11:04
のっとれ!戦士の行進が終わり、約500名が正面ステージを取り囲む。
出陣式が始まった。
壇上には、村山統括軍師のほかに、将軍(十日町市市長)と副将軍2名が陣取っている。
副将軍は、レースの最中に暇なものだからお酒を召し上がり、表彰式の段階では朗らかに酔っ払っているのが毎年の定番、チャーミングポイントだ。
ステージ下ののっとれ!達は、いびつな並び方をしている。ステージ左側にぎゅーっと人が集まっていて、右側はスカスカなのだった。
これから壇上でゆかいなパフォーマンスが始まるというのに、不思議な光景だ。それもこれも、のっとれ!を最短時間で攻略しようとする「ガチ勢」の戦士が、できるだけスタートライン間近に陣取ろうとしているからだ。
今年の歌舞伎者は多い。なので、テキパキと進行していかないと、いつまで経ってもレースが始まらない。
司会の女性から、今年も「1組2分で」と釘が刺される。
というわけで、とっとと歌舞伎者パフォーマンスが開始。
最初に、「松代城に出前の蕎麦を届ける」ということで毎年参加している蕎麦屋のとっつぁんが登場。今年はなぜか、迷彩服を着用している。どうしたとっつぁん?蕎麦屋の格好じゃ面白くねぇ!と、何か開眼したのだろうか。
しかも、わざわざ特殊部隊などが使うゴーグルまではめている。サバゲーでも趣味で始めたのだろうか?
やばいな、迷彩服といえばおかでんの独断場だったのに、似た人がでてきたぞ。
我らが勇者様も登場。
昨年は歌舞伎者としてエントリーはせず、一般ののっとれ!戦士として参加していたのだけど、今年はやっぱり定位置に戻ったようだ。
昨年、巨大で重たい「自分を痛めつける武器」、「モーニングスター」を持参したためにレースの最後尾を務めることになった勇者様。それを自虐的に捉えて、今回は「ドンケツハンター」という名前を名乗っていた。
ピョンチャン冬季五輪が開催されていたという時節柄、やっぱりネタにされたカーリング。
エントリー時点では、カーリング女子の活躍なんてわからなかった筈だ。だから、エントリー後に出し物を変更したらしい。臨機応変ぶりがすばらしい。
ラーメンマン登場。ヌンチャクを振り回す。
寒そうだが、地味にいい体つきしてるな。
ずるいわー。
若い女の子がニコニコしながら踊っていれば、それだけで場がなごむじゃないかー。
バブリーダンスと殿様とミニヨンズが混在する謎の構成だけど。
この壇上でサプライズプロポーズがあったらしい。
花束を渡された女性が驚いていた。
「ドッキリ大成功!」という札が出ているけど、ええと、このプロポーズはドッキリ(嘘)なのか、それとも「花嫁候補の女性にサプライズ」ということでドッキリさせたということなのか、一瞬理解ができなかった。
でもどうやら、お幸せになりそうな話なので、めでたい。
入れ替わり立ち替わりのパフォーマンスが続く。
毎年、同じ人が出てきて、同じようなパフォーマンスをするというのがとても楽しい。
別に待っていたわけじゃないけど、「いよっ、待ってました!」と声をかけてしまう。
このイベント、昨年の記事でも書いたけど、絶妙に「ユルい」ところと、しっかり締めているところが混在している。手練れのプロ感あるイベント運営をしつつも、アットホームさもある。グダグダになりそうでならないこの空気感は、都心界隈のイベントではなかなかお目にかかれない。
一人で登場する人は、本当に度胸があると思う。
アントマンもがんばる。
単身出場だったのか!ここまで凝った格好をしているから、何人かでチームを組んでいるのだと思った。
こういう孤高の人がしれっと出てくるから、面白い。
あっ!ちんころが出てきた!
大遅刻をしていたちんころ軍団、ギリギリ間に合ったらしい。良かった。会いたかったぜちんころーーーー!
それにしてもちんころ、案の定「軍団」になっていた。
2年前は単身(+マネージャー1名)だったのに、1年前にちんころは2名(匹?)に増殖、そして今年は4名。一体どこまで増えるんだ。白いショッカーみたいだ。
遠くから見ると、性別すらよくわからないけど、どうも男性2名+女性2名っぽい。マイクを握っているちんころの兄貴は、2年前から参加している「元祖」だと思われる。それ以外の3名は、誰が昨年から引き続きなのか、それとも入れ替えられたのか、よくわからない。全員コッテコテに白塗りにしているからだ。
でもこれだけは確実に言える。アンタら、全員男前&べっぴんだぜーーーー。
昨晩、「うしだ屋」で見かけた本物のちんころ、あっちの方が偽物に見えてきた。そうだ、ちんころっていうのはやっぱりこの目の前にいる白塗りなんや!!
(つづく)
コメント