13:33
このあたりは「堺町通り」という観光客が数多く行き交う場所らしい。
小樽に来ておいて「らしい」とか言ってるのはずいぶんとのんきなものだが、何しろぜんぜん予備知識がない。「おっ、あのあたりに人が結構多くいるぞ?」と通りすがりに見かけたので立ち寄っただけだ。小樽の知識、悲しくなるくらいになにも持っていない。
最近の僕は、旅を始める前にあれこれ調べないようにしている。ネットで調べていたらきりがないのと、あまりに情報が豊富過ぎて当日のワクワク感が削がれるからだ。しかし、まったく情報がないと、あとになって「えっ、そんな施設(や、食べ物)があったの!?」と残念に思うことになる。
多すぎず、少なすぎず。そういう情報量のコントロールっていうのは本当に難しい。地域によって、その塩梅というのは異なるからだ。
写真は、「可否茶館」という名前のレンガ造りの建物。名前からして、コーヒーを提供する喫茶店。
気になる喫茶店にいちいち立ち寄っていてはきりがない。今日は既に1軒、朝に菊地珈琲に立ち寄っているし。ここはスルー。
そもそも、若い女性が好きそうな町・小樽というのに僕は若干「その雰囲気に飲まれてなるものか」という反抗心がある。こういうおしゃれな感じのお店に、まんまとハマってはなるものか!と思ってもいる。
あー、でもお店のバックヤードに、パレットに積み上げられたコーヒー生豆の麻袋がたくさん見える。
ここでまさに焙煎を行っている証拠だ。そうかー、自家焙煎かー。気になる。
13:34
おみやげの店も、この立派な木骨石造。笑っちゃうくらい、堂々としている。
雨が降ってなければ、もっと気軽にいろいろな建物に出入りしていたと思う。あいにく濡れた折りたたみ傘を持っているので、建物に出入りするたびに折りたたんで、ビニール袋に仕舞って、というのは面倒。何か買う予定があるわけではないので、一旦スルー。
おお、どんどんスルーしていく。
13:35
一方、こちらは清々しいまでに緑色の建物。アゲハチョウの幼虫みたいだ。抹茶スイーツのお店、だそうで。
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建物の外観ばっかり撮影している気がする。
北一硝子。
ときどき、「小樽武将館」みたいに小樽ネイティブ感がない施設もあったりして、これはこれで観光のスパイスとして楽しい。まさか小樽の地で独眼竜正宗に睨まれるとは思わなかったぜ。
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北一硝子の三号館。
北一硝子の見学工房、というのがあったので入ってみた。
右の階段から入って二階に上がって、職人さんのガラス細工製作工程をちょこっと垣間見て、左の階段から降りてくる。建物の見た目どおりのコンパクトな見学ルートで、これも良きスパイス。
13:41
おっと、ここにも六花亭の直営店があったのか。まったく知らなかった。
これだったら札幌本店に立ち寄らなくてもよかったんじゃ?という気もするけれど、まあそんなに時間をケチケチしなさんな。
ガラス細工を見学。
人生で、ここまでたくさん並ぶ醤油差しを見たことがない。
アウトレット、ということで「液だれしない醤油差し」が売られていたのだが、お値段は1,700円だった。うーん、一家に一つあればよいものだから、衝動買いする気にはなれずここは鑑賞するだけにとどめておく。
(つづく)
コメント
コメント一覧 (2件)
「内海湾」ではなく「内浦湾」ですね。
つまらない指摘でごめんなさい。実は10年以上前から愛読してます。
米こうじさん、間違いの指摘ありがとうございます!こういうアドバイス、地味にありがたいことです。これからも愛読をよろしくお願いします!