綿菓子の屋台、発見。
去年までは見たことがない屋台だ。エナジードリンク屋台隆盛の風潮に寂しさを覚えていたけど、こういうニューカマーは嬉しい。とはいえ、米軍基地にやってきて、綿菓子を買う気にはなれないので、当然パスだ。
それにしても雑だなあ、オイ！
大きな袋に詰められた綿菓子は、とにかく雑だ。どこかでむしってきた綿を、そのまま袋に押し込みました・・・という出来で、「ふんわり綺麗に仕上げよう」という考えが全くないことが伺える。高校時代の文化祭の屋台でさえ、これよりも綺麗に作っていたぞ。
ちなみに、文化祭の時、確か柔道部が綿菓子を作っていたと思う。売値は100円。でも、原価は5円で、ボロ儲けができるんだ、と売り子の同級生から聞いた記憶がある。もちろん、機材レンタル代とか箸とか袋といったコストがかかるし、なによりも文化祭は場所代も人件費もかからないのが大きい。とはいえ、原材料は少量の砂糖なので、こんな原価率になる。
串に刺したソーセージなどを売っている屋台。何屋だか忘れた。今思うと、ちょっとめずらしい品揃えなので買ってみても良かった。
「グリルドチーズ」を500円で売る屋台。
これも実は面白そうなお店だけど、通りすがりに写真撮影しただけで、実物をよく見ることができなかった。サンプルを見ようと店頭に立つと、店員さんに「買ってくれよ！」と声をかけられてしまい照れるので、ついつい遠巻きに見てしまう。
遠慮しなくてもいいのにね。
いつまでも「へー、いろんな屋台があるねえ」と眺めているだけでは、アホだ。気になったら、店頭に並べ。迷ったら、財布を開けろ。それくらいの脊髄反射でないと、何も買わないままイベントを終えてしまう。
何しろ、熱中症にならないために水分を多く摂る。そのため、すぐにおなかがダブダブになって、胃酸は薄まって食欲が失せる。さらに炎天下で日陰がないので、バテる。「後で食べよう」なんて思っているのは、甘い。「今すぐ食え。さもなければ、食えないと思え」と考えるのが正解。
というわけで、適当・・・といったらお店の人たちに失礼なのだが、本当に適当に買ったのが「BBQポークステイック」だ。1本、500円。
しまったーッ！今思うと、やたらと高い買い物をしているじゃないか。これが1本500円は高すぎると思う。長さがあるとはいえ、高い。500円玉1コインで帰るから楽だ、なんて思って、つい安直に買ってしまった。「串焼き！珍しいやんけ！」と思ってついつい買ったけど、食べ物そのものとしてはさほど珍しいものではない。
これまでずっと屋台がなかった分、このエリアで一気に取り返している感がある。規模は小さいものの、各艦船や部隊がそれぞれ屋台を出している。
CG-62 FCPOA、と書いてある屋台。なんのこっちゃわからない言葉で、まるで暗号のようだ。解読すると「くたばれ」みたいなことが書いてあるのかもしれない。
調べてみたら、「チャンセラーズビル」というミサイル巡洋艦が「CG-62」なんだそうだ。つまり、ガンダムが「RX-78-2」であるのと一緒、か。
で、このお店が何を売っているのかと思ったら、えっ？春巻き？
「BANANA LUMPIA」と張り紙には書いてある。ということは、「バナナの春巻き」を売っている、ということか。うへえ。
どう見てもうまそうではない、いや、日本人の好みには向かなさそうな料理ではある。しかも、揚げたてサクサクならともかく、揚げて時間が経過しているのでしっとりしてしまっている。何か罰ゲーム的な気分にはなるが、気になったら買え、と自分のキモに命じたばかりだ。ああ、かうとも。1本？バカを言え、こんな素敵な食べ物を独り占めするわけにはいかない。道連れを作るために、2本くれ。1本110円なので、2本で220円。
味そのものは、まあこんなものかな、という出来。思った通りうまくない。単にバナナを春巻きにしただけなので、あくどい調理はしていないのだけど・・・熱が入ると、甘さがくどくなる。そしてバナナ独特のネットリした食感が口の中に広がるので、かなりくどい食べ物だ。一回食べればもういいや、という印象。
いやあ、いいねえ。こういうのを食べたいのだよキミイ！今年は小粒ながら攻めているお店がいくつもあって僕は嬉しいよ。
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