林間学校の思ひ出【日光・足尾】

バンダイミュージアム内部

バンダイミュージアムの中を見て回る。

廊下の突き当たりにシャア専用ザクが鎮座していて、こっちをにらみつけている。

ほぼ等身大だ。ひょっとして、ああいう形の西洋甲冑って作れるんじゃなかろうか。中世の騎士が着ていたように。で、お互いが武器を持って格闘するスポーツって、あったら面白いよな絶対。見ていて燃えると思う。

でも、明らかに形状的に動きづらいモビルスーツが多いので、華麗なる格闘戦は無理だろう。本当に、パントマイム師がロボットダンスを踊るような戦いになるはずだ。でもそれはそれでアツいと思う。きっと。

人形

お人形さんが飾ってあるエリアもある。

ああ、そうか、「人形」もれっきとした「おもちゃ」だった。

何を今更当たり前なことを、と思われるだろうけど、男兄弟で育った家庭なので、「人形」で遊ぶという概念が全く抜け落ちていた。せいぜい、幼稚園のときにミクロマンの人形で遊んだくらいか。で、兄貴のミクロマンをうっかり踏み潰してしまい、肩関節が外れてしまい兄貴にしこたま殴られた記憶が未だにある。

僕には姪が二人いるけど、彼女たちは本当におままごとや人形を使った遊びが大好きだ。女の子って、そういうものなのだろう。でも、その相手を頼まれたら僕はすごく苦手だ。子供と遊ぶのは好きだけど、人形遊びだけはやりづらくてしょうがない。そういう体験が過去になかったからだろう。

自動車

自動車が飾ってあるエリア。

もう、子供のおもちゃの域を超えている。

そういえば、このミュージアムには「大人のおもちゃ」は置いていなかったな、さすがに。

ガンプラ

ガンプラゾーン。バンダイを代表する製品群。当然それなりにスペースをとっている。

ガンプラ

昔はプラモデルを買った時点でお小遣いの財力を使い果たし、ガンプラに色を塗るための塗装まで買うお金がなかったりもした。なので、やけに白っぽいプラモデルができあがったりしたものだ。

この展示を見て、それを思い出した。

当時は「ガンダムカラー」という、塗装3種類詰め合わせセットがモビルスーツごとに売られていたものだ。「ガンダム用」とか「グフ用」とか。しかし、いちいちプラモデルを買うたびに塗装を買うわけにはいかないので、色を混ぜたりしてなんとか工夫をしていたっけ。

ガンダムなんて、「赤と、黄色と、青」というフランス国旗の色なのでわかりやすいのだけど、武器の色は「ミディアムブルー」という子供にとって謎な色だったし、いろいろ調合に苦労したものだ。

それが今じゃ、塗装なんて全くしなくても、各パーツに色が付いた状態で売られているんだからすごいものだ。しかも、接着剤不要。あまりに精密にパーツが作られているので、「仮止め」のつもりでパーツを組み立てたら、完璧にくっついてしまい元に戻せなくなってしまう。

バンダイの技術進化は恐るべきものがある。

ガンプラの箱イラスト

ガンプラの箱に描かれていた絵が、額装されて展示されていた。こういうのって、実はかなりアート的だ。ちょっと欲しくなった。ただ、当然「幼少期の思い出補正」が僕にはかかっているから感動しちえるのであって、今の若い人が見たら「何コレ、古くさくてダサい」と思うかもしれない。

ガンダムがここまで長期間人気を保ち続けているのは、もともとのストーリーがかなり設定が細かく人間模様も複雑だということもあるけれど、後に発売されたガンプラによって設定がどんどん補強されていったということも大きい。

お値段が高めのガンプラを買うと、そのモビルスーツの開発経緯や実戦でどのように投入されたのか、といった話が詳細に記載されている。そして寸法や重さなども。これらは当然原作のアニメや小説には出てこないので、プラモデルを売るために後付けで設定したものなのだろう。でも、それらがどんどん蓄積されていき、壮大なるSF世界が時間と共に構築されていったというのは日本でも他に類を見ない。

若い人からすると、オッサンたちが未だに数十年前のガンダムに熱狂しているのを奇妙に感じるだろう。でも、「TVで放送されて、それで終わり」ではなく、それからじわじわと炭火のおき火のように火力が持続した、ということで昭和40年代生まれのオッサンたちは未だにガンダムを深く愛しているのだった。

ホワイトベース

ホワイトベースのカタパルト部分をシースルーにした状態。

なるほど、こういう位置関係だったのか。勉強になるなあ。いや、一体何の勉強だよ。

もう、こうなると「バンダイミュージアム」と言わず、「ガンダムミュージアム」って作れるよな。ガンダム関連のアニメは何十種類もあるわけだし。初代ガンダムとそれに直結するストーリーであるZガンダム、ガンダムZZ、逆襲のシャア関連だけでも、博物館を作れる。

ジャブローを再現するとか、VRア・バオア・クーとか。

エジソンミュージアム

発明王・エジソンを顕彰するエリアもあった。ちょっと唐突。

エジソンの功績

エジソンの発明品や功績を紹介している。

電球を持つエジソン

エジソン最大の発明ともいえる、電球を手にして掲げるエジソン像。

エジソンリスペクト

エジソンインスパイア。

格の違いが明らかすぎて自らが情けない。

もらった景品

「館内のかえるを探せ」のミニゲーム、全部見つけることができたので受付で景品を貰った。

男性向けと女性向けがあるそうだ。

女性向け

女の子向けのピンク色の袋を開けてみたら・・・なんだこれ?

「まほうのルミティア ルミティアジュエル」

というのが入っていた。どうやら、宝石っぽいプラスチック製品が、11種類のうちどれか1個入っているらしい。「まほうのルミティア」というのは初めて聞いた。そんなアニメ、あったっけ?と思ったけど、どうやらバンダイが展開する食玩シリーズらしい。

男性向け

男の子向けは、

「くみあわせクリアプレート キーチェーン」

というものだった。東映のロゴが入っている。戦隊ものらしいけど、知らない・・・。そりゃそうか。

ちなみにこの日、会場内を落ち着かない様子の大人の団体さんがぞろぞろと歩いていた。男性も女性もいるが、比率としては男性の方が多かった。どうやら街コンの最中らしい。街コンでバンダイミュージアムとは!斬新な取り組みだ。

うっかりおもちゃに夢中になってしまったら、パートナー探しがおろそかになったり相手にドン引きされるかもしれない。テンションのさじ加減が難しそうだ。

(つづく)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください