登山のシメは温泉とラーメン【大山】

11:57
阿夫利神社の境内に、「豆腐之碑」があった。

ケーブルカー乗り場までの「こま参道」沿いに、名物の豆腐料理を出すお店がいくつかあったが、その関係で神社の中にまで碑が建てられるとは。これはなんだろう?追悼や供養の碑じゃないよな、だって豆腐の成分は大豆だから。

この大山阿夫利神社は創建2,200年と言い伝えられている。2,200年というのが本当かどうかはともかく、祀られている大山祇の神様は豆腐の神様ではないことは間違いない。

この山と豆腐との関係は、江戸時代になって「大山講」が関東のあちこちから参拝旅行に訪れるようになり、その際に精進料理として豆腐が振る舞われたことで名物になったらしい。だからおそらく、江戸時代になってからのことだ。そもそも大豆の名産地というわけではない。

それでも、この「豆腐之碑」周辺には「埼玉県豆腐商工組合」や「関東豆腐組合連合会」「静岡県豆腐油揚商工組合」といった豆腐のプロたちが寄進した石柱が建っている。プロも認める石碑、ということだ。

「豆腐に食いっぱぐれませんように」

という、謎のお祈りをこの石碑に捧げ一礼。

阿夫利神社の拝殿脇に、「頂上登山口」と書かれた看板があった。ここからがようやく「登山」だ。これまでは観光。

「この先 頂上への参道は外灯もなく、夜間の歩行は危険です。」

という警告が出ている。「せっかくだから、本社がある山頂まで行ってみっか」と気軽に足を踏み入れてしまう人がいるのかもしれない。今ここにある立派な神社は、「下社」という位置づけ。

11:58
鳥居がお出迎え。登山道ではなく、あくまでも参道だ。

鳥居の前には木の扉が身構えている。注意しても夜に山頂を目指す人がいたら困るので、夜になったらこの扉を締めてしまうのかもしれない。しかし、閉門時間に関する記述はないので、実際にどういう運用がされているのかは不明。

わかったことは、「山頂のトイレは凍結しているので、用を足したい人は今ここで済ませておけ」ということだった。さすがに神聖なる山域なので、途中で立ち小便をするというわけにはいかない。

11:59
いきなり、「お前、本当に山頂を目指せるだけの体力があるのかい?」という問いかけのような急階段からスタート。ここでヒイヒイ言っているようなら、下山した方が身のためだ。

12:06
さすがに延々と石段が続いていくことはなく、途中から地面が現れ、なだらかな地形もある。

12:27
とはいえ、基本的にこの山はピラミッドのように美しいシルエットの山だ。つまり、「少し登っては一休み、そしてまた登る」なんて悠長な登山道にはなっていない。ひたすら登れ登れと言ってくる。

12:34
「牡丹(ぼたん)岩」という岩を通過。

足元の丸い岩が、ぼたんの花のようなので「牡丹岩」というそうだ。

牡丹岩。

12:37
天狗の鼻突き岩、という看板があった。

岩に、きれいに丸い穴が空いている。天狗がこの岩を鼻で突いて開けた穴なのだそうだ。

すごいな、ヘディングならぬノージィングか。

12:39
16丁目追分茶屋、という場所についた。ここはちょっと開けていて、ベンチもある。

残念ながら茶店は存在していない。自分で持参したお茶でも飲んでくつろいでください。

一体何丁目まであるんだ?と心配になるが、山頂は28丁目。あと残り12丁目。

とはいっても、1丁目がどこだったのか、そもそも把握していないことに気がついた。

(つづく)

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