お願いですから罰してください【のっとれ!松代城2018】

うしだ屋入り口

18:16
今晩の宿、「うしだ屋」に到着・・・だと思う。

なにせ、看板が見当たらない。全く違う、ごく普通の農家さんの家かもしれない。

「だいじょうぶかな?違ったらやべえな」

なんて言いながら入口ににじり寄ってみたら、屋内に「うしだ屋」と書かれた看板が置いてあるのを発見。あ、ここで正解だったらしい。

「待て、ここの住人がうしだ屋から看板を借りてきているだけかもしれない」

そんな可能性を疑いだしたら、きりがない。

うしだ屋

実際ここは、目指す宿の「うしだ屋」だった。

農家民宿、を名乗っているだけあって、古くからの農家のお宅をリノベーションした建物。築何年だったか、ご主人から聞いたのだけど忘れた。

さすがにそのまま古い建物を使い続けるのは無理があるので、魔改造に近い手が加わっている。民宿として開業にこぎ着けるまで、結構大変だったと思う。

玄関のところにフロントがある。

クレジットカードが使えます、という表示が出ていて感心させられた。時代だなあ。

SQUAREを使ったクレカ決済だった。SQUAREって、スマホに四角い小さなカードリーダーを刺したら、それでクレカを読み取ることができるっていうサービスだ。つまり、携帯電話の電波が届くところであれば、クレカ決済は今やどこでもできる。なんなら、山の上の山小屋だってクレカ決済ができるだろう。

こういうのを見るにつけ、今更QRコード決裁なんてしなくていいんじゃないのか、という気になってくる。いや、手数料の問題とか、SQUAREのリーダを買うお金とか、いろいろ手間がかかるのはわかるけど、QRコードっていまいち面倒なんだよな。

うしだ屋

食堂。建物の中央に位置し、ロビーでもありリビングでもある。

この宿に滞在中、くつろぐのはここだし、食事もここだ。寝室は二階にあるのだけど、ほぼ寝るだけの場所だからだ。

二階

この宿は、二階に2部屋あり、宿泊料金は部屋単位となる。朝食を含む部屋料金、という課金体系で、ちょっと珍しい。3人部屋の「西ノ間」は1部屋22,500円。2人部屋の「南ノ間」は1部屋17,400円。

我々はちょうど男性3名+女性2名という構成だったため、ぴったりこの宿のキャパに収まった。ちなみに「男2名と女2名」だったとしても同じ料金なわけで、割高となる。

夕食は1名単位の別料金で、お一人1,800円。宿としてはかなり安い額で提供していると思う。

なお、2018年3月時点では、まだうしだ屋は出来て間もないということもあって、TripAdvisorなどで口コミを書いてくれればお一人2,000円引き、というキャンペーンをやっていた。結果的にかなり安く宿泊できて、恐縮だった。

うしだ屋

食堂の奥には、読書室と呼ばれている部屋もある。

そして読書室の左側にある扉の奥は、二階の「南ノ間(2人部屋)」に通じる階段がある。

今回は「女の園」という場所となったため、僕ら男性陣はこの南ノ間がどうなっているのかは、見ていない。

うしだ屋

食堂の壁面。

こういうなにげない光景まで写真に撮っている、ということは、地味に興奮している証拠だ。「おお、すごいすごい」などと言いながら、写真を撮りまくっていたようだ。

この食堂の天井は、かなり高い。

おそらく昔はここに囲炉裏が切ってあったのだろう。煙を抜くために、二階部分がないからだ。

なので、僕らが寝泊まりする南ノ間、西ノ間、そしてフロントの背後にある階段から二階に上がった部屋(おそらくご主人夫婦の部屋があるのだろう)は、この食堂を取り囲むよう位置している。

うしだ屋お茶請け

高い天井を見上げながら、ほっと一息。

お茶請けとして、栗を煮たものをいただく。

階段

荷物を置きに、男性部屋である「西ノ間」に向かう。

玄関脇の階段を上がる。段差は、古民家にありがちな急階段というほどではないものの、結構ある。

二階扉

階段を登り切ったところに、扉が待ち構えていてちょっとびっくりする。なんだこれは。

おそらく、こうやってアルミの扉で仕切っておかないと冷気がヒシヒシと下から上がってくるからだろう。

こういう建物なので、全館暖房なんて当然無理だし、部屋で暖房を焚いたってすぐに外に暖気は逃げる。

二階

西ノ間は六畳の部屋だった。

その六畳の部屋の外側に、L字型の廊下部分がある。ちょっと不思議な作り。昔はどういう部屋だったのだろうか。

二階

その廊下部分に、ハンガーラックとアメニティが置いてあった。

民宿といって侮ることなかれ、ちゃんとアメニティは完備されている。

なお、お風呂だけど、湯船は一つしかない。女性陣はお風呂に入ったけど、男性陣は面倒臭くなって結局誰一人お風呂に入らないまま、この日の夜は過ぎていった。

「旅行と言えば、大浴場でゆっくりくつろぎたい。」と思っている人には向かない宿ではある。でも、たまにはこういう宿だっていいじゃないか。もう、建物そのものが非日常感そのものだ。

二階

西ノ間の部屋の隅、天井にコンセントがついていた。

天井にコンセント、というのは見たことがないので、珍しくて写真を撮った。

いずれ猛暑になったら、ここにエアコンを取り付けることができるようにしているのだろう。

流し

いろいろ写真を撮ってるなあ、おい。

1階玄関脇にある、洗面台の写真まで撮影していた。お風呂の写真は撮っていない。

トイレ

トイレの写真を撮ってどうするんだ?

いくら「いずれブログ用記事を書くための、資料として」撮影したんだとしても、このトイレの写真は別にいらなかったと思う。それだけ当時、浮かれていたという証拠だろう。

何の変哲もないトイレと便器だ。山奥とはいえ、洗浄式便座になっている。さすがに下水道は完備されていないと思われるので、水洗された先には浄化水槽だと思うけど。

(つづく)

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