メインストリート脇の芝生エリアでは、かなりの人が座り込んで陣地を設営している。自前のテントを持ち込んで設営している人もいる。このあたりにいる人達は、夜まで粘って花火大会を楽しもうという考えだ。
僕らも、ヨコスカに通うようになった1年目、2年目まではそういう考えを持っていた。でも今や、微塵もそんなことを考えていない。この天気の中で半日過ごすというのは、かなりの我慢大会だからだ。
さらに、花火大会ともなれば、終わったら「ああ楽しかったね」ではない。大混雑の道路、電車・・・既に疲れているのに、追い打ちをかける人混み。それを考えると、ちょっと。何しろ、僕らはここから2時間近く先に住んでいる。ご近所ならともかく、人混みを我慢しながら2時間というのはさすがに辛い。
ただ、この基地イベントがどういう形で締めくくるのか、それはそれで見てみたい。売れ残りが出ないように、あまりものを叩き売りするのだろうか?とか、スパイが紛れ込まないように、暗闇の中徹底的に「居残っている人」がいないか捜索するのか?とか、昼間では見られない光景が展開されるだろう。
そもそも、屋台に照明って付いていたっけ?夜はどうしているのだろう。肉が焼けているかどうか、見えなくなりそうだ。
メインストリートは人がいっぱい。
まだまだ基地の奥に向かっていく人が多いけど、出て行く人も増えている。気が早い人は、10時過ぎには既に退却を始めていた。手にはピザを始めとする戦利品を抱えて。多分、場馴れしたご近所さんなのだろう。買い物だけとっとと済ませて、戦利品はクーラーが効いた自分の家で食べるのだろう。それは賢いと思う。
マクドナルドのメニュー。
「HANABI PACK」や「NAVY SUMMER PACK」という名前がつけられたセットメニューが用意されていた。ちなみに「HANABI PACK 1,755円」は、
- クリスピーチキンデラックス
- ダブルクオーターパウンダーチーズ
- ナゲット6ピース
- ポテトM2個
- ドリンク2杯
という構成になっていた。普段マクドナルドで食事をしないので、これが高いのか安いのか、わからない。それにしても、クオーターパウンダーのバーガーに「ダブル」が存在するのか。さすがアメリカだ、肉の量が半端ない。(クオーターパウンド=1ポンドの1/4=120g弱)
マクドナルドは、わざわざ店頭に屋台を出してでも「ジャンボドリンク」を売りたいらしい。実際によく売れているようだ。
僕だったら、わざわざマクドナルドでジャンボドリンクを買うくらいならゲータレードのデカいボトルを買うし、フードコートまでいけばドリンクバーで飲み放題なのでそっちを選ぶ。
でも、「毎度おなじみマクドナルドが、こんなデカいカップでジュースを売っているなんて!」という、馴染みがあるからこその驚きっていうのはあるだろう。そういうのがお好きな方は、ぜひどうぞ。扱っているのは、コカコーラ、コカ・コーラゼロ、スプライト、ファンタグレープ。量がどの程度あるのかは不明。
基地に入ってすぐのところにあった屋台。ハワイアン料理を出すという過去にない取り組みだたけど、この時間になるとかなりの行列ができていた。行列用に大きなテントを張って大正解。並んでいる間に熱中症で倒れる、という人をこれで防ぐことができる。
基地からの出口は、今年も昨年同様、入口と同じ場所だった。
もう、昔のように三笠ゲートは使わないことにしたらしい。防犯の問題とか、いろいろあったのだろう。
狭い三笠公園ゲートだけど、入場してくる人、出て行く人がすれ違っても混雑しない程度の幅はある。
また日本に戻ってまいりました。アメリカ旅行、終了。
三笠公園のつづら折れは既に撤去されていた。あれっ、今年もこの時間は行列がゼロなのか・・・。
もともと我々が朝早くから横須賀にやってきているのは、「のんびり昼時に基地に行くと、炎天下延々と入場待ちの憂き目に遭う」と恐れているからだ。でも、こんなに空いているなんて想定外だ。昔はもっと混んでいたはずなんだけどなぁ。時代は変わったのか。
とはいえ、この光景を見たからと言って、僕は「じゃあ朝はゆっくり起きて、午後からのんびり基地に行こう!」という気にはならない。なにせ、朝方は気温が低かった今日でさえ、この時間は暑くなっている。アスファルトやコンクリートが灼けている。燃える暑さだ。この時間から基地に入り、大変な人混みをかきわけ、歩き回るというのはかなり大変だ。やっぱり、涼しい時間のうちに訪れたほうがいい。
じゃあ、夕方ならどうか?・・・やめとけ、さすがに夕方になれば花火見学の人が基地にも押し寄せて、大行列になるに決まっている。ましてや、今年はクリスタル・ケイのライブがあるのだし。
結局来年も例年通り、朝イチで基地訪問ということになるのだろう。
三笠公園には、救護テントまで用意されていた。
ご丁寧に、冬にでも使うかのような掛け布団が完備されている。どういう人がこの布団に潜り込むんだ?
それにしても、基地の中に救護テントがあるならまだしも、基地に入るためのゲート手前に救護テントがあるのだから、苦笑いしてしまう。今でこそ空いているけど、時間帯によっては「基地の中に入るのでさえ、命がけ」だ。
時刻は13時半。
この時間になると、朝は準備中だった屋台も設営を終え、営業を開始しているところが増えていた。ハンドスピナーを売っている屋台があったり、「白熱電球の形をした瓶に飲み物が入っていて、光る」ジュースを売る屋台があったり、2017年のトレンドをきっちり押さえているお店があることにびっくりした。
時代の流れとともに、屋台はどんどん進化していくのだな。
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