21:04
温泉卓球をしばらく楽しんだあと、またお風呂に入りにいく。まだ行っていない、貸し切り風呂の隣の緩やかな階段を下った先にある風呂だ。
特に温泉で汗をかいたわけではないけれど、そこに風呂があるからには全部入る。泉質が一緒でも、ひとまず入る。そんな人生。
卓球にせよ、このお風呂にせよ、厳冬期はちょっと寒くてしんどいと思う。卓球場は、おそらくストーブなんてないだろうから、寒い中プレイしなければならない。
こちらの出入り口は、防犯の為、午後10時から施錠させて頂きます。ご協力をお願い致します。
と書かれた張り紙があった。あ、ここから温泉街に抜けられるのは本当なのか。じゃあ、表玄関からぐるっと回り込んで温泉街に向かわなくてもいいのか。これは便利だ。今更もう遅いけど。
明日は、朝食後、そのままバスに乗せられて湯けむり会館に行って大衆演芸で、そのまま都内へ退却だ。
大浴場の入口。
脱衣場。
温泉成分表。
ナトリウム 塩化物・炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)
ということらしい。
栃木県薬剤師会が調査したものだ。この温泉成分表、地域によって調査している組織が全然違うので不思議だ。保健所がやっているところがあるし、謎の組織が調査しているところもある。どういうルールがあるのだろうか。
この時間になると、中高年齢層中心の宿泊客の皆様はお風呂に入らないようだ。もう部屋でくつろいでいるか、寝ているか、それとも湯けむり館にダンスを踊りに行っているか。
大きな温泉を独り占め。
部屋備え付けのタオルの袋には「泉質にこだわって40余年 温泉に自信あり!」と書いてあった。
実際にそうだと思う、掛け流しの温泉がとうとうと流れていた。温泉に入ったときの満足感がしっかりある、良いお風呂だった。
宣伝用のリーフレットを見ると、そこには「館主の一言」というのがある。
一般的に百人規模の旅館・ホテルの場合は毎分30リットルの湧出量が必要です。また、三百人規模の場合は80リットル以上の量が必要です。
源泉を所有して、湧出量の善良を利用して、お客様に満足いく温泉を提供することが私の使命です。
なんて書いてある。おい、この宿、やっぱりすごいぞ。単なる安宿で収まっていない。ありがたいことだ。
おおるりグループの宿は、もちろん施設によって値段は違うしサービスもちょっと違う。ハーフバイキングのところがあれば、フルバイキングのところもある。
僕らが泊まっている塩原温泉ホテルおおるりは、5,350円~(2016年当時)でバイキング二食付き、そして卓球をやるもよしビリヤードをやるもよし、貸し切り露天も無料ときたもんだ。びっくりだ。
驚きっぱなしで、一日目が終わった。
(つづく)
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