天城ィィィごォォォォ(以下自粛)【天城山縦走】

戸塚峠

12:12
戸塚峠。

本日のお昼休みポイントとして設定されている場所。なんだか、道半ばなので達成感とかやれやれ感はない。メシだーーーーっ!というテンションはいまいち不足しているのだけど、いい加減ここでご飯を食べておかなくちゃ。

本当は風光明媚であろう「八丁池」でご飯を食べたいところだ。でも、ここからさらに4キロ先、時間にして75分かかるらしい。さすがにそこまで引っ張るわけにはいかない。

ピクニックに来ているならまだしも、今回は「登山」だ。楽しんでランチを楽しむというのは大事だけど、それ以上に「栄養補給のためにメシをがっつく」ことの方が大事だ。適切なタイミングで、胃袋にカロリーをぶちこまないと。

装備一式

12:17
ベンチが完備されているのはありがたい。

しかも周囲に人がいないので、ベンチを独占できる。

ベンチの上に、装備品一式を並べる。大所帯だ。今日もまたラーメンを作るぞー。

ガスストーブ、ガスカートリッジ、鍋、食材、大量の水、カトラリー類。

もし今日のお昼をおにぎりにしておけば、体積も重量もこれより遥かに小さくすることができる。でも自炊するとなると、こういうサイズになってしまう。しかも、お値段は高くつく。おにぎり最強。

とはいえ、山に来て、おにぎりとかお弁当っていうのはなんだか物足りないんだよね。せめてカップラーメンにはしたい。風情ってやつだ。そのために少々しんどい思いをしたって、構わない。

でも、ラーメン用に水を多めに持参する際、「なんでこんな重いものを・・・」と一瞬いらっとくるのは内緒の事実。

棒ラーメン

今回は初心に帰って、マルタイの棒ラーメンをチョイスしてみました。

ワンゲル部所属だった兄貴の影響を受けて始めた山歩き。兄貴は、山でラーメンといえば決まって「棒ラーメン」だった。コンパクトに荷造りができるからだ。チキンラーメンのような袋麺だと、かさばるやら麺が潰れて粉々になるやら、あまり山向けではない。

正直、そんなにうまい麺だとは思わない。細麺なので、ちょっとモタモタするとすぐに麺が伸びてしまうし。しかし、このそうめん的なサイズ感はたしかに便利だ。

武器セット

武器セット。

山用語で、箸とかフォーク・ナイフの類のことを「武器」という。

コンパクトにまとまっていて良い装備品だと思っていたけど、今回ラーメンを食べてみて大変に使いづらいことに気がついた。箸がプラスチック製で、麺が滑ってすくいにくいからだ。しかも丈が短いので、鍋底の具に箸が届かない。まあ、それもご愛嬌。

ラーメンを作る

12:21
お湯が湧くのをじっと待つ。

最近、モンベルショップに行くと、「ジェットボイル」という名前の瞬間湯沸かしガスストーブが売られている。瞬間、というのは大げさだけど、2分弱でお湯を沸かしてしまうのだからアホみたいに早い。

鍋とゴトク部分が一体になっていて、ゴトク部分はフランシスコ・ザビエルの首についていたハリセンみたいなビラビラ構造になっている。炎のパワーを極力逃さず、熱効率を最大限に高める構造らしい。

短時間で湯沸かしができるのは素晴らしい。是非欲しいが、びっくりするくらい値段が高いし、湯沸かし専用マシンなので「鍋でラーメンを作ります」は一応NG。しかも専用のガスカートリッジなので、たぶん買う機会はなさそうだ。なにせ、今使っているEPIのガスストーブは、かれこれ20年くらい使っている。そう簡単に壊れるものじゃない。

そもそも、緑色 のEPIガスカートリッジだけど、随分昔に「EPIの製造元だか、販売代理店だかが製品の取扱をやめる」という噂を聞きつけ(実際は嘘だった)、大量に買い置きしたものだ。まだ当分ストックがあるので、こいつを使い切るのにあと何年かかることやら。

カートリッジが劣化して爆発されたらこまるので、早く使い切りたいのだけど。

ラーメン投入

12:31
お湯が湧いたところで、棒ラーメンを投入する。

見た目はまるでそうめん。黄色いけど。

野菜投入

12:32
あと、スーパーで買ってきた野菜炒め用のカット野菜を入れる。

真夏だったら熱で傷んでしまうであろうカット野菜だけど、10月ならばへーきへーき。

どっかの「山でメシを食う女子が主人公の漫画」では、ラーメンに粗挽きソーセージを入れて食う、ということをやっているようだ。ネットでよくその画像を見かける。それはそれで素敵だと思うが、カット野菜の方が具だくさん感が出てむしろゴージャスですぜ。

ほら!見てよ、きのこだって入ってるよ!

登山ラーメンの出来上がり

12:34
というわけで野菜棒ラーメン醤油味、の出来上がり。

麺が伸びる前にさっさと食べよう。

ストーブで加熱していた鍋が丼だ。スープを飲む際はかなり熱いので、鍋に口をつけるときには気をつけて。

あれ?棒ラーメン、うまいじゃないか。これは嬉しい誤算。昔よりも味が改良されたのかもしれない。しばらく時間が経ってもクタクタにはならないし、最後までうまいラーメンを楽しむことができた。こりゃあいい、また今度も棒ラーメンのお世話になろう。

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