美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
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オスカー・ニーマイヤー展@東京都現代美術館
ブラジルの首都、「ブラジリア」の町をほぼ一人で設計し作り上げた人の展覧会。 サンパウロのような大都市ではなく、首都機能を敢えて僻地に作ったというその先進性は日本も見習うべきだったが、もう今更「首都機能移転」なんてのは無理なんだろうな、国力... -
きかんしゃトーマスとなかまたち@東京都現代美術館
きかんしゃトーマスの絵が沢山展示されている。 子供の頃、絵本で読んだ記憶がある。確か、結構好きだった筈だ。 今思うと、どうしてこんなキモい顔をしたキャラクターが好きだったのか、さっぱりわからない。 いや、多分「キモい」と思うようになったのは... -
MOTコレクション 戦後美術クローズアップ@東京都現代美術館
東京都現代美術館(MOT)は、約5,000点の収蔵作品を持っている。それを季節ごとに展示替えして、順次常設展として公開している。 今年は戦後70年、ということで、1945年以降の作品を取り上げて紹介している。 うん、大して面白くなかった。 多くの、美術をさ... -
おとなもこどもも考える ここはだれの場所?@東京都現代美術館
夏休みなので、子供も楽しめるような展覧会が東京都現代美術館に用意されていた・・・けど、子供が見て楽しいかどうかはちょっと微妙。 無理じゃないか?これ。 少なくとも僕が子供の頃、親に連れられて美術館に行ったときは、どんな内容であっても全く面... -
No Museum, No Life? ーこれからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会@東京国立近代美術館
東京国立近代美術館はいいキュレーターと表現方法を持ってるなぁ、と常々思っているんだけど、今回もなんか変なことをやってる。 美術館、というものを成立させるためにはいろいろな背景がある。それをネタにした展覧会だ。 その手のものは、つい先日も東... -
動きのカガク展@21_21 DESIGN SIGHT
この展示スペースで開催されている展覧会は、ネタ勝負というかアイディアが奇抜なものが多いが、今回は「動き」を主軸に据えたものだった。 子供は面白いかもしれない。 大人でも、展示物の発想をおもしろがることはできる。しかしちょっと「夏休みの工作... -
着想のマエストロ 乾山見参!@サントリー美術館
東京ミッドタウン、なんだか西洋人の数がやたらと多い。 元々六本木という位置からして、西洋人が多いのはおかしくないのだが、それにしても増えたなあ、と思う。 乾山の陶器を見てエクセレントと思うのか?と不思議なのだが、真剣に観賞している外国人多... -
ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム@国立新美術館 企画展示室1E
今年見た中で3本の指に入る、楽しかった展覧会。 名前の通り、漫画、アニメ、ゲームを「国立」の「美術館」が紹介するというのが素敵だ。 ゲームショウ的な商業的な場でもなければ、ファン向けイベントでもない。もちろん、ショップの店頭でもない。 いろ... -
ウルトラ植物博覧会 西畠清順と愉快な植物たち@ポーラ ミュージアム アネックス
「プラントハンター」という肩書きを名乗る西畠清順が世界中から集めてきた植物を展示する、という面白い試み。 それを美術館でやるというのが斬新だ。 博物館で、じゃないんだぜ? 熱帯植物園にありそうな、珍妙な商物がずらりと並ぶ。 見たことがないも... -
没後180年 田能村竹田@出光美術館
出光美術館は、17時に閉館してしまうというなんとも気の早い施設だ。 16時半にもなると、閉館30分前を告げるアナウンスがある。 1階のエレベーターホールには、老舗和食屋の下足番よろしく、「美術館に行くエレベーターの『上の階』ボタンを押す専門の人が... -
画鬼 暁斎 ーKYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル@三菱一号館美術館
強烈な個性を放つカラスの水墨画を始めとし、独特な個性を発揮した画家、河鍋暁斎の作品を中心とした展覧会。 その作品に惚れ込み、弟子入りした建築家コンドルの作品も展示されているのが面白い。 コンドルといえば、「鹿鳴館」をはじめとし明治時代の近... -
ボルドー展@国立西洋美術館
フランスというのは、中世になるまでは未開の地なのだと思っていた。しかしこの展示で認識を改めた。 紀元前のもの、という芸術作品や矢尻といったものがとても精巧だし、それ以降も安定して「芸術」している。 同じ頃、縄文式土器とかハニワといった作品...