ハタケ仕事と山登り【羊蹄山】(その1~18)

2017年09月17日(日) 2日目

08:44
北海道2日目の朝。

前回のハタケでは、朝5時起きで7時からたんぽぽ摘みという強烈な体験をしたけれど、今日の朝はゆっくりだ。たっぷりと朝風呂に入る余裕さえあった。

本来であれば、9月のハタケともなれば収穫シーズンということで慌ただしいはずだった。しかし、今年のハタケは育てている野菜が少ないため、さほど作業量がないのだった。そのため、朝からハタケで仕事ということはなく、「まあ、昼くらいまでにハタケに来てくれれば」というのんびりしたタイムスケジュールを告げられていた。

さて、このカプセルホテル「ソーレすすきの」ご自慢の「軽朝食」を食べようじゃないか。たぶん、「軽く」はすまないと思うけれど。

なるほど。「朝食に380円を足せばデラックスになる」という話だったけど、その正体がここにあった。通常のビュッフェ型式の軽朝食に加え、別コーナーにある大皿1つと小鉢2つを選べるというものだった。

すげえボリューム感だな、おい。

小鉢になにがあるのかは見なかったけれど、大皿はサンマの塩焼きが一匹、どーんとお皿に盛られていた。これは重朝食になるな。

で、朝からそんなにガッツリと食べる気はしないので、僕はあくまでも「軽朝食」だけでシンプルに朝ごはんを済ませる。

名前の通り「軽」い。

唐揚げ、焼きそば、キャベツ千切り、漬物2種類、ご飯、お味噌汁、カレー。

確かにコストがかかっていない感がはっきりと見て取れるけれど、こういうのも潔くて好きだ。焼きそばをおかずにご飯を食べる。こんな機会じゃなきゃ、いつやるんだ?ぜひこの背徳感を堪能したい。

あくまでも「軽」ですからね、「軽」。

唐揚げだって、「お一人様3個まで」とビュッフェカウンターに書いてあって、それをちゃんと守って3個だし。

カレーなんてなくても、おかずの塩気で十分にメシが食えるんだけど、カレーかけちゃうし。でも大丈夫、おかわりはしないから。

ほら、「軽」でしょ。

09:59
結局この日は朝ごはんのあとにもう一度お風呂に入り、すっかりあっさりさっぱりすることができた。カプセルホテルの寝心地はとても快適。広いベッドだし、静かだし。

パソコン作業がしたければ、食堂に行けばいい。なにも不自由はなかった。大浴場は気持ちよかったし。

そんなわけで今晩も引き続きこの宿に泊まることになっているのだけれど、寝場所は別のところになる。今は下段にいるけれど、今晩は上段しか予約がとれなかったからだ。

ちなみにカプセルホテルの場合、宿によりけりだけど「下段のほうがお値段が数百円高く、上段のほうが安い」ことがある。ハシゴの上り下りが面倒なぶん、上の段が安いというわけだ。

子供の頃、二段ベッドを利用する機会があったら、上の段というのは争奪戦になったものだ。子供と煙は高いところに登る。しかし今や齢40を越えたおかでん翁、すっかり下段を好むようになってしまった。だって、楽だもん。

それにしてもカプセルホテルを掃除する従業員さんは大変だ。登ったり降りたり、狭い部屋に入ったり出たりを繰り返す。腰を痛くしそうだ。いつもどうもありがとうございます。

10時半ころになってようやく札幌をあとにする。いやあ、のんびりしてるわ。

よく考えると、札幌~新千歳の往復高速道路代とガソリン代を足すと、カプセルホテル一泊分くらいの値段にはなりそうな気がするけど、まあいいや。

助手席のグローブボックスには、「鹿笛装着車」というステッカーが貼ってあった。へー、そんなものがあるのか!

想像だけど、エゾジカが嫌がる超音波を自動的に発するような装置が、この車のどこかに仕込まれているんだろう。もしこういうのがあるんだったら、登山客向けのヒグマ避け笛も市販して欲しい。いや、それは熊よけの鈴をチリンチリン鳴らしておけばよいのか。

11:52
今日はカボチャの収穫。

ローアングルでカボチャを撮ると、何やら迫力がある光景になる。生命力を力強く感じる。

ごっついカボチャだけれど、あんがいあっけなく収穫はできる。てっきり、木の幹みたいなのにくっついていて、ノコギリでも使わないと切り取れないのかと思ったけど、そんなことはない。

12:30
収獲したカボチャを乾燥させるため、一旦D型倉庫に並べる。

しばらくの間ここで自然乾燥だ。

13:43
お茶と、お茶請けをごちそうになった。

かぼちゃと小豆を炊いたものが、しみじみ美味い。

僕は仕事柄、机にしがみついたまま脳だけを使ったデスクワークが多い。それで糖分補給で甘いものを食べることはあるが、なんだか甘さが上滑りしているような気がする。一方、肉体労働のあとの甘いものは、じわんと胃袋から体内に染み渡るのが実感できる。素敵なひととき。あと、渋いお茶というのがいいよな。コーヒーの苦味とは違う。

いつの日か、渋いお茶が見直されるときが来て、プチブレイクすると思ってる。高級な玉露みたいな甘いお茶じゃなくて、安っぽいので構わない。でも、そのプチブレイクが一体いつ訪れるのかは、まったく想像がつかない。

(つづく)



タイトルとURLをコピーしました