林間学校の思ひ出【日光・足尾】

大谷石の地下洞窟を大満喫し、興奮冷めやらない中、我々の進路はいよいよ、今回の旅の目的地に定まった。

それはすなわち、「小学生が使う『林間学校』に泊まる!」ということだ。

ヤッホーヤッホーと叫ぶ準備は十分。キャンプファイヤーをやる気力もある。大人ならではの林間学校の楽しみ方を、見せつけてやるぜ!

・・・その前に、買い出しをしておこう。今晩のおやつや飲み物を。

大谷石資料館から日光を目指す途中に、「道の駅うつのみや」という場所がある。ここで買い出しをしていくことにした。

ろまんちっく村

15:27
道の駅うつのみやは、「ろまんちっく村」という愛称が付けられている。いや、ひょっとしたら正式名称が「道の駅うつのみやろまんちっく村」なのかもしれない。だとしたら、随分と長い名前だ。

村、と名乗るのはダテじゃなく、地図を見るととんでもなく広いことがわかる。

なにせ、46ヘクタール。東京ドーム10個分の広さがある。

一体何を売るんだ?キャベツ売り場だけで1ヘクタール、その隣にシシトウ売り場があって10アール、とかものすごい売り場になっているんじゃあるまいか。

いや違う、農産物直売所やお土産物売り場自体は全体のうちのごく一部だ。それ以外に、スパがある宿泊施設、体験型農園、森、ドッグランなどがあるらしい。デカいわけだ。

ろまんちっく村遠景

駐車場に行こうにも、この敷地内の行きたい施設によって駐車場が違うのでちょっとややこしい。ええと、単にちょっとした買い物をしたいんですが、あー、スパの駐車場じゃ駄目か。

で、たどり着いた駐車場が広大で、そこから施設までちょっと歩くことになる。とにかく、でかい。

のぼりがはためく

15:30
ちょっと歩いて、売店があるエリアにやってきた。

施設

あおぞら館。ここはよくある道の駅の、農産物直売所だ。

ピリカレーといちご

いちごが1パック200円ととても安かったので、購入。あと、「激辛」という言葉につられて、「激辛ピリカレー」というかっぱえびせんみたいなスナックも。

レモン牛乳

おっ、レモン牛乳のアイスクリームがあるぞ!

「レモン牛乳」は栃木のソウルドリンクとして名高い。東京でもほんの時たま、購入することができるけど、レアアイテムではある。そのアイスクリームともなると、さらなるレアモノだ(東京都民にとっては)。

カップ入りのアイスクリームは比較的よく見かけるけど、この「ソフトクリーム型アイス」は初めて見た。なので、衝動買いをした。

うん、味はそのまんまレモン牛乳だ。「うまいか?」と聞かれると、そこまでうまいものではないのだけど、栃木を訪れたら是非食べたい味だ。

ちなみにレモン牛乳の完全なるソフトクリームは、東北自動車道佐野SA上りで食べることができる。以前食べたことがあるが、あっちの方がうまいと思った。

大谷石を使ったレストラン

この道の駅、手広くやっていて地ビールをも醸造していた。

「宇都宮クラフトビール」というらしい。そのビールを楽しみながら食事ができるレストランも併設されている。店名が「麦の楽園」だって!

高速道路のSAと違って、道の駅はアルコールを提供しても怒られない。

おっと、よく見ればこの建物、壁が大谷石を使っている。細かい穴があって、とてもいい風合いだ。素敵だと思う、大谷石。

さっき地下空洞を見たこともあって、すっかり大谷石のファンになってしまった。

杉並木

16:27
杉並木の間の道を走り、日光を目指す。

今回の宿は温泉ではないので、あんまり早くチェックインする必要はない。これまでは、「チェックインから夕食までの時間が最大の贅沢」と言ってはばからなかったけど、今回に関してはさほどそれは感じていない。

なにしろ林間学校だ。子供達が芋の子を洗うためのシンプルな大浴場があるだけで、露天風呂とか風情なんてのは皆無だろうし。

そもそも、夕食は一体何がでるんだ?茶碗蒸しとか出た日にゃ、椅子から転げ落ちるほどびっくりすると思う。

何しろ、事前情報によると、「1泊2食=3,650円」の内訳が、「宿泊費1,650円、食費2,000円」なのだという。2食で2,000円だぞ。手間暇を考えたら、大したものをだしようがない。カレーにサラダにバナナとヨーグルト、でも文句を言っちゃいけないお値段。

(つづく)

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