15:30
天城峠まであと少し、のところで北側を見ると、富士山が少しだけ頭を出していた。
このあたりでは、富士山の山容というのはなんら珍しいものではない。
いちいち感動したり驚いたりしていたのでは、きりがない。だとしても、この山を見たときのお得感ってすごいよな。
15:34
相変わらずわかりにくい道だ。
尾根の形からしてまっすぐ道は続いているのだろう、と思うが、それを信じて直進して道を間違えたのが先ほどの出来事だ。グイグイと前に進みつつ、でも慎重に道を探す。地味に大変だ。
地面ばかり見ていても道がわからないので、上を見たり下を見たり。傍から見ると、ハトのように見えたかもしれない。ポッポー
15:37
唐突にベンチがあった。
これは何か意味がある場所なのか!そのまま通過するけど、とりあえず写真を撮っておこう!と思って撮影しておいた。
が、特にこのベンチに意味はないようだった。良かれと思って整備しただけのものらしい。
15:43
このあたりはロープが張ってあって、道がわかりやすい。
いや、「道」がわかりやすいのではなく歩むべき方向がわかりやすいだけだ。踏み跡ははっきりしておらず、ロープがないと判別が難しい。
このあたりを歩く人は少ないのだろうか?八丁池ハイキングが目的の人が、歩いていそうなものだけど。
15:45
とはいえ、八丁池はひたすら遠い。雄大な景色なので、車道からほど近いところにあるものだと錯覚するけど、ぜんぜん違う。かなりの山奥だ。ここから5.3km。
この標識が立っているところに、しっかりと整地された登山道があった。あれ!なんだよ、また道をうっかり逸れてしまっていたのだろうか?
いや、そんなわけはない。先ほど、白いロープに導かれてここまで歩いてきたわけだし。
なんでこんな立派な登山道があるのに通れないのだろう?無理やり迂回しているんだろう?と思って、よせばいいのに探検に行ってみる。すると、標識のところからほど近くに、またもや通行止めを告げるトラロープが。どうやらこの先も倒木があるらしい
さすが天皇が歩くために整備された道、「御幸歩道」だ。立派に作られているけど、倒木には勝てなかったらしい。この道をどうにか復旧させるよりも、迂回ルートを強引に作っちゃうほうが優先されている。そのためにわざわざ標識を作って設置しているくらいだから、もう昔のルートを復活させる気はないのかもしれない。
道に迷いやすいトラップが多数。天城、侮れないぞ!
いずれ、「この先地雷原・歩行注意」なんて看板が出ていてもおかしくない・・・と警戒しながら歩いていく。地雷原は大げさでも、落とし穴くらいはあるかもしれない。
15:50
おっと、前方にベンチ発見。標識も立っている。
どうやらこのうっそうと木が生える場所がゴール地点・天城峠らしい。
標識を見て、ここが天城峠であることを確認。
それでは歌っていただきましょう、石原さとみ・・・じゃなかった、ええと、誰だっけ。石川、石川、石川さゆりだ、「天城越え」
あまぎぃぃぃぃぃぃぃぃごぉぉぉぉぉ(著作権の都合上以下略)
ただし、この1節しか知らない。
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