実りの大地【北海道ハタケ仕事3】

園内探検1

ガーデンパーティーができるような場所もあった。

「ビアガーデンにすると最高じゃないか!」

と思ったが、飲んだあとちゃんとハンドルを握ってくれる人を確保しないといけないのがネックだ。都会の、交通の便が良いところにあるビアガーデンとはわけがちがう。

あとついでに、ビアガーデンはトイレが近くないといかん。ビールはとにかく利尿作用が働く飲み物だから。

北海道にはどれだけビアガーデンがあるのだろう?「サッポロビール園」をはじめとして、北海道といえばビアホールのイメージがあるけど、ビアガーデンってあんまりイメージがない。もちろん単に知らないだけなんだけど。夏でも夜になれば冷えるのでビアガーデンは不向きなんですよぉ、なんて話があったりするのだろうか。

・・・と思ったら、最近って札幌あたりなんて夏は結構暑いんだよな、うっかりすると同じ日の那覇よりも暑かったりする。

園内探検2

この庭園、結構すごいぞ。さきほどのツリーハウスも手間隙かけてるな、と思わせたが、こちらもすごい。小高い丘の横っ腹に穴を開け、洞窟ハウスを作っていた。

洞窟の中

「絵本の中のようだ」という形容表現はぴったりだ。洞窟の中は、暖炉がある家になっていた。家具や調理器具が乱雑においてあり、そのままでも生活できそうな気にさせられる。

このままここに住みつづけたら、冬はかまくらになるな・・・と思ったが、この銀河庭園は11月から春までの間、長い冬季休園になるらしい。11月にはもう営業をやめてしまうくらい、北海道というのは冬が厳しいのか。あらためて驚かされるが、こんな状況じゃ、屋外の商売ってのは北海道じゃ成り立たないんじゃあるまいかと心配になる。夏は屋外、冬は屋内・・・と変わり身早く商売ができればよいのだけど、そうもいかない観光牧場の場合はどうすりゃいいの。

さらには、恵庭市でさえこうなのだから、さらに北のサハリンとかカムチャッカ半島の人とかどうしてるの、と遠く心はベーリング海まで至った。でも心配無用、たぶんそんな北になれば、こんな庭園で商売なんてそもそも存在しないだろうから。

園内探検4

緑のトンネル。

園内探検5

階段の置くにある、ギリシャ神殿風の建物。

ギリシャ建築っぽいだけであり、特にこの建物になにかがあるわけでもない。
チャペルがあったりするわけでもない。

よしならばオレがひと肌脱いで、といそいそと服を脱ぎ、ミケランジェロのダビデ像よろしくポージングをしようと思ったが、よく考えるとミケランジェロはイタリアなので大いなる勘違いであることに気がついた。やめとけ。勘違いで全裸になって股間ブラブラさせて誰が得をするというのだ?

園内探検6

建物だけでなく、あちこちに花が咲き乱れている。

いや、「乱れて」はいないけど、つい調子にのってオーバーな表現を使ってしまった。

整然と、咲き誇っている。・・・これでいいかな?

園内探検7

なぜかこんなところにドラゴンがいた。

一体どういうコンセプトで、どういうアーティストがこの庭園を作ったのだろう?突拍子もなくいろいろ出てきて、歩けば歩くほど新鮮な驚きがある。ひょっとしたら複数の人によるアイディアの寄せ集めだったりするのだろうか?

以前、ある会社の創業家社長さんとご一緒した際のこと。その社長さんの工場にお邪魔したのだが、ロッカーや社員食堂が独特な作りでびっくりしたことがある。社長さんはこう言い放った。

「全部、社員にアイディアを出させてそのとおりに作らせてるんだ。そのほうが社員もうれしいでしょ?」

いや、だからといって、社員食堂の脇にマージャン卓があったり、ミラーボールが天井からぶら下がっているというのはすごすぎる。

園内探検8

まるで造花のような、レモンイエローのダリアがこんにちはをしていた。

園内探検9

プールというか池があるのだが、その奥にある建物はかやぶきの屋根を細工して、猛獣が口を開いているような形になっていた。うわあ、食べられる。

園内探検10

石垣に通じる道があるな、と思ったら、どうやら石垣の隙間に入っていくことができるようだった。

園内探検11

そこは細くて長いトンネル。

庭園というのは二次元で楽しむものだ、という既成概念を壊し、三次元で楽しめるのがすばらしい。この庭園、有料とはいえ、牧場とセットであのお値段というのはとてもお得だ。なるほど、事前情報どおりにすごく楽しいぞこれは。

園内探検12

神秘的な沼。

そしてその脇には、広大な広場。野外コンサートを開くこともできそうだ。何日がかりかで開催される音楽イベントなんて楽しそうだ。場所はあるし、新千歳空港からさほど遠くないし。

ただし、ここで大音響のコンサートをやったら、お隣の牧場にいるアルパカさんがびっくりしてハゲあがりそうだ。気をつけないと。



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