食べ物に関して日々考えていること、でき事、お店訪問記など。
食べ物に関する話題であっても、掘り下げてあれこれ試行錯誤したりする長編は「胃袋至上主義宣言」に掲載。こちらのコーナーでは、単発で食べ物の話題をライトに取り扱う短編集となる。
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食い地獄の狭間にて
シフォンケーキをむやみやたらとツンツンする
柔らかいシフォンケーキって、食べるのが悔しいよな。 ついつい、つんつんしてしまう。フォークとナイフを突き刺すのに、罪悪感が伴う。 (2022.02.26) -
食い地獄の狭間にて
麻辣湯のトッピングをどうするか問題
五反田の「ゲンロンカフェ」すぐ近くに麻辣湯(マーラータン)のお店があったので入ってみた。 最近、東京界隈では麻辣湯のお店が増えている。そもそも、「ガチ中華」と僕が呼んでいる「中国人による、主に中国人を対象とした、中国料理」を出すお店があちこ... -
食い地獄の狭間にて
「全部2本ずつください」の怖さ
馴染みのない土地を自転車で移動中、偶然焼き鳥の専門店の横を通りがかった。 見ると、「特売33円」とか「64円」といった張り紙が見える。なんだなんだ、激安の焼き鳥屋さんだぞ! モールや駅ビルに入居しているような焼き鳥専門店は、たいてい1本130円~... -
食い地獄の狭間にて
宮城県名取市からせり鍋の返礼を受ける
我が家のふるさと納税は、だいたい「予算:1自治体につき10,000円」で全国各地の食べ物を返礼品としてお願いしている。 昔は8万円寄付してmont-bellで使える金券を入手したり、6万円寄付して温泉旅館一泊2食付きの旅行券を頂いたりしていた。でも、子供が... -
食い地獄の狭間にて
イキる昆布
出汁を取るのに使った素材を残すか、きれいに取り除くか論争がある。 論争、というかどっちの宗派に属するか、という信仰の違いだ。 そりゃ、「雑味が出ないようにするために、出汁をひいたあとの材料は取り除いたほうがいい」ということはわかっている。... -
食い地獄の狭間にて
よく考えると不思議なランチ
居酒屋のランチを食べに行った。安く飲めることを売りにしているようで、昼時のランチも総じて安い。 唐揚げとお刺身セット。 すっと受け入れてしまうが、よく考えるとちょっと不思議な組合わせだ。唐揚げとお刺身が並ぶなんて。 どっちも、いかにも居酒屋... -
食い地獄の狭間にて
結局中華食べ放題
最近、電動アシスト付き自転車をレンタルするのにはまっている。 「ハローサイクリング」というレンタサイクルサービスなのだが、びっくりするくらい都内およびその周辺に拠点があり、自転車を好きな場所で借りて好きな場所に乗り捨てできる。 https://www... -
食い地獄の狭間にて
イカスミを人生はじめてまともに食べたかもしれない
そういえばこれまでの人生でまともにイカスミスパゲティを食べたことがない。 「え、女性は好きですよイカスミパスタ」 正面に座るいしが、嬉しそうにスパゲティをとりわけながら言う。 いや女性はそうかもしれないが、僕は男性だし。あっそうか、女性とイ... -
食い地獄の狭間にて
オードブル・ルーレット
「オードブル」としかメニューに書いていなかったので、夫婦揃って 「なんだろうね、これ」「なんだろう」 とひそひそ話。 蝶ネクタイの給仕さんがいるような洋食店なので、もちろん聞いたら丁寧に教えてくれるだろう。でも、それは無粋というものだ。 オ... -
食い地獄の狭間にて
コンビーフ恵方巻
恵方巻なんて流通小売の陰謀だ、そんなものに便乗するのは情弱の極み!と息巻いていた時期が僕にもありました。 でも今じゃ、すっかりこういう季節のイベントごとには便乗するようになった。人間が丸くなったというよりも、「世にあるしきたりに乗っかれば... -
食い地獄の狭間にて
いきなり!じゃない慎重!ステーキ
「いきなり!ステーキ」がどうも怪しい雲行きだ。 ここ最近のすったもんだは枚挙に暇がなく、業績というのは好循環が止まると逆回転を始めるのだな、というのがよくわかる。 どういうすったもんだがあったかはネットなどで調べれば結構でてくる。企業の陰... -
食い地獄の狭間にて
気晴らしプリン
気まぐれで、プリンを自作することがある。 冷蔵庫に玉子が大量にあって、その割に全然消費されておらず「んー、このままだと消費期限が心配だな」という予感がしたときにえいやっと作る。 我が家の料理番である僕が食材を仕入れてくるのは、主に「肉のハ...