結婚決定で天にも昇る気持ち、じゃなくて富士山に登る【富士山登山(富士宮口)】

04:37
下界を振り返ったところ。

闇がだんだんとピンク色に染まってきている。今まさに夜が明けようという時間帯だ。

週末だと、深夜でも登山道のジグザグ道がどこに通っているのかはっきりとわかる。ヘッドライトや懐中電灯を装備した登山客が、途切れなく登ってくるからだ。「よくもまあ、こんなに登る人がいるな!」と驚かされる。

でも今日は火曜日朝。さすがに微妙な曜日なだけあって、人の明かりはまばらだった。

ところどころ山小屋の明かりが見える。

04:44
富士山東側の空が明るくなってきた。そろそろ夜明けだな。

標高が低いところはまだガスっているけれど、空はスカッと晴れている。

04:49
先程通り過ぎた「元祖七合目 山口館」を上から見下ろす。

富士山の山小屋は、こうやって急斜面に張り付くように作られている。そのため、横に細長い作りになるのがお約束だ。

登山道は、山小屋の軒先を通り過ぎていくことになる。

これだけの斜面に建っているのだから、上からの落石をモロに受けて天井に穴があくようなこともあるだろう。営業期間は1年のうちわずか2ヶ月。その2ヶ月のために建物を維持運用するのは大変だ。

04:51
東の空が一部だけ明るい、という次元を越えて、空全体が明るくなってきた。

カメラの設定次第で、赤っぽい空になった青っぽい空になったり、同じ日同じ時間に撮影したとは思えない出来だ。ひとえに僕の腕が未熟だからだ。

04:52
あそこはどこだろうな、一か所だけ入道雲がもくもくと上がっている。

伊豆半島だろうか?温泉でも湧いているのかな。

04:55
夜が明けてきた。何をもって御来光とみなすのか、もうわけがわからん。なので、ひとまずここで記念撮影をしておく。

「水平線から太陽が登ってくるところを眺める」というわけにはいかなかったので、富士山の斜面をバックに。

04:56
はるか上のほうに、これから目指す山小屋が見える。

それにしても強烈な上りだ。標高3,000メートルを越えているので、さすがに酸素が薄くなってくる。数歩歩いては息を整え、また歩いて、を繰り返す。こういうとき、無理をしてえいやっと無酸素運動で急坂を登ると、後々ダメージがデカい。

疲れを蓄積させないことが高い山を登るコツだと僕は思う。

05:04
あー、下界もすっかり明るくなった。

あっちこっちに山小屋が点在しているのがよくわかる。

05:06
東ばっかり見ていたので、たまには西も見ておく。

でも雲に覆われていて、特に何も見えない。淡いピンクと青のコントラストが美しい。

05:13
ありゃ、さっき「御来光だ!」と記念撮影したのに、まだ日が登っていなかった。

富士山の南斜面をジグザグに登っていると、山肌の地形によって「あっ、御来光が見えた!」となったり、「やっぱり見えない!」ということになる。

(つづく)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください