負傷しながらの下山【苗場山】

22:52
居酒屋から戻って部屋でくつろぐ。

テレビをつけてみると、鹿児島の南方で台風が接近中だった。山の上の天気が崩れるわけだ。

台風の場合、標高が高い山だと「はるか南方に位置しているのに・・・」という距離感でも影響がでることがある。

今日中に登山を完了できてよかった。足を捻挫したけれど。

相方さんが、登山の疲労+始発電車での移動+お酒のトリプルパンチ、さらに温泉でいい気持ちということですでに深い眠りに旅立っていらっしゃった。おやすみなさい。

僕もすぐ後を追いますんでー。

2018年09月30日(日) 2日目

07:16
2日目朝。まずは朝風呂を浴びるところから一日が始まる。二人は寝たままだ。

朝ごはんは8時。ならば朝風呂に30分、身支度に10分、朝食10分前には部屋に戻っておかないと二人に「おかでんさんがいない!行方不明だ!」と心配させるのでその時間。合わせると朝食50分前に起床で、朝風呂だ。

完璧すぎる計算に基づき、風呂に向かう。

外は怪しい雲行きだけど、まだ雨は降っていない。

07:19
怪しいといえば、捻挫した右足だ。

まだ動くっちゃあ動く。痛みはそれなりにあるけれど、左足でケンケンするように歩いていれば、まあさほど問題なく移動ができている。右足にべったり重心をかけるのは厳しいけれど力をいれなければ大丈夫・・・っぽい。

だけど、さすがに何やら赤く腫れている。地味だけど、くるぶしを中心に広範囲に渡ってうっすら赤くなっているのがわかる。ふむ。

すねの皮膚の血色と比べ、足首だけやけに赤くなっているのでその違いがよく分かる。

何も問題ない左足と見比べてみよう。

・・・ああ!これは全然違う。

左足は、指をコントロールするための腱が皮膚から浮き彫りになっている。くるぶしも、ぼこっと出っ張っている。

しかし我が右足はどうだ?なにやらもったりとして、そういうものが全然見えなくなっているじゃないか。地味に腫れたなぁ。

応急処置として下山後に出来たこととしては、肩こり用の消炎鎮痛効果がある塗り薬があったので、それを塗った程度だ。加圧も、挙上もしていない。家に帰るまで、なんとかしのがなくちゃ。

07:39
建物のマドから、ガーラ湯沢駅が見えた。あまりに近くてぎょっとした。あっ、ここでしたか!と。

ガーラ湯沢、上越新幹線の駅だ。越後湯沢から1駅、わずか数分。スキー場に直結するゴンドラ駅と新幹線の駅舎が合体している、スキー専用駅だ。盲腸路線で、ここで新幹線は行き止まりになる。

トミオカホワイトいb術館で、「南魚沼の四季」という展覧会がやっているらしい。

八海山が描かれているけれど、これも険しそうな山だ。百名山ではないので登る機会がなかなかなさそうだ。

07:53
朝食会場に向かう。

こうやって「朝食会場に通じている廊下から撮影しちゃう」というあたり、いかに僕がウキウキしているのかがよくわかる。

で、いざ冷静になった今、改めてこういう写真を見ると「撮ってもHDD容量の無駄だよね、これ」と思う。

08:14
朝食階上。うひょう、ビュッフェだぞビュッフェ。さあて、どうやって盛るかな・・・

いや、選択肢なんて存在しない。「どれを取ってどの料理を取っていないか、途中で混乱するのはイヤなので、端から順に全部皿に盛る」というのが正解だ。それしかない。

で、お皿がいっぱいになったら一旦そこでストップ。二回目は、続きから再開。

あと、コツは「仕切りのついた平皿」みたいなもので盛るのではなく、別用途で用意されている小鉢をマイ皿として利用することだ。洗い物を増やしてしまって、宿の方にはすいませんです。

ただ、小鉢を使うと、汁物も煮物も揚げ物も、なんでも盛れるのが素晴らしい。深さがある器だからこそのメリットだ。そんなわけで、変な松花堂弁当みたいな朝食バイキングが完成した。すごいぞ、一発でだいたい網羅できた。

で、案の定「食べ過ぎた・・・」と後になって若干後悔する。

(つづく)

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