屯田兵になろう【北海道ハタケ仕事1】

2013年、僕が39歳のとき、あれほどまでに愛したお酒をきっぱりやめてしまったため、生活ががらりと変わってしまった。性格さえも、変わったくらいだ。

40歳の節目が目前なんだから、新しい自分を見つけなくちゃ!という義務感・・・というか強迫観念がとても強くなった。お酒を飲んでいた頃は、夜になれば「まあいいや、一杯ひっかけて今日はもう終わりにしよう」と一区切りできたのに、酒をやめてしまうとそういうタイミングがない。気が休まらないというか、体力気力の限界まで活動しないと、自分が怠慢に思えて仕方がなかった。なので、「自分探し」をしまくる日々だった。

引越しなんてのはその典型例で、過去の自分をばっさり切り捨て、無かったことにして新しく生きて行く決意表明でもあった。その様子は「俺の引越し2013」に詳しい。また、アワレみ隊OnTheFacebookを見ていれば、この頃の必死さがよくわかる。

当時の僕はというと、仕事終わりの夜と週末は分刻みでスケジュールが入り、新しい予定を入れるためには1ヵ月後2ヵ月後という有様だった。それでも己のやりたいことが処理しきれないので、しまいには「朝活」まで初めてしまったくらいだ。週末は13とか14といった数の予定(しかも全部別の場所)が入っていたのだから今思えば気が狂っていたとしか思えない。

こんなことをやっていたらいずれ倒れる、と思ったら、案の定2014年の秋に限界がきた。まあ、人間のリソースなんて有限だ。ワタミの会長でもない限り、無尽蔵に動くなんて無理だ。

僕が疲れ果てる前、そんな「変わらなくちゃ」願望の真っ只中だった2014年初頭に知り合ったのが「カフエ マメヒコ」というお店だった。三軒茶屋と渋谷に3軒を構える喫茶店だ。「カフェ」ではなく、「カフエ」と書いてあるのが独特だが、誤植ではない。

「カフェでまったり」なんて趣味は皆無の僕にとっては、見たことも聞いたこともないお店だった。しかし、このお店が「マメヒコの味噌会」なるイベントを月イチで、1年をかけて味噌などの話をするという話を聞きつけ、そりゃあ面白いと参加申し込みをした。これがマメヒコとの出会いだった。

単発のイベントにあちこち顔を出すのは楽しい。しかし、それっきりで終わってしまい継続性がないのは、刹那的すぎてつまらないと感じていた。そして、自分の劣等感をごまかすためにあれこれ首を突っ込んでいる気がしてきて、どうもイヤだった。

そういう満たされなさを感じているとき、年単位で続くイベントである「味噌会」を知り、これはすばらしいと思ったのだった。単発で終わらない、「今回はここまでだけど、次回はどうなるかな?」というワクワク感の継続。毎回同じようなメンツと会うことによる、仲間意識の醸成、そして記憶と経験の共有。いいじゃないか、それ。僕が物足りなく思っていたことが、まさにそこにはあった。

そもそも食に対して強く関心がある僕だったし、発酵食品の面白さについては漫画「もやしもん (イブニングKC)」で堪能してきていた。味噌をテーマにする、というのはまさに自分にとってはうってつけだった。これが「酒」ともなれば、お酒が試飲すらできない僕にとってはノーサンキューだったのだが。

味噌会が開かれる・・・というプレスリリースは、1カフェのものにしては結構大々的に広まったようで、東京におけるイベント/アート系情報webサイトのあちこちでピックアップされた。僕が偶然知ったのも、そういう経緯からだ。

ちょっと長文になるけど、僕が魅了されたその文章をそのまま引用する。

東京・三軒茶屋と渋谷にある「カフエ マメヒコ」は『マメヒコの味噌会 ミソカイ』を始めます。味噌会とは大豆を味噌にする会です。日本の食とはこれすなわち、大豆とお米とお魚です。特に大豆はカフエ マメヒコの原点であり、ハタケマメヒコで作っております。この会は、1年を通して大豆を勉強しながら、北海道、千歳にあるマメヒコの農園「ハタケ マメヒコ」で採れたマメヒコの大豆を味噌にする会です。

マメヒコの味噌会:

いろいろなヒトたちがいろいろな理由で集まる機会を提供すること、それこそがカフエとしての役割だと考えています。この会でカフエ マメヒコが伝えたいことは「食べること」の大切さと、楽しさです。そしてきっとこの会には「食」べることが好きなヒト、「食」べることをもっと知りたいヒト、たちが集まるでしょう。カフエがやるのであまり堅苦しくなく、気軽に参加することができる、自由な会にしたいと思っています。
会を通して、カフエ マメヒコがなぜ豆にこだわっているのか。なぜ北海道で畑を持ち、耕し、豆を作っているのか。
そういうカフエ マメヒコの気持ちが少しわかってもらえる機会になればと考えています。

■『マメヒコの味噌会』について
・この会は「大豆」から「味噌」を作ることを目的としています。
・自分たちで作ったその味噌で味噌汁を作ることを会のフィナーレにしたいと思っています。
・毎回、きちんとした味噌汁、炊きたてのごはんを提供します。
・勉強しながら、味噌汁を食べ、美味しかったねという会にするつもりです。
・当番制にして手伝ってもらいたいとも考えています。
・だしは海の幸、昆布といりこで取ります。
・マメヒコで使う昆布の産地は利尻、羅臼、日高、いりこの産地は瀬戸内海です。
・産地を歩く遠足も考えています。
・北海道にある豆畑、ハタケマメヒコに来てもらい参加してもらう機会も作りたいと思っています。
・豆まき、草取り、収穫、選別などハタケマメヒコを通して大豆、黒豆の作り方を伝えます。

【場所】
カフエ マメヒコ各店ほか

【期間】
2014年1月から2014年12月
三軒茶屋  毎4週木曜  9:30~11:30 1月23日スタート
公園通り  毎4週金曜  9:30~11:30 1月24日スタート
宇田川町  毎4週土曜 17:30~19:30 1月25日スタート
1か月で3回程度を予定しています。開催日時はメールまたはwebでお知らせします。

【各回参加料】
無料
※味噌汁とご飯のご用意がありますので、参加する際はご一報ください。

【応募】
この会に参加したい方は、
・名前
・年齢
・職業
・大体のお住まい
を明記の上、 [email protected] までご連絡ください。こちらからご返信させていただきます

○カフエ マメヒコ
カフエ マメヒコは、日本古来のお豆と美味しい珈琲をコンセプトとしたカフェで都内に3店舗を運営しております。マメヒコの珈琲は大粒で最高品質の珈琲豆のみを使い、札幌の焙煎所で長い経験に基づいた独自の製法で焼かれた珈琲豆です。お店でドリップする珈琲豆は、焙煎から10日以内に使い切るよう厳しく管理されています。

公式サイト: //mamehico.com/
・宇田川町店(東京都渋谷区宇田川町37-11 大久保ビル/TEL:03-6427-0745)
・三軒茶屋店(東京都世田谷区太子堂4-20-4/TEL:03-5433-0545)
・公園通り店(東京都渋谷区神南1-20-11 造園会館2階/TEL:03-6455-1475)

○ハタケマメヒコ
東京のカフエ マメヒコで働いている現役スタッフが、夏の間だけ北海道でハタケを借り、マメヒコで使う大豆や小豆、インゲン豆を作る「ハタケマメヒコ」プロジェクト。2009年、北海道・十勝で始め、2013年からは北海道・千歳空港近くに移りました。
ハタケマメヒコでは主に大豆や黒豆、小豆などの伝統的な豆類のほか、貝豆や前川金時といった在来種のインゲン豆を作ります。ほかにもジャガイモ、ニンジン、タマネギ、にんにく、トウモロコシ、カボチャなども、完全有機栽培で作ることに挑戦しています。作った豆や野菜は、カフエ マメヒコで100%商品としてお客様に提供しています。

■会社概要
名称  : 株式会社カフエ マメヒコ
所在地 : 東京都世田谷区太子堂4-17-10
代表  : 代表取締役社長 井川 啓央
事業内容: デジタル放送の企画・制作・運営/
カフエ マメヒコの企画・運営/北海道での豆畑の運営

(カフエ マメヒコのプレスリリースより転載)

このお店は、単なる小洒落た喫茶店ではない。オーナーである井川さんという方がとてもクリエイティブかつ多彩な才能の持ち主であり、「カフエ」という場を使っていろいろな表現を繰り広げている。

舞台を備えたお店もあるので(宇田川町店)、そこで自主制作映画を上映したり、作・演出したお芝居を公開したり、多様な人を招いてのトークショーをやったりしている。元々井川さんは映像制作ディレクターだったということもあり、「喫茶店のマスター」におさまりたいわけではない。カフェという場を使った自己表現、そしてそこからちょっとずつ世の中を動かしたいという願いがあるのだと思う。

個人経営の喫茶店で、時々素人に毛が生えたような人がピアノとかフルートの演奏会やってます、みたいなのとは次元が違う・・・ということはあらかじめ言っておきたい。自主制作の映画や劇といっても、主役が田口トモロヲだったり富山えり子だったりと、ガチなものだ。趣味の延長線上というレベルではない。そしてなによりも、マメヒコは店の雰囲気がとても良いし、飲み物も料理もかなり美味い。世の中のカフェ事情には疎いが、僕が知ってる中では完璧超人といえる店だ。意識高い系の人が集ってMacBookいじってます、といったお店ともちょっと違う、イイカンジの店だ。

正直、ここで飲食するとお値段はちと高い。しかし、それにも係わらず客はひっきりなしに集まるし、儲けたお金は井川さんが表現したいこと・実現したいことにバンバン投資されており、その豪快さは見ていて本当に驚くし呆れる。

この「味噌会」だって、参加費が無料な上に「来た人には毎回ご飯と味噌汁を振舞う」というのだから、井川さんなる人物の思考回路はサラリーマンである僕には想像すらできない。でも、味噌会一回目で井川さんはこう言っていた。

「味噌会は俺の愚痴を聞いてもらう場だから。愚痴を聞いてもらうためにみんな集まってもらうんだから、せめて何か出さなくちゃあねえ、ってことで毎回ご飯と味噌汁は出す」

もちろん、「愚痴」ってのは冗談と謙遜が含まれてのセリフだが、だとしてもすごいことをやるものだ。

ただ、僕はこの会にものすごく警戒もしていた。食がらみの話題はどうしてもイデオロギー的な活動に結びつきやすいからだ。もし味噌会の活動の中で、ロハスだのスローフードだの放射能だのといったキーワードが出てきて、なおかつそれを強く推す論調になったら、速攻でこの会から離脱するつもりだった。これらのキーワードが良いか悪いかの判断はさておき、そんな話が聞きたくて参加するわけじゃない。

しかし実際はこの懸念は杞憂だった。井川さんの話は毎回ユーモアに富み話題も多岐にわたり、いつも楽しませてもらった。政治信条に深く立ち入った話ではなく、自分がカフエを営業したり食と向かい合っているときに気づいたこと、知識、現代社会の課題などをとっても興味深く話してくれたからだ。その全てが実体験に基づいての話だ。なので「頭でっかちで知ったかぶり」が一切無い話題は、聞いていてとても心地よかったし、納得感/説得力が抜群だった。

もちろん北海道にある自社畑は無農薬でやっているので、「農薬を使った野菜が良い、中国製の食材だっていいじゃないか」みたいなことは言わない。しかし、

「みんな納豆や醤油を買うときには『遺伝子組み換えではない』といううたい文句は気にするのに、大豆油とかは気にしてないよね、あれは遺伝子組み換えなのに」

みたいな話とかをしてくれる。そこでは、「遺伝子組み換え野菜は危険だから使うな」といったことを井川さんは決して言わない。そういうのを判断するのは個々人の話だし、多忙な現代社会を生きていく上で、TPOをわきまえて便利な食べ物を使うのを否定するのは現実的ではない、ということを重々承知しているからだろう。

その徹底ぶりに、むしろ僕は驚き感心させられた。この味噌会を通じて僕が見聞きした中では、フードファディズム的発言は一切なかったと思う。なのに、「安心安全な食材を使いながら、美味しい飲食と居心地の良い場所を提供するカフエ」をしれっと経営しているのだから、すごい。

毎月開催される味噌会は、1月に塩の話、2月に麹の話、3月に豆の話・・・と続いて、早速味噌の話題が尽きてしまった。それ以降の月は珈琲だったり紅茶だったり、話題はあっちこっちに飛び火した。「味噌会」といっても味噌作りを実際にやることはなく、そっち系を期待して参加した人たちを落胆させたが、これぞまさにマメヒコ的だった。むしろ僕は面白がって、今月は何の話をする気だ?とワクワクさせられたものだ。(ただし後半は体調を崩したため、殆ど参加できなかった)

そんな味噌会の企画として、プレスリリース当初から明記されていたのが「北海道にある畑で実際に農作業を行う」だった。畑仕事をやってみたい、と以前から思っていて、「アワレみ農園」を作るのが夢でもある僕にとってはこのお話はとても嬉しかった。もちろん、募集がかかったときにはすぐに参加を表明した。

ハタケマメヒコでの作業は3回あり、5月に種まき、7月に雑草刈り、9月に収穫という隔月開催の予定となっていた。新千歳空港近くの場所に土地を借り、その脇にある一軒家にカフエの社員を一人住まわせているので、そのお手伝いを毎回1泊2日で行く、というものだった。井川さん曰く、「現代の参勤交代だ」という。

北海道に畑を借りるというだけでも1喫茶店のやる範疇ではない話だが、畑の維持運用のために社員を1名、春から秋まで常駐させるのだから大胆すぎる。帳簿だけ見たら、どうやったって大赤字だ。それでもやっちゃうのがマメヒコのマメヒコたるところであり、井川さんは大富豪の子供で、隠し財産があるんじゃないかと勘ぐってしまうくらいだ。

でも実際はそんな大金持ち秘話はないようなので、優れた商才と行動力、そしてモチベーションを兼ねそろえている天才、としかいいようがない。

ここまで延々マメヒコと井川さん大絶賛の話をしてきたが、こういう事前情報がないとここからの話が意味不明だと思うので書いておいた。

さて、旅行話本編。

マメヒコからハタケ参加予定者に送られてきたメールには、こんなことが書いてあった。僕の手元に届いたのは、5月21日(水)のこと。

ハタケの春の遠足は、今週末の24(土)25(日)に行います。
雨天決行いたします。

集合時間 午後12:30
集合場所 新千歳空港 国内線ターミナルビル1F、朝市食堂前

※ハタケまでは、こちらで用意した車に2人は乗れますが、
それ以上は乗れませんので、レンタカーなどをご用意していただくと助かります。
交通機関ではハタケに行くことはできません。

解散時間 午後5:30
解散場所 新千歳空港 国内線ターミナルビル1F、朝市食堂前

○用意するもの
こちらでは、食事や飲み物、道具は原則用意しません。
皆さん大人ですから、すべて自己責任、自己判断でご用意ください。

・寒くない格好
・汚れてもいい格好
・汚れてもいい靴(長靴がベストだと思います)
・手袋

これを見て、ひっくり返ってしまった。マジか、と。

この後マメヒコといろいろ付き合ってみてわかったのだが、この人たちは基本おおざっぱだ。「自分で考え、自分で行動しろ」というスタンスであり、悪く言えば緻密さに欠ける。いや、このメールに書いてあることはいちいちごもっともなんだが、北海道行き3日前になってレンタカー手配が必要という話を聞かされたら、そりゃあ焦る。もっと早く教えてくれよ、と。

参加者ひとりひとりがいちいち車を借りるなんてのは馬鹿馬鹿しくてできないので、じゃあ同乗者を募らないといけないよね、でも誰が参加するんだろう?・・・そんな情報は全くない。慌てて自分が知っている範囲内の味噌会知人やスタッフに探りを入れることになった。

マメヒコ側としては、「うちは旅行代理店じゃないよ」ということだろうし、「観光農園をやって稼いでるわけでもない」。確かに、手取り足取り参加者への便宜を図ってたらきりがない。どっちかというと、今回この企画は「マメヒコのハタケに手伝いに行かせて頂きます」とこっちからお願いしているようなスタンスだ。全部手弁当だし、わからないことがあったらいちいち確認したり手配しなくちゃいけないのは参加者側だ。ただ、事前周知があまりにないミステリーツアーっぷりはすごすぎた。

僕は事前に「12:30新千歳空港集合」ということを聞いていたので、11:40に新千歳空港に到着する飛行機を手配してあった。これなら昼飯を空港内で食べてもまだ余裕があるだろう、と踏んだからだ。しかしレンタカーを借りた上で12:30に集合場所に来い、というのは到底無理な時間だ。当日を迎える前から、「すんません遅刻します。現地集合します」とマメヒコ側に伝えることになった。

また、「宿は札幌がおすすめです」という情報を井川さんからもらっていたのだが、新千歳空港近くにハタケがあるのに何故車で1時間離れた札幌がおすすめなのかがさっぱりわからなかった。後で井川さんに直接聞くと、「千歳あたりだと、ハタケが終わってから何かしようと思っても何もないでしょ?」ということだった。なるほどそうかもしれないが、かといって1時間かけて札幌まで移動するのが妥当かどうかは、合計3回のハタケ参勤交代を通じても、やっぱりよくわからなかった。

そんなわけで、直前になってうすぼんやりわかってきた参加者たちの足並みは全く揃っておらず、フタを開けてみたら泊まる場所はバラバラだし、往復の飛行機便に至っては見事なまでにちぐはぐだった。当初謳われていた「遠足」という言葉は、あってないようなものだった。まあ、そこも含めて「大人なんだし、その場その場で適切に判断してよ」ってことなんだろう。

しかし、1泊2日のトンボ帰り農作業とはいえ、「北の大地」である北海道への旅行である事実には変わりない。そりゃあ旨いもん喰えるなら喰いたいし、仲間と楽しく過ごしたい。

マメヒコ側で公式に飯は用意しないものの、夜は井川さんを囲むかたちで、みんなで飯食いにいくか!っていう事があるのかないのか、とか、そんな雰囲気がさっぱりわからない。それだったらそれなりの腹づもりでいるし、そういうのがないなら、仲間を募って札幌あたりでうまいものを食べに行きたいところだ。事前リサーチをしておきたい。

最悪なのは、みんなハタケ仕事が終わったらとっとと別行動になってしまうことだった。僕は札幌のすすきのに宿を取っていたのだが、一人で飯を食う手頃な場所が見つからずに結局牛丼屋に入る・・・なんてことになりかねない。それはたやすく想像できるシチュエーションだけにぞっとした。勘弁してくれ、北海道までカネと気力体力使ってやってきて、それはあんまりだ。

そんな危機感から、結局2014年の3回に渡るハタケマメヒコの遠足では、なんとなく僕が旅行代理店的なとりまとめを行うようになった。

誰もやらないんなら、僕がやるしかないじゃん。

ま、そこも含めて、井川さんメールに書いてある「皆さん大人ですから、すべて自己責任、自己判断で」なんだろう。旅行的な楽しさをこのハタケ遠足に盛り込みたいなら、やりたいヤツが勝手にやればいい。そういうことだ。

ただ、そのさじ加減というか空気感がマメヒコ常連ではない僕にとってはさっぱりわからず、どこまで大胆に仕切っていいのかは最後まで苦慮した。あんまり飯だの遊びだのに注力しすぎると、ハタケ仕事という本筋から逸れすぎて浮いてしまいそうだし。