実りの大地【北海道ハタケ仕事3】

えこりん村

09:23
札幌駅で札幌界隈に宿泊のえこりん村ツアー参加者ご一行様をピックアップ後、恵庭に向かう。今日は結構朝が早い。昼からのハタケ仕事に観光を間に合わせるためには、それなりの時間が必要だからだ。

それだけではない。ハタケそばの家で寝泊りしている井川さんの奥さんと娘さんがえこりん村ツアーに参加するため、朝早くハタケを出発することになっていたからだ。

井川さんは札幌の菊地珈琲に行くため、早い時間にハタケを出る。この際に「移動手段」となる車がお出かけしてしまうので、井川さんと一緒に移動せざるをえないのだった。そのため、9時過ぎにはもうえこりん村に到着してしまう、ということだったので我々もそれにあわせてえこりん村にやってきたというわけだ。

北海道は、車がないと本当に何もできない。「ハタケって新千歳空港から15分くらいの場所にあって便利ですねぇ」とは言うものの、それは車があっての話だ。車がなければ、とんでもない田舎だ。

いや、これは北海道に限った話ではないのだろう。幸か不幸か、僕は都会以外に住んだことがないので、不便な生活というのを体験したことがない。でも、本州でも、首都圏でも、ちょっと都会から離れたらそんなことが当たり前なのだと思う。

えこりん村、というのは今回初めて聞いた施設名だ。おそらく「エコロジー」に由来するネーミングなのだろう。牧場、庭園があるということなので、ほぼそれでまちがいあるまい。では「りん」ってなんだ?「林業」の「りん」か?・・・深く考えてもきりがないので、この辺でやめとく。ただし、調べていく過程で、この施設が「びっくりドンキー」を運営する会社の系列であるということを知った。びっくりした。

【後注】あとで調べたら、「りん」は「輪」からくる言葉だった。なるほど、循環型みたいなイメージか。

マルシェ開催中とのこと

09:24
ハタケから井川さん母子がやってきた。新千歳空港まで車でやってきて、そこから恵庭までJR、そしてえこりん村の送迎バスに乗ってきたということになる。早くも小旅行状態だ。

娘さんは元気いっぱいだ。えこりん村に行きたい、と声を大きく主張したのは彼女自身なので、願いかなって朝からご満悦。モチベーションと行動力と創造力の塊みたいな父親で娘の人生もブン回されているとは思うが、北海道に移住してみたり農作業をやったりと他の子供では得がたい体験もいっぱいしている。

ネイチャーガールとして天真爛漫に生きているように端からは見えるが、マメヒコの店の片隅で四谷大塚の通信教育テキストを勉強しているのを見かけたことがある。やはりお勉強はきっちりやっているらしい。

さてえこりん村だが、どうやらこの週末は「えにわマルシェ」なるイベントが開催されているらしい。周辺の農家さんなどが農産物を持参して直売したり、飲食屋台が出たりするようだ。これは運が良かった。後で立ち寄ろう。

さすがにここで農産物を買ったら、「何しにハタケ遠足しにきたの?」って井川さんに呆れられそうだけど。

マルシェ

09:29
大きな建物の中は、まさにマルシェ会場になっていた。マルシェ自体はこれからオープンのようで、現在準備の真っ最中。あとで立ち寄ったほうがよさそうだ。

売られているもの

09:31
枝豆がまだこの時期でも収穫できるんだな。青々とした枝豆のふさに一同感心。

我々は、昨日、茶色くなった豆を収穫していたというのに。

「外国産?」
「いや違う、僕らが外国産だ」
「まさか。千歳だし」

夏野菜のイメージである枝豆と、冬野菜のイメージである大根が並んでいるのがおもしろい。

アルパカ帽子

09:34
どうやらこのえこりん村、牧場にアルパカが飼育されているのが売りらしい。アルパカグッズが結構売られていた。

写真は、アルパカのかぶりものをかぶる井川さんの娘さん。写真を正面から撮ろうとすると「いやー」といってそっぽを向いた。なんだよ、「キモい!」と叫んでいるときとうってかわって照れてるんじゃねぇよ。

サイズとしては子供がかぶるにはちょうどよさそうだ。大人である僕がかぶるのは・・・物理的にどうかはともかく、やめておいたほうがよさそうだ。

「顔が丸出しの覆面レスラー」って面白いと思うんだが、そういうレスラーって過去にいなかったのだろうか?とこのアルパカかぶりものを見ながら考えてしまった。

とまとの森

09:41
とまとの森、という施設が園内にあって、そこには1株で13,000個ものトマトを実らせる木があるのだという。1万個以上?嘘だろ、重さで幹が倒れそうだし、それだけの水分を地面から吸い上げるなんて、消防車じゃあるまいに。

桁が1つ・・・いや、2つ違う気がする。3つ違うといっても違和感がないくらいだ。屋久島にある縄文杉みたいに、とんでもない木じゃあるまいな?トマト、とかいっても、ぶどうの房みたいにたっくさんプチトマトが実っているんじゃなかろうな?

ちょっと絵面が想像できない。
訪れてみたら、ビニールハウスになっていた。ああなるほど、さすがに野ざらしで、普通に育てて13,000本!というわけにはいかないよな、特殊な育て方をしてこそ
実現できるというわけか。

ビニールハウスは、10時以降中に入れるのだという。あら、時間制限があったか。しかも、冬の間は公開を中止しているらしい。寒い時期このビニールハウス内でぬくぬくと育てることに徹するのだろう。人が出入りして、冷気が吹き込んできたら生育に影響があるのかもしれない。

巨大なトマトの木

09:42
ビニールハウスの入り口が開いていたので中をのぞいてみた。あー、これは確かにトマトですわ。ぶどう棚か、藤棚のようにトマトの葉が茂り、そこから青いトマト赤いトマトがぶら下がっている。さすが13,000個のトマトを作る木だけあって、葉っぱはひたすらみっちりだ。幹の部分は覆われていて様子が見えなかった。一株、といってもまさか杉とかブナのような大木になっているとは思えないので、この中がどうなっているのだろうか気になる。自重に耐えかねてぽっきり折れてしまわないように補強があれこれされているのかもしれない。



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