくさん「山田せんべい」が売られていたので、ついついしぶちょお・おかでん共に買ってしまった。圧倒されてしまい、「何だか買わなくちゃ後で後悔するんじゃないか」という気にさせられたからだ。

しいたけといったキノコ類は名産

二人とも、山田せんべいを手に道の駅を後にした。

やはりここでもまつたけ、しいたけといったキノコ類は名産らしい。「どうだ!」とばかりに宣伝していた。

しかしだな、「山田のしいたけ」と書かれている下に「モッコリくん」と書いてあるのはどうかと思うぞ。マスコットキャラクター的な名前にしたつもりだろうが、ちょっとネーミングセンスが・・・。

[05/06 PM13:55 No.074 道の駅 さんりく(三陸パーク) 累積走行距離2575.7km]

気がつくとお昼時を大きく後ろにずれ込んでいた。ちょうど昼時が一番脂が乗って前へと進むモチベーションがある時間なので、誰かが「そろそろお昼ご飯にしようぜ」と言い出さない限り、ずるずると前へ前へと進んでしまう。

道の駅 さんりく

本当は一つ前の「やまだ」で食べる予定だったが、いまいちピンとこなかったので次の「さんりく」に昼食を先送りにしていた。しかし、この次の駅までが結構長く、1時間以上を要してしまった。もう時刻は14時。早くお昼ご飯を食べなくちゃ。

浜どこラーメン

しぶちょおが頼んだ「浜どこラーメン」700円。

めかぶ丼

おかでんが頼んだ「めかぶ丼」750円。

車に長時間乗っているとストレスが溜まるので、自然と脂分の多い食事に走りがちだが、今回はヘルシーに。やはり、三陸の海岸沿いを走っていて海の幸を食べないわけにはいかないでしょう。

店を後にした

なんとなく満足して、店を後にした。

ついさっきだって、釜石を素通りしちゃったりしているわけで、何だかつくづく僕らってマゾ旅行やってるよねぇ、なんて状態だったわけだが、ご当地の美味いものが食べられれば何となくオッケーな気になってきた。

[05/06 PM14:58 No.075 道の駅 高田松原(陸前高田シーサイドターミナル) 累積走行距離2604.2km]

時刻はそろそろ15時、日も傾いて来始めた。

道の駅 高田松原

この企画最初の頃は、夕方になると「今日一日でまだ全然進めていない・・・大丈夫なのかこの企画は」と焦燥感にかられる事が多かったが、ようやく今日あたりから余裕が出てきた感じがする。

高田松原は、今日朝から突っ走ってきた陸中海岸南下作戦において、岩手県最後の道の駅だ。すぐお隣は宮城県の気仙沼市。ここをクリアすれば、今度は宮城県エリアでの制圧作戦に戦術が移行することになる。案外ペースが早く進むことができているな。

もちろん、岩手県はまだたくさん道の駅が内陸部に残っているわけで、まさにゲリラ的風情で山中に潜伏している。こいつらは明日以降、一つ一つ掃討作戦にてあぶり出していかないと。

防犯七夕

道の駅の中には、立派な「防犯七夕」の飾りが転じされていた。山車に飾り付けを施したものなのだが、飾りがあまりに多いので山車が完全に隠れてしまっている。何だか、ポンキッキーズのキャラクターみたいだ。

岩手県はこれで終わり

岩手県エリアはいったんこれにて終了。さあ、本日3県目、宮城県へ向かおう。

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