来場者の数が増えてきた。
時刻は12時15分。
でも逆に、我々はそろそろ退却しよう。人は増えるし気温は上がるこれから先1~2時間を、いかに回避するかが大事。それがここ数年で僕らが学んできたことだ。
あと、この日一日は結構歩き回るし、日に焼ける。帰宅すると満腹であることも相まって疲れが結構出てしまうものだ。早くお開きにして家で休息するに限る。
「基地からの帰りに、せっかくだからカラオケでも行くか!」なんて展開は、今のところ僕らの中ではない。
もちろん、来年以降、そういうガッツがある若い人が仲間に加わるなら、「せっかくだから夜までフェスティバル」をやるのもやぶさかではない。来たれ若者。
キャップがいろいろ売られている。星条旗の帽子とか、一体どこでどういうシチュエーションの時にかぶるのだろう?
そういえば、僕の勤務先で、毎朝エレベーターホールで見かける別フロアの人が特徴的だったな、とこれを見て思い出した。頭の毛が薄くて背が低くて恰幅が良い、ということでそれだけでも身体的特徴から覚えやすい御仁なのだけど、夏の間はいつも派手なポロシャツを着ているのでより一層目立つのだった。職場なんだし、ワンポイント程度の柄に留めるのが普通なのに、その人は週の何日か、背中に大きな星条旗ワッペンが貼られ、「USA」と肩幅いっぱいにデカく描かれたポロシャツを着ているからだ。
僕の中では、その人のあだ名は「アメリカ人」になっている。顔はモロに日本人顔なんだけど。
スナックとか調味料とか、何か良さそうな食材がないかどうか探す。
僕はここで、日清の米国法人が出している、ホット&スパイシーなヌードルを買った。1つ150円。
家に持ち帰って後日食べてみたが、麺からしてうまくなかった。コシが弱く、ヘロヘロ。スープもダシが弱く、物足りない。コシを出す技術は当然日清にはあるのだから、多分アメリカに味覚を合わせたのだろう。
よこさんは、オレンジジュースっぽい見慣れない飲み物を買っていた。トカゲのような生き物が描かれている。
「SOBE EILXIR」と書いてある。「ソベ・エリクシール」と読むのだろうか?シトラスエナジー、という記述もあるので、これもまたエナジードリンクっぽい。世の中本当にエナジードリンクだらけだな。いずれ、世の中の全ドリンクがエナジードリンクになってしまうんじゃあるまいか?
で、回り回って、実は日本茶もカフェインが入っているし栄養素があってエナジーだ!なんて話になったりするかもしれない。
ちなみに瓶入りのエナジードリンクってちょっと珍しい。
退却途中の駐車場で、アメ車ショーをやっていたので覗いていく。
ムスタングとか置いてある。
それにしても車のでけぇことでけぇこと。絶滅前の巨大恐竜みたいな風貌だ。このデカさに正当性があったわけではないようで、開け放たれたボンネットからエンジンルームを覗いてみると、結構スカスカで空間が広がっていたりする。大型エンジンを積むから、車がデカくならざるをえなかった・・・というわけではないのね。
でも、こういうデカい車をブイブイ乗り回すのがステータスだったんだろうし、歌舞いているなあ、と今見ても驚いてしまう。ただし、日本でこの車を使いなすのは相当難しい。カーブが曲がれませんとか、駐車場に入れませんとかいろいろ問題が起きそうだ。
フードコートに戻る。
ここで買い物。あっきさんはマンチュー・ウォクでチャイニーズデリを買うし、よこさんは朝からここでA&Wのルートビアフロートを飲むのを楽しみにしている。
この時間になると、フードコート入口前には入場制限をする人が立っている。日本語が喋れないアメリカ人で、しかもごつい黒人の方だ。なので、急に手を出して行く手を塞がれると、びっくりしてしまう。でも安心して欲しい、単に入場規制をしているだけだ。無制限にフードコートに人を入れてしまうと、将棋倒しでけが人がでてしまいかねない。それくらいの、人気施設だ。
数分ほど待って、フードコート内に入る。
肉や魚のショーケースみたいなガラスケースの中に、ドリンクが陳列されているのが珍しい。真ん中には定番のゲータレードが置いてあるのだけど、両端にはレッドブルも置いてあった。あ、レッドブル、扱っているところは扱っているのだな。
あと他には、スニッカーズなども置いてあった。
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