登山のシメは温泉とラーメン【大山】

13:14
大山阿夫利神社本社の裏手に、赤い屋根の奥社がある。

「奥社(奥宮、奥の院)」というのは寺にしろ神社にしろ、本社から随分奥にあるイメージがある。そりゃそうだ、山麓や山腹といった人がアクセスしやすいところに本社があって、奥社は山のてっぺん、という棲み分けがされていることが多いからだ。

しかしこの阿夫利神社はどうだ、本社そのものが山頂にあるので、奥社が目と鼻の先だ。

山頂の様子

シャッターが閉まった三角屋根の建物。トイレかと思ったが、トイレはここを下ったところにあるようだ。登山客が数名、休憩をとっている。ここは神社の境内だから、祭事用の道具類が保管されているのかもしれない。

三角屋根の建物から木製の柵が伸びている。それに沿ってすぐ隣が大山山頂奥の院。ちゃんと狛犬がお出迎えしている。狛犬は上半身を反り返らせている独特のフォルム。

奥社の両脇は柵で囲われているので、ここから先、この奥は神域ということなのだろう。

そのため、本当の山頂そのものに立つことはできないっぽい。

柵越しに、ガスっている奥を凝視すると電波塔が見えた。さすがにあの電波塔がご神体ということはあるまい?

13:17
奥社と本社の間で休憩がとれそうだ。ここで一旦大休止。

茶屋の前にもベンチがあって休めるのだけれど、「ベンチは茶屋利用者のみ」という注意書きがあったのでやめておいた。今日は茶屋そのものがやっていないけれど。

13:19
山頂をひとしきりウロウロして、見るべきものを見たので記念撮影。

ここ最近、精神的な疲労で甘いものとしょっぱいものをガッチリ食べまくっていて、体重が激増だ。何しろコストコに二週間に一度の頻度で突撃し、一人暮らしなのに毎回1万円以上買い物をしている有様。で、1.4キロの重量があるティラミスを3日で食べきりつつ、同時に枕くらいのサイズほどあるポテトチップをバリバリ食べている。おかげで体重が激しく太ってきた。

一ヶ月半前に那須湯本温泉療養をやったが、

その時と比べて明らかに太っているのがわかる。本当に風船のように膨らんだりしぼんだりする身体だ。

そんなデブなおかでん2018年度バージョンの昼食は、新宿駅南口コンコースの駅弁売り場で買った「台湾風ルーロー飯弁当」。

すごいものだね、コンビニ弁当は日進月歩で時代にあわせて新製品が投入されていくけれど、駅弁というのはあまり変化がない印象だった。しかし、今やルーロー飯なんてものまで駅弁で売られるとは。

感心するんだけど、「でもそれだったらコンビニ弁当で良いのではないか?」ということに改めて気がつく。創意工夫をすればするほど、「駅弁」である意味がなくなってくる。

飲み物は、ジャワティにしてみた。まだ売ってたのか!これ!ものすごく久しぶりに見た。

ジャワティとは、大塚製薬が出している無糖の紅茶ドリンクだ。1980年代に発売されたはずだが、世に出た当時は「自販機で買うドリンクは甘くて当たり前」であり、「人々は甘い飲み物である、という事実に対してお金を払う」というくらいの世界だった。今みたいに緑茶や烏龍茶すら、自販機には並んでいない中、このジャワティは異彩を放った。

異彩を放った、というよりも市場からはあまり受け入れられなかったと思う。甘くないドリンク、甘くない紅茶、というのがむしろ「気持ち悪い」と思われたからだ。

人間って、このようにあっけなく味覚や趣味嗜好を洗脳される。

で、ジャワティの先駆的な試みは時代が早すぎて受け入れられず、滅んだと思っていた。しかし、まだ売っていたとは。それで、嬉しくなって買ったというわけだ。

ちなみに、21世紀に入るまでは「甘くない炭酸水を飲む」ということさえ、気持ち悪いことだと日本では思われていた。ペリエなんてまずくて飲めない、という人は多かったが、時代は移り変わるものだ。

13:22
で、ルーロー飯弁当。

さすがに本場のように五香粉がしっかりきいた味付けにはなっておらず、マイルドな味付けだった。

牛丼弁当だと、冷えて固くなった牛肉が気になることがある。しかし、ひき肉が使われているルーロー飯ならば「肉が固くて困る」ということはないのでお弁当向きだ。

13:29
食後、下山を開始する。一人登山だと、山頂で珈琲を沸かすなんてしない限り、ご飯を食べ終わったら間が持たなくなる。山頂の景色を眺めつつ読書、というのは乙だけど、日没前に確実に下山することを考えると、絵空事のように「山頂でのんびり」とはいかない。余裕をもって下山しなくては。

看板を見ると、

不動尻4.3km
見晴台2.5km

と書いてあった。下山ルートは、見晴台を経由して下社に戻る予定だ。

(つづく)

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