宿メシで45分、というとすごく短く感じられる。でも、実際のところ、普段の生活で朝ご飯に45分も時間をかけることがありますか?というと、ほぼ全ての人は「いや、かけていません」と言うだろう。食後のコーヒーを飲む時間を入れても、45分はかからないのではないか。
だから、一瞬「おっ!?」と思うけど、案外妥当なのかもしれない。もちろん、朝7時にきっちり朝食会場にやってきた人なら45分間が与えられるけど、遅れてやってきた人は大慌てということになる。
ただ、この日の宿泊客の皆さんを見渡す限り、平均年齢は高い。平均60歳くらいは行ってるんじゃないか。僕らなんて、若造というよりちびっ子と呼べるレベルだ。
そして面白いもので、年齢が高いおっちゃん達の大半が浴衣を着ている。浴衣率が高い光景だ。
僕の観察範囲内では、という条件が付くけど、若い人は浴衣装着率が男女ともに低くなる印象がある。特に女性はそう。だから、こういう浴衣だらけの光景を見ると、ちょっと見慣れない印象を受ける。それはすなわち、ここにいる方の年齢層が高いから・・・なのだろうか。
別に格安旅館だからといって、若い人が泊まらないというわけじゃない。単に平日泊だったからだろう。これが土曜日泊になると、客層は変わると思われる。
昨晩のバイキングはいろいろ驚きが満ちあふれていたのだけど、今朝はどうだろう。同じくバイキングなので、どういうものが出てくるか楽しみだ。
都市部にあるビジネスホテルでは、バイキングとまでいかなくても、「軽食」と称しておにぎりやパンを無料提供している宿が結構ある。この宿だって、そういうスタイルにしても全然おかしくない。なにせ、値段が値段だから。
しかし、温泉旅館に泊まって、「パンとコーヒー」じゃあねえ、という人が圧倒的に多いのは現状だ。その結果、それなりにずらりと皿数が並ぶバイキングになっている。
ありがたいけど、恐縮してしまう。すいませんね、ここまでいろいろ料理を用意してもらって。宿代、大してお支払いしていないのに。
というわけで、ポテトサラダがお出迎え。ほぼ真っ白で、マッシュポテトかと思った。
ナムルがこんな大地を形成している光景を見るのは初めてです。
大根
オムレツ。
いや、「オムレツのようなもの」という言い方が正しいか?
無造作にガッチリ盛られたソーセージ。
一本単位で召し上がるのは量が多い、という方のために細かく斜め切りにしてあります。
サバ大量虐殺
全部、尻尾方面の身が使われているのだけど、可食部分のうち下半身の方が仕入れ原価が安い、とかそういう事情はあるのだろうか?
おおるりグループのラベルになっている納豆。
バイキングで大量の料理を盛っても、サラダさえ食べればプラマイゼロの発想で。
大量かつカラフルな豆。
梅干しでもなんでも、バットに盛るというのはこの宿のスタイル。
でも、キャベツの千切りサラダだけはバットではなかったな。
おかゆもある。
朝は食が進まなくってねェ、という人が多いのだろうか?多くの宿メシで、朝におかゆをみかける。
茶碗とおひつ
おみそ汁。
こういうのは、早い時間に取らないといけない。というのは、浮いている具が早いモノ勝ちであらかた取られてしまうからだ。後から行くと、具が殆どない状態になる。
パンも用意されていたが、チョコレートが封入されているロールパンだった。
杏仁豆腐っぽいもの。
オレンジジュースと牛乳もあります。
そんなわけで僕の朝食はこうなった。
料理皿の右側には料理がギュウギュウ詰まっているのに、左側になると余白があるのは、途中でネタ切れになったからだ。
バイキングあるある。
最初に、このバイキングにはどれだけの料理数があるのか、そのうち汁物のように「一緒に盛ると他の料理に影響を与えてしまう」ものがどれだけ含まれているのか、見極めるのがプロというものだ。僕のようなアマチュアだと、見極めができていないので、結果的に左側に余白ができた。
でも、小食の連れはもっと余白が大きかった。
そうか、普通の人っていうのはこれくらいの食事量なのか。
はっと我に返る。
とかいいつつ、おかわりをしてしまった。
旅行に行くと、大抵太る。いや、100%太る。
なにせ、山小屋泊の登山をしても太るくらいだから。
07:39
この時間にして、お客さんは会場からあらかた消えていた。ばばっと食べて、さっと退出したようだ。なにしろ、チェックアウトがこのあと1時間後に控えている。あまり悠長にはしていられない。
(つづく)
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