ハタケ仕事と山登り【羊蹄山】

11:32
菊地珈琲でしばらく時間を過ごしたのち、また車上の人となる。

「また車上の人となる」といっても、北海道を移動するのに車というのは当たり前すぎる。なにを今更感のある表現ではある。

それはともかく、次に目指したのは菊地珈琲のすぐ近くにある、「白い恋人パーク」だった。赤レンガの塔が目印。

白い恋人パーク
白い恋人パークは、北海道札幌にあるお菓子のテーマパーク!北海道みやげの定番「白い恋人」の工場見学はもちろん、おかし作り体験や、チョコレートの歴史を学べるコンテンツなど、観て、知って、味わって、体験できるチョコレートエンターテインメント施設です。

以前から菊地珈琲に行くたびにこの施設の横を通り抜けていた。「白い恋人」といえば、北海道を・・・いや、日本を代表するお土産の一つで、今じゃ観光地土産として必ずどこにもあるラングドシャの走りだ。その工場が観光地になっているらしい。

「へえ、おもしろそうじゃない」とは思っていたけど、「いや、行っても大して面白くないよ?」という話を聞いていたのでこれまでスルーしてきた。しかし今回は時間に余裕がある。というか、暇だ。特にこのあと予定はないので行ってみることにした。たとえ本当に面白くなかったとしても、一人での訪問なので誰からも恨まれないし。

11:36
土砂降りの雨が降っている中だけど、かなり大勢の人が集まっていた。駐車場は「臨時」となっているところに誘導され、車を停める。

赤い西洋風の塔があるその横には、「CHOCOLATE FACTORY」と書かれた赤い建物がある。どうやらあの建物が工場になるらしい。

工場見学は好きだ。お土産がもらえるからラッキー、みたいな邪な心ではなく、単に「非日常で、ワクワクさせられる」からだ。あと、僕個人があらゆるものと「精神的なつながり」を持ちたいと思っていて、それは飲食物にしろ工業製品にしろそうで、「工場見学に行って、そこの製品にシンパシーを持った」という体験を得たいからだ。

今、Amazonとかショッピングモールとかで気軽にモノを買うことができる。しかし、そういう関係性の希薄さにまみれていると、自分自身が軽薄になっている気がしてくる。「実際に現地に行った」「ものを触った、見た」という体験をもっともっと、自分に与えたいと思っている。

で、工場見学なわけだけど。ええと、サッカーグラウンド?

地図でぱっと目につくのが、サッカー場だ。まさか工場の建屋屋上にサッカー場?と思ったけど、さすがにそういうことはなく平地に作られていた。さすが北海道、土地が広い。

地図によると、「宮の沢白い恋人サッカー場」という名前らしい。まあ、当然っちゃあ当然のネーミングだけど、ちょっとびっくりするな。一人で行くのがはばかられるくらいだ。いや、むしろ「オレの恋人は白い恋人だから一人でもへーきへーき」と開き直ってちょうどよいのかもしれない。「パソコンの画面越しに(アニメやゲームの美少女キャラの)オレの嫁がいる」みたいな。

コンサドーレ札幌の練習場として使われているそうだ。へー。

それにしても広い。単なる工場見学ができる施設、というよりも一つのテーマパークになっている。なにせ、施設入り口にはハロウィンの飾り付けがされているくらいだ。9月なのにもうハロウィンか。早いな。

ここは入場料がかかる。単に「工場見学で当社のことを知ってもらおう!」というファン獲得のための施設じゃないことがわかる。あ、そうか、あくまでも観光地なんだな。

入館料は大人600円。小学生から有料というわけではなく、4歳から入館料をとるので結構しっかりしてる。

駐車券。雨でしわくちゃになった。かなり外は強い雨。

600円を払うと、入館券を兼ねる「Passport」というミニパンフと、白い恋人一個が。

よかった、これで僕もカップルだ。

いや、そうなると、カップルで来ている人は三角関係ということになる。やべえ。・・・違うな、三角じゃなくて四角になる。うわあ、スワッピングか。それはドロドロしてるな。

階段には猫の足跡がついている。

「ご旅行の記念に白い恋人オリジナル缶はいかがですか?」

というコーナーがあった。

「携帯電話に入っているお写真でも作成しております」だって。

ひょっとして「白い恋人」のお菓子表面に写真を精密にプリントできるのか!?とびっくりしたけど、さすがにそんなことはなかった。外装の缶に、記念写真をプリントできるということらしい。だとしても、缶にプリントってなかなかやるな。

54枚オリジナル缶で4,345円。

自分たちの記念写真を缶にしたい、という人がいればぜひ。僕?いや、一人でぼーっと突っ立っている写真を缶にして、それを自宅でボリボリと食べているってシュールすぎるだろう?

建物の中は、西洋風の作りでいろいろなものがある。

だからなんなんだ、といえばそれまでという感じもするけれど、写真映えはするかもしれない。女性好みの場所だろう。男性は、少なくとも僕みたいな男性一人は、あまり面白いとは思わなかった。

東京にたとえると、お台場のヴィーナスフォートができた頃の、いかがわしさに似た雰囲気を思い出させる。

(つづく)

コメント

  1. おかでん より:

    米こうじさん、間違いの指摘ありがとうございます!こういうアドバイス、地味にありがたいことです。これからも愛読をよろしくお願いします!

  2. 米こうじ より:

    「内海湾」ではなく「内浦湾」ですね。
    つまらない指摘でごめんなさい。実は10年以上前から愛読してます。

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