森林限界突破の恍惚【日光白根山】

08:59
チケット売り場からロープウェイ乗り場への動線途中に、日帰り入浴施設の入口がある。登山客を一網打尽にする気満々だ。「座禅温泉」という名前らしい。

僕は「登山終わりに風呂って最高じゃないか」と思っていたのだけれど、まゆみさん・相方さんは「早く家に帰ろうよ」と言う。「家に帰って、登山の荷物を片付けて、ほっと一安心してから風呂に入ってお酒を飲むのがいいのよ」とも言う。なるほど、そういう考え方もあるのか。

お酒を飲んであとは寝るだけ、というシチュエーションから今日これからの行動を逆算していくと、下山直後に風呂に入るよりも、帰宅して一段落してからのほうがいい、というわけか。これは面白い。これまでの僕にはなかった発想だ。本当に風呂をリラックスツールとして捉えているのだろう。

一方の僕はというと、「登山口に温泉?だったら入らなくちゃ!」という「折角だから根性」に基づいている。この違いよ。

写真が小さくてほとんど見えないと思うけれど、本日の登山ルートはこんな感じ。

地図左側の丸沼高原スキー場のゲレンデをロープウェイでビューンとショートカットし、標高2,000メートルから登山開始だ。

このルートの便利な点は、登山ルートが縄ばしご状になっていることだ。山頂に向けて二本並行にルートがあり、さらにそのルートをつなぐ横の登山道がところどころある。誰か不調者が出て引き返すことになったら、諦めがつきやすい。

「諦めていま来た道を戻る」というのはなんだか悔しくて、つい無理をしがちだ。でも、ぐるっと回ってロープウェイ山頂口まで戻れる、というならば少しは気が紛れる。「森林浴をしに来たと思えばいいんだ」と割り切れるからだ。もちろん、足を捻挫したといった場合は速攻退却しないといけないけど。

この地図だとわかりにくいので、国土地理院の地図にもリンクを張っておく。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください