食べ物に関して日々考えていること、でき事、お店訪問記など。
食べ物に関する話題であっても、掘り下げてあれこれ試行錯誤したりする長編は「胃袋至上主義宣言」に掲載。こちらのコーナーでは、単発で食べ物の話題をライトに取り扱う短編集となる。
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ネギまみれ
広島名物、汁なし担々麺。 ・・・にネギ増しのトッピングをしたら、ネギしか見えなくなった。正確に言うと、ネギと、ネギの上に振りかけられたホアジャオだけ。 この光景だけでもすごいが、写真をInstagramに掲載したら友人から「お、キング軒!」と店名を... -
焼き栗
ふるさと納税で、埼玉県志木市から焼き栗が届いた。 「焼き栗用の栗」ではなく、すでに焼かれた栗だ。冷凍品として、1kg。冷凍焼き栗なるものを手にしたことがないので、どんなものかと頼んでみたのがこれ。 さすがだ、「肉のハナマサ」で売っているような... -
寅年の鳩サブレー
兄貴から鳩サブレーを貰った。 今頃になって、「鳩サブレ」ではなくて「鳩サブレー」というのが正式名称だということに驚いたが、それ以上にびっくりしたのがパッケージだ。 なんだこのはっちゃけぶりは。 寅年だから、ということで寅をあしらったパッケー... -
元旦の特別
おかでん家実家では、毎年お正月三が日の朝だけ、南部鉄器の燗瓶と漆塗りの盃が登場する。 燗瓶といっても、お酒をお燗するわけではなく、単なる常温酒の徳利がわりだ。とても重たく、中にどれだけお酒が残っているのかさっぱりわからない。 わからないか... -
腰を伸ばす海老
お正月の料理で縁起物の代表格、有頭海老。 縁起の良さの塊みたいな生き物で、「長いひげ(=長寿)」「目が飛び出している(=めでたい)」「茹でると赤くなる(=紅白でめでたい)」「茹でると丸まる(=腰が丸くなるまで長寿)」とされている。 毎年、まだ生きてい... -
流行の予感らしい「台湾カステラ」を食べる
先日、タクシーに乗っていたら行列が出来ているお店の横を通り過ぎた。 なんだろう?と思っていたら、タクシーの運転手さんが 「最近流行りなんですよ。台湾カステラ、っていうらしいですよ」 と教えてくれた。 台湾カステラ?それ、聞いたことがない。新... -
そういえば自分の人生、照ってない気がする。
カフエマメヒコでりんごのデザートを食べてご満悦。ダークブラウンのつややかさが、渋い。 そこでふと気が付いた。ああそうだ、自分の人生、照りが足りないなぁと。 なにかの比喩ではない。自分の作る料理って、ほとんど照りがない。照っていない。 魚料理... -
人生最後の晩餐用にと、地鶏炭火焼きを大量に取り寄せる
いしがうっとりした目で語る。 「人生最後の食事に何を選ぶ?って聞かれたら、『地鶏の炭火焼き!』って答えます」 と。 地鶏の炭火焼きは、「塚田農場」とか「山内農場」といった居酒屋で扱われていてメジャーな宮崎料理だけど、そんなに頻繁に食べられる... -
闇夜のクリスマス
無印良品で、大量に卓上用ミニキャンドルを買ってある。お買い得セットみたいな大袋に入っていたので、何年使ってもなくならない。 なので、かれこれ数年、やれ誕生日だの記念日だので、さほど意味もなくキャンドルで卓上を照らしている。今年のクリスマス... -
冬至南瓜
歳を重ねるうちに、年中行事を大事にするようになってきた。昔はてんで無頓着だったのに。これも老化現象の一つなのかもしれない。 お年寄りが草花を愛でる姿を見て、子供の僕は「ふーん」としか思わなかった。でも今だと、そんな大人たちの気持ちがなんと... -
鹿ひき肉を手に入れたので、恐る恐るハンバーグを作ってみた
ふるさと納税で鹿肉と猪肉が手に入った。しかもミンチで。 おかでん家基準では、ふるさと納税の返礼品選びは「ちょっとめずらしいもの」ということにしている。スーパーに行けば似たものが手に入るようなものは、単にお得感があるだけで面白くない、と感じ... -
いまんとこ最も好みに合うノンアルコールビール【ビアー・デザミ】
2013年、γ-GTPが1,400という即入院レベルまで肝機能を悪化させたため断酒した僕は、かれこれ8年間お酒を飲んでいない。 ここまで肝臓が悪くなってもまだお酒を飲んでいたような性分なので、一生断酒を続けることになるのだろう。かすかな希望として、「子...