ハタケ仕事と山登り【羊蹄山】

22:27
千歳のハタケから車で1時間。札幌はすすきのにやってきた。お酒が飲めりゃ、これから豪遊!とでもしゃれこみたいところだ。でも、お酒を飲まないし、夕ご飯は先程済ませている。物見遊山ですすきのの町を歩き回る気はない。

それよりも、これから2泊するカプセルホテルにワクワクしている。2014年にハタケを訪れた際にも使ったホテルなので、今更新しい発見はないはずだ。でも、やっぱりカプセルホテルってワクワクするよな。僕だけだろうか?

まずは車をコインパーキングに預ける。ホテルと提携している立体駐車場に車を預けるが、やたらとデカい。すすきの周辺には、この規模の巨大な立体駐車場がいくつもある。お酒を飲んだあと、車を運転する・・・ということはないよな?さすがに。

3年ぶりにやってきた、「ソーレすすきの」。

綺麗な内装、朝ごはん付きというのがとても気に入っている。すすきのに近いことに僕はまったくメリットを感じないので、もっと郊外でも構わないくらいだ。でも、「郊外型カプセルホテル」ってそんなのは多分ないだろうな。需要がない。

ややや。

「ソーレすすきの」といえば、「軽朝食」という名前で宿泊客に朝ごはんを提供しているのだけれど、380円をプラスすると「豪華朝食」になるのだという。マジか。でも、いらない。

ここの「軽朝食」というと、ご飯とお味噌汁に、焼きそばや唐揚げといったものだったと記憶している。健康に良いかどうか、というのはひとまず置いておいて、朝からガッツリくってやったぜ!とテンションがあがるのは事実で僕は好きだ。ゴチャゴチャと地元の名物が並ぶ朝食も好きだが、ガッツリとした野蛮な朝食も好きだ。

前回5月のハタケ遠足の際は、朝食バイキングをホテルに手配していたのだけど食べそびれてしまった。朝7時からたんぽぽを収穫する、ということになったからだ。

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今回もそういう突然の予定が入る可能性があったので、豪華朝食なんてのはいらない。軽朝食、くらいがちょうど良いのですよ。

22:37
ヘッドスパとかあかすりといた案内がエレベーターに貼ってある。男の天国だ、ここは!とマジで思った。

のんびりする時間があれば受けていたいけれど、もう時間は22時半。これから荷解きしてお風呂入って一息ついたら、日付がかわってしまいそうだ。今日はそんな余裕はなしだ。明日は・・・明日も同じ宿だけれど、その次の日がクッソ早朝起床で羊蹄山登山となる。朝4時には出発する予定なので、マッサージなんてやってる暇はない。今回は諦めよう。

カプセルルームはこの扉の向こう側。

手前に、室内着が置いてある。

こんな写真を思わず撮ってしまうのだから、いかにウキウキしているかがよくわかる。「たかが室内着」なのに。もう40歳を過ぎたいい大人なのに、何をウキウキしてるんだ。

今回は4階の部屋となった。

これまでは、デラックスな部屋を選んできた。カプセルホテルといっても半個室状態になっていて、自分専用のクローゼットがあったり、デスクがある部屋だ。

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旅先で、すきあらば撮影した写真をPCで整理したいし、あれこれ情報収集をしたい僕はパソコンは当然持参している。たとえハタケ仕事・登山が目的の今回の旅行であっても、だ。だからこういう個人デスクがある部屋にしたかったのだけどあいにく今回は満室。

そのため、普通のカプセルルームの予約となった。しかしこれはこれで安いので歓迎だ。あと、どんな部屋なのか、まだ見たことがないので楽しみでもある。

「ほう」

毎回、カプセルホテルのエリアに入ると写真を撮ってしまう。非日常感が半端ないからだ。ずらっと並んだカプセル、まっすぐに伸びた廊下、しんと静まり返った空間、窓一つ無い無機質な空間。

でも、このカーテンの向こうには人がたくさんいる、と思うと、ますます不思議な感じになって、ワクワク感がこらえきれない。大勢の大人たちが、かくれんぼをしているかのようだ。みんな息を潜めている。

・・・違った。どこかで大きないびきが聞こえる。息を潜めていない人もいるようだ。

上下二段のカプセルになっているのは普通なのだけど、ここは廊下と並行に寝るスタイルのカプセルだった。いや、これはもうそもそも「カプセル」と呼べるのかどうか。かいこ棚的であるのは変わりないのだけれど。

横向きなので、特に下段の場合は廊下からの出入りが楽だ。縦型のカプセルの場合、奥まで洞窟探検をするように潜り込まないといけない。でもこれは楽でいい。

あと、ベッドが広めで、セミダブルのサイズのようだ。快適な空間なのがすばらしい。

心遣いだなあ、と思うのは、枕元の壁には背もたれとなるクッションが貼り付けてあるということだ。足元にあるテレビを見るときはここにもたれかかってください、というわけだ。

でも僕は「旅先ではテレビを見ない」信条なので、テレビはまったく使わなかったけれど。

(つづく)

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 「内海湾」ではなく「内浦湾」ですね。
    つまらない指摘でごめんなさい。実は10年以上前から愛読してます。

  • 米こうじさん、間違いの指摘ありがとうございます!こういうアドバイス、地味にありがたいことです。これからも愛読をよろしくお願いします!

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