伊豆大島討伐

夕飯

海辺での写真撮影に満足し、宿に戻る。宿に戻ったら、息つく暇もなくすぐに食堂へ。もうお食事時間だ。今日は朝からどたばただ。この夕食を食べた後も、外出する予定があるのでうかうかしていられない。 御神火温泉に入りに出かけ、その後元町集落内にある食事処で、気になる料理を食べようという段取りになっている。だから、ここで夕食をあまり食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしないようにしないと。

「お。鍋がある!」

ちゃんこ鍋が卓上にセットされている。こういう固形燃料料理というのは「旅館」的イメージが強く、「おお旅行に来たな」という思いを強くさせられる。自宅でこういう食事は絶対無理だ。

ただ、エビフライのお皿に、スパゲティのケチャップあえがどどーんと盛られており、このあたりが民宿的ではある。

えびとビール
えびとしぶちょお

なぜかエビフライが妙に気に入ったらしく、ビール瓶の上に乗っけたり、しぶちょおにちょんまげの格好をさせている。どうしてこうもエビフライにこだわっていたのかは今となってはさっぱりわからない。ただ、こういう写真を撮っていて、隣の60歳前後の団体さんたちに「面白いですねー」と笑われたのははっきりと覚えている。

この日の夕食も、シンプルながら大満足。ちゃんこ、刺身、かれいの竜田揚げ、エビフライ、ぬた、明日葉の炊き込みご飯、お新香。

炊き込みご飯とは別に、白米もあります。

この後、外のお店に「まだ食べていない島の名物」を食べに出かける予定なので、あまりここで腹を満たすのはよろしくない。しぶちょおはしばらく「うー」と唸りながら手にお茶碗を持っていたが、結局白米を食べていた。

ご飯満喫中

やっぱり宿メシを食べるには白米がうれしい、おいしい。

天気予報

食堂のテレビでは、NHKの天気予報が流れていた。

明日の天気図を見ると、前線は伊豆大島のはるか東へと遠ざかり、日本列島を高気圧が覆っていた。やあ、明日は晴れそうだ。三原山登山が無事に決行できそうで、われわれの作戦成功、と。

今日は突風が吹いたらしい

本日のお天気は、日本全国突風列島だったようで、あちこちで強風による被害が出ていたらしい。北海道旭川では最大風速24.6mで、大正7年以来92年ぶりのスゲー風だったとのこと。食堂に居合わせた宿泊客一同、「なるほどだから今日は風が強かったんだ」と納得しまくっていた。「宿に籠もって一日中寝ていました」というマイペースな人でない限りは、もれなく全員が突風に体を持って行かれそうになっている。

御神火温泉チケット
御神火温泉看板

夕食後、島に二つある公共浴場の一つ、「御神火温泉」に行ってみる事にする。

こちらは、昨日宿にチェックインした際、宿の方から「割引券がありますよ」と水を向けられたのでチケットを既に購入してある。「浜の湯」と同じ運営のはずなのに、そちらは割引チケットがないというのが面白い。「水着着用の混浴露天・浜の湯」と比べて、「屋内プールもあるけどこれといったインパクトは薄い・御神火温泉」の集客が伸び悩んでいるんだと勝手に推測。

この島に到着した時点では、二人とも「御神火」を「ごじんか」と読む事をどうしても覚えられず、「ええと、アレ、なんだっけ。みかみび?」みたいな事を言っていたが、さすがに二日目夜にもなると、ようやく「ごじんか」と覚える事ができた。

御神火温泉は、夕方に写真撮影をしていた公園の敷地内にある。浜の湯と近い。

おかでんはまたもや、浴衣着用の上街の中を闊歩。最初から最後まで、この伊豆大島で「浴衣を着て歩いている奴」なんて一人も見かけなかったので相当変な光景だったかもしれない。

御神火温泉
館内

立派な建物がお出迎え。浜の湯が、受付および脱衣場が掘っ立て小屋に毛が生えた程度の建屋なのに対し、こちらはやたらとぜいたく。施設内に入ってみると非常に天井が高く、春先のこの時期にこういう光景を見るとやや寒々しさすら感じるくらいだ。

朝軽食の案内
メニュー

この施設、普段は朝9時からの営業なのだが、週末と繁忙期は朝6時半から営業をやっていて気が利いている。フェリーで東京から早朝に到着したは良いが、さてどうしたものか、という時の駆け込み寺として機能してくれる。

そんなわけで、建物内には軽食コーナーも備わっている。朝食だって、提供しているぞ。500円で食パン1枚、ゆで卵1~2個、コーヒーで500円。朝7時から8時のみ、しかも先着10名程度の提供ということでハードルは若干高い。これを目当てに朝訪れてみたら、団体さんが既にイナゴのように食い荒らした後になっている可能性もある。あまり過度にここの朝食には期待しない方が良さそうだ。

昔は「和」と「洋」が選べる朝食があったと聞いているが、朝からいろいろ準備するのは大変なので、簡素化されたらしい。

御神火温泉Tシャツ

うお。こんなものが売られている・・・。

「御神火温泉」「浜の湯」と書かれたTシャツがそれぞれ売られておる。そういえば、昨日見に行った「夜祭り」で居たな、このTシャツ着ている人。

「誰が買うんだこんなの」という当然の疑問に対して、先回りして回答があったか。

御神火温泉Tシャツのポスター

壁に貼ってあるポスター、描かれている女の子が病的な顔をしていて非常に微妙。毛筆で書き殴ったような書体のTシャツとの組み合わせがアンバランスで、それがまた不思議なセンスを感じさせる。

ちなみにこの御神火温泉、初日に見た「割れ目噴火口」から御神火が吹き上げた噴火以降わき出したということで、その名前がつけられたんだと。

伊豆半島の明かりが見える

風呂上がりに、夕方写真撮影をしていた公園で海を眺める。

日没してみると、対岸の街の明かりが非常によく見える。あらためて伊豆半島が目と鼻の先だという事に気づく。

「あれが・・・伊東で、こっちが稲取で・・・じゃああれは下田か」

などと適当に命名しておく。合っているかどうか、しらん。

「見ろ!人の営みがゴミのようだ!」

などとひどい事は敢えて言わない。

元町集落をぷらぷら歩きながら、お目当てであった飲食店「魚味幸(うみさち)」へと向かう。なぜこの店なのか、というとガイド本に掲載されていたからだ。ガイド本、このネット口コミ全盛時代でも影響力はすごい。特にこういう離島になるとネット情報は少なくなるし、探しにくくなる。そうなると、端的に記載されている旅行ガイド本は大変に役立つ。出版社にお金を払って自店舗を紹介してもらう、というのはなんだか袖の下っぽくて美しくないが、実際問題そうやって本に掲載されれば集客がある程度あるんだから仕方がない。

魚味幸

手持ちのガイド本には、このお店をこう紹介している。

人気は日替わりの刺身。食べやすくするため、ハモのように骨切りしてあるサビの背ごしは700円。サビは小骨が多い白身の魚で、大島ならではの味覚だ。脂ののった身に大島さんの青トウガラシの輪切りを添えていただく。

(実業之日本社「伊豆大島八丈島 心と体にいい旅」より引用)

なにそのサビって。ハモみたいな魚なんだと想像するが、「唐辛子の輪切りを乗せて食べる」たぁワイルドじゃあないかぁ。それはぜひ食してみたいぞと。

ネットで事前に「サビ」なる魚について調べてみたのだが、具体的にどのようなものかさっぱり情報が掴めなかった。サビ、という名前は地元特有の方言なのかもしれないし、このあたり限定の生き物なのかもしれない。

「どさん娘」の看板娘にじろっとにらまれているのを意識しつつ、「すまんすまん」といいつつ脇をすり抜けていく。昨日からずっと、「ここはやっぱり『伊豆大島までやってきて、敢えてどさん娘でラーメンを食う』をやらんと」という話が冗談として語られている。あくまでも冗談なのだが、このままだといずれ実現しちまうかもしれん。

お品書き2

店内は地元の方々大半、観光客少々といった感じでそこそこ繁盛していた。

お品書きを見ると、冷や奴やわかめ酢といったいかにも赤提灯的メニューに紛れて「めぼう(イカの口)」や「くさや」があってさすが伊豆大島、と感じさせる。

あと、限られたメニュー数の中に締め料理3品(茶そば、お茶漬け、おにぎり)があるのが印象的だった。ああなるほど、「うーし、この後締めで軽くどっかで食って帰ろう」という選択肢が島の場合ないわけだな。一軒で飲み食いを完結させないと。

はっはっは、そういう貴方のために「どさん娘」が・・・。ああ、なるほど、そういうことか。

お品書き1

本日のおすすめ品、という紙には、手書きで魚を中心とした料理名が記載されていた。この時期は、めじ鯛、金目鯛、沖めじな、いさき、あじ、するめいか、たこ、ぼたんえび、かき、とこぶしあたりがあるようだ。

あれ?お目当ての「サビ」は?サビないんですか。そうですか。

どうやら時期が違ったらしい。そうかー、そりゃ魚だもんな、年中都合良くおいしく食べられるわけはない。そこまでは全く考えていなかった。

後で調べたら、どうやら夏の食べ物らしい。そりゃ春には食べられないわけだ。

焼酎「御神火」をロックで

とりあえず焼酎「御神火」をロックで注文し、場つなぎ。

いや、ここは逆転の発想をしようじゃないか。サビが食べられない今この季節だからこその魚や名物を食べればよい。何ら問題なかろう。うむ。

氷をカラカラ言わせながら「御神火」を飲む。さすがにビールに魂を売っているおかでんでも、宿で飲み食いした後にあらためてビール、という気分にはならぬ。

メニューを見ると、

麦焼酎(グラス) 御神火、盛若 400円
芋焼酎(グラス) 御神火、無双 400円

と書かれていた。どうやら御神火は麦焼酎にも芋焼酎にも使われている名前らしい。ちょっと珍しい。

ボトルキープされている棚を見ると、御神火は劣勢の気配。他の銘柄の瓶の方が多い。しかし、名前がガツンと観光客受けするよな、「御神火」って!ということでおかでんは御神火(麦)で。

ちなみに面白かったのが、メニューの中に「ウーロン茶パック400円」「お茶パック500円」という文言があったことだ。何だこれ?パック、って、あの茶葉が入っている、あれのことだよな?

しばらく首をひねってしまったが、ようやく気がついた。ああ、お湯割りのお湯はお店が用意するので、ティーバッグを浸けたらお茶になります、というわけだ。お茶そのものを売るのではなく、ティーバッグを売るという変化球。だから、「梅干し(南高梅)1ケ 100円」と並べて書かれているのか。

刺身

いろいろ刺身のメニューが並んでいて目移りする。なにせこちらは夕食を済ませてきた身、あまり量を食べたいわけではない。

しぶちょおが駄目もとで店員のお姉さんに「刺身盛り合わせってできます?」と聞いたら、できるとのこと。あらそれはラッキー、では盛り合わせにしてもらおう。

盛られる中身はお任せにしていたら、届けられたのは写真のとおり。

するめいか、イサキ、金目鯛、めじ鮪、とこぶし。

「これはお得な注文をしたなあ」

と二人でほくそ笑んだのだが、後でお会計をしてみたら、きっちり5品分、単品のお刺身の値段で請求されていてずっこけた。5品のお刺身注文を一つの皿に盛りました、というだけの話だ。「少量ずつ、あれこれと」ではなかったのだった。なるほど、確かに「盛り合わせ」という言葉に、「少量ずつ」という定義は本来ないよな。妙に納得。

島のり

あと、頼んでいたのは島のり。これ、今日お昼に食べた焼きめしで大変に満足した品。ぜひ夜にも食べてみたいと注文したのだった。

かっちりとした形にはなっておらず、鉛筆を鉛筆削りで削った際にでるカスのような感じの海苔。軽く炙ってあり、香ばしい。そして食べると味が深い。あー、これは焼酎で良かったよ、ビールではないな確実に。

ちなみにしぶちょおはウーロン茶で頑張っております。

豆腐ステーキ

唐突ですが、じゅーという音とともに騒々しい鉄板料理がやってきた。

豆腐ステーキ 600円。

なぜに豆腐ステーキ?伊豆大島の名物でもなかろう?

その通りなんだが、われわれをこのお店に導いたガイド本の解説には、「豆腐ステーキが・・・」と「サビ」料理と同列に書かれていたので、大変に気になっている一品だった。しかもこのお店に来てみて、メニューの先頭に書かれているのが「豆腐ステーキ」だったため、こりゃ頼まざるをえないだろうと決心したのだった。まあ、半分ネタ的な気分での注文だ。「伊豆大島まで来て、豆腐ステーキを食べにわざわざ宿メシ食った後に出かけちゃったよ」っていう思いで作り。

しかし、いざ実物を目の前にしてみると、なんだか雲行きが怪しい。というかうれしい雲行き。非常に香ばしい臭いがカモンベイベー、とこっちにお誘いをかけている。醤油とバター、そしてにんにくが焼き付く臭いは甘美なる誘惑。卑怯だよなあ、刺身、島のりとシンプルな料理を食べた後でこういう濃厚な臭いは。興奮せずにはおれない。

で、いざ食べてみた後、二人がしみじみとつぶやいた言葉。

「ステーキって、肉じゃなくてもいいんだな」
「たれがよければ、後は蛋白質だったら何でもよいのかもしれん」

それくらいおいしかった。

わざわざ「当たり屋」のように突撃していったのに、うれしい誤算であったよ。

お食事風景

お食事風景。

浴衣と丹前を羽織ったおかでん。完全に温泉街と勘違いしている風情。

いやまあ、御神火温泉とか浜の湯が近くにあるので、温泉街といえば温泉街なのだが。

「浴衣を着て外出するのがむしろ風情」なのと、「浴衣着て出るのはちょっとキッツい」の境目ってどこにあるのだろう?

そんな事を考えつつ、お店を後にする。

「どさん娘がまだ開いていたら・・・」
「行くしかないだろう。ここまでわれわれにロックオンされちゃった以上は、行かないとむしろ後悔しそうな気がする」

というわけで、よせばいいのにわざわざ「どさん娘」までお店の様子を伺いに行く。

ちょうどお店は店じまいをしているところで、

「あー、残念だなあ。もう閉店だハハハ」

と言いながらわれわれは宿に戻ったのだった。明日は最終日、登山もあることだし早く寝ましょう。

2010年03月22日(月) 3日目

最終日の朝

3日目、最終日の朝。

起きて真っ先にすることは、窓の外を見ること。

青空が見える。ようやく晴れてくれたらしい。ただ、雲の量は多いのであまり油断ならない。

朝食
わさび印の海苔

朝~、朝だよ~。朝ご飯食べて、三原山行くよ~。

焼き鮭がお出迎えする本日の食卓。そうか、伊豆大島でも朝食に鮭、というスタイルか。沖縄など南の地方ではどうなのか知らないが、「焼き鮭」というのは清き正しきジャパニーズ朝食スタイルなんだな。この鮭、当然伊豆大島では採れないので、北海道あたりからいったん東京にやってきて、それから伊豆大島か。大旅行だな。

てっきり、この界隈の人って「朝はアジの開き以外ありえん。」くらいビシィィィッと断言するかと思ったが、案外そうでもないらしい。でもそりゃそうだよな、「おかでんさん広島出身?だったら、毎晩焼き牡蠣とか牡蠣フライ食べてるんでしょ?いいなあ」なんて言われないし、もし言われたらイラッとするもの。食はグローバル化されてるんですよ、どこで何食べてもおかしくない。

ただ、ちょっとだけ珍しかったのは事実。最近の温泉旅館なんぞは、「郷土色」を出す事に力をいれるようになって、長野や群馬の宿に泊まって鮭が出てきた記憶はない。イワナの甘露煮などが定番か。そんなわけで、「宿の朝食に鮭!」というのが新鮮。こういう事をさらっとできるのは民宿ならでは、かもしれない。こういうのもいいもんだな。

焼き鮭、きんぴらごぼう、スナップえんどうの小鉢、ご飯、味噌汁、納豆、海苔、お新香、ヨーグルト。宿の宿泊料金を考えたら、申し訳なくなるくらいの豪華な朝食だ。

これから山に登るので、ご飯はたっぷり盛って良いのです」

といって、二人そろって、お茶碗の上がサッカーボールのようになるまでまるまるとご飯をもりつけて食べた。うん、いいね。

海苔の袋には「ようこそ伊豆へ!」と書いてあった。

「これ、伊豆『大島』じゃなくて、伊豆『半島』の方だよな」
「だな。ワサビの絵が描いてある」

宿を後にする

食後、ちゃっちゃと身支度をしてチェックアウト。朝ご飯が8時からだったのに、8時半にはもうチェックアウトだ。「一刻も早くこの宿から出たい。不愉快きわまりない」という意思表示ではないですよご主人!なにせこっちは今日のスケジュールが立て込んでいるんだ!許してくれ!

まだ伊豆大島で見ていない「観光スポット」は案外残っている。熱海行きの高速船が出るのは16時40分なので、「この島を脱出する最終便」ではあるのだが、それでもギリギリもいいところだ。というか、どう考えても時間が足りない。

まず、今日は御神火の本家・三原山に登ってくる。それから、元町にある「火山博物館」に行かないといけないし、椿祭りが絶賛開催中の椿園、そしてそれに併設されている動物園にも行かなきゃ。そこに、「うっかりすると食べ損なってしまいそうなくらい営業時間が短い」ランチタイムが挟まり、スタンプラリーのポイントにもなっている三原山温泉ホテルに立ち寄って、三原山を見ながらの露天風呂。あとは、元町にある牛乳せんべいの店とか椿油で揚げたせんべいの店とか、立ち寄りポイントがいくつか。

・・・いかん。どう考えても取りこぼしがでる。うっかりすると、船に乗り遅れて「強制的にもう一泊」ってことになりかねない。あぶねー。

できるだけ前倒しスケジュールで、ちゃっちゃと進もう。まさか伊豆大島、2泊3日で全然時間が足りないとは思わなかった。満喫しまくっているではないか、我が軍は。

船着き場は、元町港希望。元町界隈に、ちょこちょこと気になるお土産を買えるお店があるので、出航ギリギリまで時間を有効活用できるだろう。

と思ったら、8時半に防災無線が島内に流れた。

「本日の船は岡田港から発着します」

・・・あー。やっぱりそうスか。そうシたか。了解。その旨段取りつけます。

三原山山頂口

元町集落から、三原山へは「御神火スカイライン」という道が通じている。「おおおう」と思わずハンドルを握りながら感嘆の声をあげてしまうくらい、ぐいぐいと標高を上げていく。爽快。時折すれ違う、自転車を必死でキコキコこいでクライムヒルやってらっしゃる方に「がんばれー」と声援を送る。

登り切ったところが、三原山山頂口。間違えてはいかんのが、「三原山山頂」ではなく、「三原山山頂『口』」ということだ。まあ、要するに登山口みたいなもんだ。ここに駐車場があるので、車を駐めて出撃。

山頂口駐車場から見下ろす
元町集落

山頂口駐車場から見下ろす。

今日は伊豆半島を見ることができる。ようやくでしたな。昨日は天城山のシルエットと夜景しかみえなかったけど、今日はその姿をしっかりと確認。

で、本日もまた開店休業状態の元町港を見下ろす。

「イケるんじゃないんか?あの程度だったら」
「うーん、微妙に波は立っているけどなあ・・・でもあれくらいなら・・・」

と二人がかりで「本日も岡田港へおいでませ」という判定に対して異議申し立てをする。しかし、運航側としてはそこまで必死こいて元町に着岸させる必然性がないわけで、まあ今日も岡田っすねえ、と既定路線だったのだろう。たとえ今日は元町の按配が良かったとしても、明日また波が出たりしたら面倒くさい。人員やらいろいろな資材を港間で輸送しないといけないから。

茶屋が軒を連ねている

ここには、何軒かの茶屋が軒を連ねている。

お土産屋兼売店兼食堂の役割を担っているようだ。ここなら、朝から夕方まで通しで営業をやっているだろうから、「しまった、昼飯食べそびれた!」というときはここで食事を摂るというのは作戦の一つだ。または、港のターミナルにある食堂で食べるのも手。

・・・ああそうだ、今日のお昼ご飯をどこで食べるか何も考えていなかった。どうしようか。

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