美術館、博物館、アートギャラリーなどに関する話題。
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大関ヶ原展@江戸東京博物館
「徳川家康没後400年記念」なんだそうだ。 全国3カ所の巡回展覧会。 それにしてもいろいろ考えるもんだなあ。「生誕○○年」というのをピックアップするだけでも、世界の偉人は腐るほどいるわけで大変なのに、「没後」も加えたら一体どうなるの。 そのほか、... -
鳥獣戯画展に三度目の突撃
前期後期に別れて、展示内容を変えている鳥獣戯画展。 後期に入ったのだが混雑は相変わらず。 こっちは仕事にけりをつけて平日15時に訪れる、という腹のくくり方をしたのに、なんなのこの混雑。 やめだやめだ、そこまでして見るもんじゃねえや。家帰ってネ... -
岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ@世田谷文学館
最近はさすがに自制して、昔のような狂ったかのようなアート巡りはやめている。 「未知の世界」の飽くなき探求を続けると、身も心もボロボロになるとわかったからだ。ある程度、現状肯定して今の自分に満足しておく必要がある。 メンタルの状態が悪いとき... -
東宝スタジオ展 映画=創造の現場@世田谷美術館
砧公園の中にある世田谷美術館は初訪問だ。 最寄り駅である用賀から徒歩で20分近くかかるので、面倒臭くて行ったことがなかった。 今回は、砧にスタジオを持っている東宝をテーマに、東宝が手がけた映画を「七人の侍」「ゴジラ」を皮切りにいろいろ紹介し... -
下北沢クロニクル@世田谷文学館
下北沢という独特な雰囲気を持つ町を紹介する展示だ、というので会場を訪れてみたら、下北沢にゆかりのある文芸作家さん(坂口安吾、萩原朔太郎 等)が作中で描いた下北沢が紹介されているというものだった。 生原稿も展示されていたり。 うお、全く興味わか... -
同潤会の16の試み ―近代日本の新しい住まいへの模索―@Gallery A4
竹中工務店の本店一階にあるギャラリー。 同潤会、というと、今は表参道ヒルズに化けてしまった場所にものすごい古いアパートがあったよな、ということくらいしか知らない。 しかし実際には首都圏を中心に結構な数、同潤会の手によるアパートメントや住宅... -
大阪万博1970 デザインプロジェクト@東京国立近代美術館
1970年に開催され、一大ブームとなった大阪万国博覧会。 既にいろいろな形で振り返りが行われてきたが、今回はデザインという観点での展示というのが面白い。 ポスターデザインからはじまって、看板やロゴ、建物、ベンチやポストなどあらゆるところに工夫... -
所蔵作品展 「MOMAT コレクション」@東京国立近代美術館
東京国立近代美術館に収蔵されている作品は、常設展として常に公開されている。 しかし、年に数回の展示入れ替えがあるので、時々訪れてみると面白い。 昨年もこの「MOMATコレクション」には訪れていたので、岸田劉生や藤田嗣二の作品など見覚えのあるもの... -
微笑みに込められた祈り 円空 木喰展@そごう美術館
江戸時代活躍した、木彫りの仏像を多数作った二人の作品が展示されている。 展示物のほぼ全てが木仏であり、迫力がある。 円空の仏像は、よく言えば素朴、悪く言えばヘタウマだ。北海道みやげのニポポ人形とどっこいどっこい、という作品もある。 でも、円... -
Red Bull Music Academy × Rhizomatiks"The Human Sized Synthesizer"@丸ビル マルキューブ
Perfumeのライブ演出で有名になったクリエイター集団「ライゾマティクス」。 最先端感をうまくキャッチし表現する才能は日本トップクラスだ。 最近では東京都現代美術館でもその作品が展示されるなど、「エンターテイメント」の域にとどまらずアートの領域... -
生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村@サントリー美術館
伊藤若冲スゲーというのは聞き及んでいたのだけど、彼の作品をまともに見るのは初めて。 ずらずらと、しつこいくらいまでにぎっしり並ぶ若冲の掛け軸は圧巻。 カンバスに描いた西洋画などと違って、掛け軸って密度高く陳列できるんだなと感心した。 掛け軸... -
北欧デザイナーによる一汁一菜の器 DUKA 北欧流シンプルな食卓@スウェーデン大使館 ベルイマン展示ホール
スウェーデンに日帰り旅行。 スウェーデン大使館内の広いスペースで、北欧デザインの展示会をやっていた。 独特な柄の織物などもあったが、主に和食器の展示だった。 ご飯茶碗、お味噌汁椀、箸置き。 「食べる際に手にとって使う食器」って、多分北欧では...