14:09
開放的な道を歩く。
こういう道を歩いていると、スキップがしたくなるよな。鼻歌なんかもご機嫌に歌っちゃいたくなるよな。でも、そういうことをやっているときに限って、実はすぐ近くに赤の他人がいたりする。あわててエヘンエヘンと咳き込んだりして、その場を取り繕う羽目になる。
ダメだな、折角こんな自然の中にいるのに、「世間体」ばっかり気にしている。本来なら、ばったり遭遇してしまった他人さんに対して、「どうです?スキップをご一緒しませんか?」と声がけするくらいじゃなくちゃ。
14:11
森のトンネルの先に、小屋が見える。あれはなんだろう?
グリム童話の世界みたいだ。狼と赤ずきんちゃんがいるような感じ。
魅力的なロケーションをお探しの映画監督さん、この絵ヅラはいかがですか?いいでしょう?
14:12
わわっ。
何の建物かと思ったら、公衆トイレだった。
木漏れ日の中を駆け抜けた先にあった建物は・・・トイレ。いかんな、風情がなかった。ロケハン中止。解散。
それにしても立派なトイレだ。中は覗かなかったけど。
蛍光灯が昼間なのに光っている。あれっ、電気がここにはきているのか。バイオトイレ化するために、電気を通したのかな。ソーラー発電だろうか?
トイレの目の前から、展望台に向かう道が伸びている。
これまで結構歩いてきてそろそろ疲れたし、バスの時間も気にかかる。面倒くさいから展望台はいいや。
・・・と思っていた時期が私にもありました。でも、標識を見ると、展望台までは100メートルだという。うーん、100メートルくらいなら行ってもいいかなあ。行かないで後で後悔するくらいなら、今行って後悔しよう。
14:13
階段が待ちうけていた。
「騙された!階段があるなんて聞いてなかった!」
とブーブー文句を言う。でも、「展望」するからには高いところに行くのが当たり前だよな。低いところから何を見ようとしていたんだ、お前は。地底か?
14:14
展望台から八丁池を見下ろす。
おー、これは良き景色哉。褒美を取らせてもよいくらいのあっぱれな眺めだった。
高圧電線も、民家も、何も見えない。
先ほど歩いてきた、縦走路が八丁池にぶつかるところ。記念撮影をした場所だ。あそこだけ平野部になっていて木が生えていない。
おっと、木々の奥にうっすらと富士山が見える。富士山さん、ちーっす。
一方、万二郎・万三郎岳方面はこんな感じ。正面に見える山がどっちだかはわからん。
南側。下田方面になるけど、山で何も見えない。
展望台から西側。
場所は特定できないけど、この先に天城峠、そして西伊豆方面。
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