15:43
ロープウェイ山頂駅の建物の隣にある、「山頂しらね」に立ち寄る。
まだ標高2,000メートルの地点にいるとはいえ、勝ったも同然。あとはロープウェイに乗ってぐぐぐぃと駐車場まで戻れば下山完了だ。
と、なれば、だ。もう少しこの標高を楽しみたい。怪我とか、遭難とか、事故の心配から解放された状態で、リラックスして標高2,000メートルに滞在したい。
そこで山頂しらねですよ。
登山開始時、この建物の脇を通り過ぎた際にソフトクリームが売られているのに気づいたんだ。下山したらソフトクリーム。その気持ち一心で、前へ前へと進んでまいった今日一日でございました。おまたせ、ソフトクリーム。お前を食べるときがやってきたぞ。
15:44
ソフトクリーム側の気持ちの整理とか心の準備とか、そういうのを完全に無視して、ズドドドとお店のカウンターに押し寄せる一同。こっちにはこっちの事情というのがあるんだよオイコラぁ。はよ出さんかい。
野蛮だ。蛮族だ。
このお店、ソフトクリームのほかにクリームあんみつとか甘酒とか、それなりの品揃えがあった。
しかし、ここであんみつを食べようとは思わない。じゃあ、シフォンケーキはどうか？と言われても、それもちょっとちがう気がする。やっぱり、運動したあとは「冷たくて、甘い」っていうのが良いですね。そうWHOも言っていると思う。多分。ちがうかもしれないけれど。
15:46
ということで、ソフトクリーム350円ゲットぉぉぉぉ。
ドサクサに紛れて、ノンアルコールビールも併せてゲットぉぉぉぉ。
早くしないと溶けますからね、食べないと。そしてぬるくなったノンアルコールビールなんて幻滅ですからね、早く飲まないと。
うぐうぐ。ああ、ようやく一息ついた。
15:56
タバコ吸う勢が一服するというので、その間を使って「天空の足湯」で数分間足湯を楽しんでみた。
数分じゃ、足の疲れが癒されるというところまではいかないけれど、さっぱりした。なにしろこあと、登山靴を履いたまま東京まで車で移動だ。足がずっとむくんで、汗でジトジトする状況が続く。一度ここで簡易的にリセットをかけたいものだ。
日光白根山をもう一度見やると、ガスが出始めていて霞んでいた。ああ、こうやって山の天気はフラフラと変わっていく。下山するやいなやこの天気の変化。つくづく今日はタイミングが良い登山だった。
16:07
この時間は、通勤電車並にロープウェイが混んでいた。下山ラッシュだ。
登山を終えた人たちがちょうど集まる時間。
最後のロープウェイまで、残り20分ちょっと。
我々も列にならぶ。
16:11
往復券って、ちょっと怖いよな。
帰りのときに、「あれっ、チケットがなくなった！？」となるんじゃないかって。
我がロープウェイのチケットは、しわくちゃになりながらも財布の中から発見。
16:16
ロープウェイに乗って丸沼高原に向けて下山。
あーあーあーあー、途中で一気にガスの中だ。どうやら、下界はすっかりガスってしまったらしい。
そういえば今日の登り始めの丸沼高原もガスってたっけ。
16:28
丸沼高原に戻ってきた。
ロープウェイ乗り場から山頂方面を見上げると、すっかりガスっていて山の輪郭がまったく見えなかった。これだけ見ると、山の上は悪天候なんだろうな・・・と思ってしまう。しかし実際に山の上は晴れていて、こんなに下界と山上とで天気がちがうものなのかと驚いた。
16:29
ロープウェイ乗り場からチケット売り場や大浴場があるセンターステーションを経由して、駐車場を目指す。
センターステーションではお土産物などが売られていた。
16:31
モンベルショップもあって、ピッケルやヘルメット、衣類などいろいろ売られていた。
ここで「そうだ、ピッケルを買おう」と思い立つ人が一体どれだけいるんだ・・・と不思議だけれど。
16:43
ということで完全下山完了。
今回の一泊二日、初日は雨にたたられてどうなることか・・・と心配だったけど、その結果永井食堂のもつ煮を食べたし、戦場ヶ原のトレイルができたし、そして今日は快晴の中登山が楽しめた。なんという結果オーライっぷりだろうか。
これは「最高」の登山だった、と言っても過言ではないのかもしれん。うん、そうしよう。大満足だ。
日光白根山。標高2,000メートルから始まる山歩きは、非日常感をたっぷりと楽しめる素敵なルートだった。
(この項おわり)
コメント