これまで見てきた料理バイキングは、「なるほど、冷凍食品を多用してコストダウンを図っているな」と感心させられる一方で、彩りや盛り付けを工夫して少しでも見栄え良くしようという努力も垣間見え、おおるりグループの凄さを体感できた。
しかし、本当にすごいのはここからだ。ドリンクバー、アルコール含めて飲み放題。
繰り返しになるが、この文章を書いている2019年ではもう飲み放題をやっていないっぽい?ので、宿泊予約の際はお気を付けて。
その飲み放題だけど、ちょっと待ってほしい。アサヒスーパードライの生ビールサーバが置いてあるじゃないか。セルフでジョッキに注いでくれ、となっている。あれっ、当初の話だと、第三のビールの筈だったのに。
・・・と思ったら、やっぱり「クリアアサヒ」だった。「ビール」とメニューには書いてあって大変に語弊があるというか、間違いなんだが、お年寄りなどには「第三のビール」と「ビール」の違いはよくわからないのかもしれない。なので、敢えてわかりやすくこういう表現にしているのだろう。
とはいえ、樽生で出す、というのが気分がいい。たとえ第三のビールとはいえ、樽生は正義。
他には、ハイボール、巨峰サワー、うめサワー、レモンサワー、日本酒がラインナップされている。
日本酒は、一斗(=十升)サイズの量が入った段ボールがセットされていた。でかい。「那須野銘酒 鳳鸞」だそうだ。
「フランジア」みたいに大容量ワインが箱に入っているのを見る機会はあるけれど、清酒もこういうのがあるのだな。しかも一斗!
あれっ。ワインが用意されている。
本来的な飲み放題メニューには含まれていなかったはずだけど、サービスで追加されたらしい。しかも、ご丁寧にワイングラスも用意されている。これは嬉しい。(僕はお酒を飲まないけれど)
ワインは、もちろん750mlのボトルじゃ面倒臭い!とばかりに、やたらデカいボトルだ。
安酒かもしれないが、酒飲みにとってはパラダイスな状況。でもお酒を飲まない僕は、おとなしくソフトドリンクなのです。そして、甘いジュースで余計なカロリーを摂取したくはないので、烏龍茶なのです。残念。
もっとノンカロリーまたは超低カロリーのソフトドリンクが増えて欲しい。お茶以外で。アクエリアスゼロとか、コカコーラゼロとか、そういうのをバンバンジュースサーバーに設定して欲しいのだけど・・・子供受けは悪いだろうな、きっと。
これは普通の給茶機。
・・・と思ったら、「乾いたカラダを中からサポート・アクアスポーツ」という見慣れないスポーツ飲料も用意されていた。給茶機でスポーツ飲料というのは斬新だ。しかも、アイスとホット、両方が選べる。暖かいスポーツ飲料!?
珈琲も選べる。
そんなわけで、バイキングで張り切ってしまった結果がこれ。
あーあーあーあー、相変わらず「バイキングの料理を全部取る」という、「池の水を全部抜く」ばりのことをやっていらっしゃる。その結果、スパゲティの横にロールキャベツがいたり、みそ汁の上にラーメンがあったり、もう滅茶苦茶。
サラダを大きな平皿に盛っている。「サラダを食べれば健康的にセーフ。カロリーもプラマイゼロ」くらいに考えているわけではない。この手のバイキング、あれこを沢山食べてくると塩っ辛くて喉が渇いてくる。味を中和するためにも、多くのサラダは欲しくなるものなのです。
こちらは連れがピックアップしてきた料理。
同じバイキングコーナーを回って料理を取ってきたとは思えない、盛り方の違い。彩りのパセリやオレンジを添えているあたりがにくい。
そうだよなー、本来こうあるべきだよなー、と思いつつ、全く反省の気持ちがない自分。
18:54
50分過ぎると、もはやこんな状態。がらんとしてしまった。老いも若きも、あっという間に食べてあっという間に引き上げてしまった。
一部、お酒を手に宴会をやっているグループもあるけど、それはあくまでも少数派。多くの人は、長っ尻でお酒を飲むことをせず、さっと食べ終えていた。
案外、アルコール飲み放題というのはうまいやり方なのかもしれない。集客効果は見込めるけど、その割にはガンガン飲まれることがない?
この宿の客層を見る限り、平日ということもあってリタイア後のご高齢者夫婦というのが多い印象だった(あくまでも印象なので、実際どうなのかはしらん)。フリードリンク!やったぁ!大宴会じゃああああ!と鼻息荒い人はあんまりいないようだ。
(つづく)
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