実りの大地【北海道ハタケ仕事3】

コインパーキング

23:15
車に仲間たちを乗せ、新千歳空港経由で札幌へ。順次宿泊先のホテル前で仲間をおろしていき、最後僕がすすきのに到着したのは23時を回ってからだった。今回は既に夕食を済ませているので、あとは寝るだけだ。さてこれから何を食べよう?なんてソワソワする必要はない。

一方通行だらけの札幌の道に相変わらず翻弄されつつ、前回も使った宿提携の駐車場にいってみたら、既に満車だという。あらら。やむなく、近くの別の立体駐車場に車を停めることにした。すすきのは、飲食店が多いのは当然として、駐車場もいたるところにある。しかも、東京でよくあるような「空き地の有効活用としてのコインパーキング」みたいな小さなものではなく、パチンコ屋か大型スーパーか、と見まごうばかりの大きな立体駐車場がいっぱいある。

駐車場料金表

「ジャンボ1000」という名前の駐車場を利用したのだが、名前からしておそらく1,000台前後の車を収容できるのだろう。でかすぎて笑える。

この駐車場はもちろん宿と提携していないので、駐車場料金は実費負担だ。うひゃー、早く宿に到着できないとこういうペナルティがあるのか。

ちなみにこの駐車場、昼間は1時間300円、深夜は1時間100円というお値段だった。一晩預けると1,000円強、といったところ。

ソーレすすきの

さて、今回のお宿も前回同様「ソーレすすきの」だ。ハタケ遠足の場合、宿なんて寝るだけの場所だ。立派な宿を確保したって、値段相応の満喫なんてできっこない。だから、カプセルホテルで十分なのだった。

前回それを悟ったし、「ソーレすすきの」は予想以上に快適だった。なので問答無用で今回もここだ。何しろ、前回ここのメンバーズカード作っちゃったくらい気に入ったのだから。

ソーレすすきの看板

「女子禁制!!1日丸々男の楽園」
と銘打った看板。この宿の作りだったら、女性向けフロアを作っても人気が出ると思うんだが、どうなんだろう。しかし、そうなったら浴室をもうひとつ作らないといけないし、女性フロアと男性フロアが行き来できないようにしないといけない。カプセルホテルなので、「異性がうろついている」というだけでセキュリティ的には問題だ。財布はともかくとして、おパンツが盗まれた!とかそういうのがあるとまずい。

立ちション、露天風呂という体験をするにつけ「男性に生まれてよかった」と思うが、カプセルホテルに泊まるというのも「男性ならでは」の体験だなと思う。もちろん、女性向けフロアが併設されたカプセルホテルが世の中にないわけではないが、その数はとても少ないようだ。

今日は食事はもういいや

二ヶ月ぶり二度目の宿泊なので、チェックインはスムーズに済んだ。

自分が泊まる部屋に向かう途中、前回夜食をしこたま食べてしまった館内食堂のメニューを眺める。ええのう、相変わらず胃袋と唾液腺と視床下部にズバズバ訴えかけてくるメニューじゃのぅ。

しかし、残念ながらおなか、すいていないのよね。いや、残念じゃないな、かなり幸せな満腹状態ですよ、うまいもんご馳走になったから。もしここで小腹が空いているなら、「旅情ですから」とかなんとか言い訳して、旅先の開放感ゆえについつい頼んじゃうこともやっただろう。でもそこまでおなかが空いていないのよね。

あと、このお店でビシビシ魅力的なのって、ガッツリメニューがあるからだ。さすがにこの時間からガッツリはあんまりだ。今晩はさすがにやめておこう。

カプセルフロア

23:22
デラックスのカプセルが並ぶフロア。しん、と静まり返っている。窓ひとつなく、重苦しい空気が辺りを支配する。部屋を仕切っているカーテンは重たく分厚い遮光カーテンなので、ますますじっとりした感じを受ける。

カプセルホテルといえば、「隣の人のいびきで夜眠れなかった!」とかいうことをイメージするが、この宿に泊まっていてそういう体験は一度もなかった。そもそも、隣との距離が結構ある。

今日もカプセルで一泊

これが今晩のお部屋。前回同様、机と椅子、そしてクローゼットがついているデラックスキャビンだ。

今回も下段を選択しているので、ベッドは下にある。椅子でパソコン作業でもしていて、「もう駄目だッ!睡魔には勝てん!」と思ったら、そのままごろんとローリングすれば布団にもぐりこむことができる。

カプセルの中

カーテンで仕切ることができるベッド。ベッドの幅ぴったりに壁があるが、狭くて困るといったことは全くない。贅沢な空間利用だと思う。せいぜい、天井が低いので頭上注意といったくらいだ。天井すぐ上には、隣の部屋のキャビン上段ベッドがある。

宣伝

23:24
部屋に、マッサージの案内が置いてあった。

食堂でのお夜食はとらないとしても、マッサージで少々モミモミしてもらうのもいいかも・・・と悪い気を起こす。

しかし、調べてみてがっかり。あっそうか、もうこの時間はマッサージの受付は終了していた。

この後、荷物を整理してから大浴場でくつろぎ、身も心もさっぱりした後に床についた。

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