食い倒れるのか遭難か【陣場山⇒高尾山縦走】

縦走路

11:05
いかん、陣馬山山頂でのんびりしすぎた。1時間も過ごしてしまった。計画では20分の滞在予定だったのに。

まさか山頂に3軒も茶店があるとは思っていなかったから、これはもう不可抗力だ。まさか、「茶店でメシ食っていたので遅れました」ということになるとは。

バス停から山頂までの行程を随分短縮できたので、遅れたといってもまだリカバリーは可能。今のところ、10分遅れで再スタートだ。

とはいえ、ここから長い縦走路の始まりだ。高低差は大してないけれど、水平移動がとにかく長い。10分の遅れがどこまでリカバリできることやら。うかうかしていると、本当に日没になってしまう。

縦走路

縦走路に入る。

関東ふれあいの道、という名前がついているらしい。通りすがりの人にタッチしたりしても良いのだろうか。いや、それはやめておけ。たとえ相手がおばさまであったとしても。

もっとも、「すれ違う」ということは、この縦走路においてあまりなかった。僕と同じで、陣馬山から高尾山を目指す人の方が圧倒的に多いらしい。

ここから先、明王峠まで1.8km、次のピークとなる景信山まで5.6km。山歩きでこの距離はそこそこ長い。

縦走路

11:08
ううむ、と唸りたくなるような、気持ちの良い道だ。

山の稜線を伝ってどんどん山を移っていく「縦走」は、時には細かったり険しい尾根を移動しなければならない。しかしこの稜線のなんともおだやかなことよ。尾根自体も広いし、登山道も広々している。軍隊が行進できるくらいの道幅だ。

そして木漏れ日が明るい、足取りがつい軽くなる道だ。これはいい。

縦走路

11:11
杉が生えているあたりはさすがに薄暗くなるけれど、それでもこの程度。

広葉樹の落ち葉がクッションとなっている道は、とても歩きやすい。

縦走路

11:17
どうだ写真を撮りまくっているぞ。それだけ余裕がある、ということだ。

何しろ、歩きやすい道に加えて下り坂だ。つづら折れでもないし、急でもない。ゆるゆると下っていくというのが、一番快適だよな。

まあ、峠まで下りきったら今度はまた登りがあるのだけれど。

でも今回ばかりは、「位置エネルギーを返せ!峠なんて無けりゃいいんだ!オレは山頂だけを歩きたい!」なんてことは言わない。これだけ歩きやすい道なんだ、文句を言ったらバチが当たる。

稜線歩きの中には、アホみたいに馬鹿正直に稜線ど真ん中に登山道があり、細かくアップダウンをさせられることがある。地味に疲労が蓄積していくパターンなのだけど、この陣馬山からの縦走路にはそれがない。「本当にこんなのでいいの?」と思えるくらい、歩きやすい。

縦走路

11:28
おっと、何やら標識が見えてきた。

分岐

奈良子峠。

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