いまさら始める箱根の旅【箱根】

パンシオン玄関

08:56
朝ご飯を早く食べてしまったので、その後間がもたなくなってしまった。

本当なら、チェックアウトギリギリまで朝風呂(二回目)を楽しむなど、ダラダラしていたいところなのだけど。おなかいっぱいご飯を食べ、シャッキリしちゃったから、「よっしゃ、もう出かけよう」っていう気持ちが勝った。

今日は午後、かまぼこで有名なメーカー「鈴廣」のお店で、かまぼこ作り体験をする予定になっている。予約を入れているので、それまでは特に予定がない。

ひとまず、今まさに噴煙を上げているという大涌谷の近くまで行ってみることにする。

チェックアウトを済ませ、いったんフロントから正面玄関に出てみる。

なるほど、これはいかにも正面っぽい建物の作りだ。

しかし、来場者が車を停める場所がないので、宿泊客がこちらの玄関を使う機会は少ない。路線バスでやってきたお客さんは、バス停からてくてく歩いてここまでやってくるかもしれないけれど。

残りのパン

08:58
駐車場に向かう途中、第1食堂の横を通りすぎた。

パンが盛られたバスケットが2つ、ちょこんとテーブルに置いてあった。他は全部食べられたのだろう。

まだこの時間は朝食を食べることができる。なので、「ギリギリまで朝寝をして、それから朝ご飯を食べよう」と思っている人は、残りものしか食べられないというわけだ。

ただ、量は豊富に残っているので、種類のえり好みさえしなければ、おなかを満たすことは可能。

よし、残っているなら今日のお昼ご飯用に2、3個頂戴していくか・・・やめなさい、チェックアウトした後だし、それは窃盗だ。

シャトルバス乗り場

駐車場の傍らに、バス停があった。

ユネッサンまで行く、20分間隔に出るシャトルバス乗り場だ。

格安宿のパンシオンだけのためにわざわざシャトルバスを走らせるとは贅沢な、と思っていたけど、路線図を見ると他にもいろいろな場所を経由していることがわかった。

パンシオンの場所がすでにユネッサンから随分離れているのだけど、そのさらに先にユネッサン来場者向け駐車場があるらしい。それら駐車場を経由しながら巡回している、というわけだ。

「臨時駐車場」に至っては、地図に表示しきれないほど遠い場所にあるらしい。道路として描かれている線に、「中略」のマークが書き込まれていた。

まるで巨大なアウトレットパークみたいだ。駐車場から目的地にたどり着くまでが小旅行。

新緑の箱根

09:11
箱根の最深部を目指す。

ユネッサン方向とは逆、早雲山方面に向かって車を走らせる。新緑が綺麗。

早雲山駅

09:17
早雲山駅到着。

公共交通機関で芦ノ湖を目指す場合、箱根湯本から箱根登山鉄道で強羅まで行き、強羅からこの「早雲山」までケーブルカー、そして早雲山からロープウェイに乗りかえ、芦ノ湖湖畔の桃源台に到着、という流れになる。

黒部立山アルペンルート張りに乗り換えが必要だし、お金がかかる。

なので、お金を節約するために小田原または箱根湯本からバスに乗っていく、という手もある。ただ、風情という点では圧倒的に「スイッチバックの鉄道→ケーブルカー→ロープウエイ」という乗り換えルートだろう。

早雲山駅からの眺め

早雲山駅には珍しく車を停車出来る場所があって、ほっと一息一時休憩。

ただし、駐車場からの眺めは大して良くない。茂みしか見えない。

ここからさらに山奥に分け入ると、「早雲地獄」という場所があるらしい。地図にそう書いてあって気になるのだけど、立ち入り可能な場所なのかそうでないのか、立ち入れたとしても遊歩道が整備されているのかどうか、よくわからなかった。なので見に行くのはやめた。

おそらく、いわゆる「賽の河原」と言われる、荒涼とした大地と硫黄で黄色くなった岩、といった光景なのだと思う。

この早雲地獄から尾根を一つ越えたところが、現在噴煙を上げている大涌谷だ。地下ではお互いが繋がっているだろうから、あんまりうかつに近寄らない方が良いかもしれない。

規制を告げる張り紙

早雲山駅には、大涌谷が立ち入り禁止エリアになっているよ、ということを英語で示していた。外国からの観光客が多いからだ。

せっかく楽しみにやってきていた外国人観光客は、さぞやガッカリだろう。

じゃあ、ここまでやってきておいて、芦ノ湖には行けないのかッ・・・!というとそうではなく、この早雲山駅を経由して芦ノ湖に行く路線バスがある。それに乗っていけば、芦ノ湖には行くことができる。

大涌谷を空中から見下ろす、というダイナミックな体験はできないけど、こればっかりは仕方がない。万が一噴火したら、ロープウェイのゴンドラが噴石でボコボコにされてしまう。

早雲山駅

09:20
こういう状況なので、早雲山駅にわざわざやってくるお客さんというのはほとんどいない。行き止まりだからだ。芦ノ湖を目指すなら、もっと手前の場所からバスに乗る。

早雲山駅周辺にも温泉宿や企業の保養所がちらほらあるけれど、数は多くない。なので、日曜朝だというのにごらんの有様。

写真右側がケーブルカー乗り場、正面がロープウェイ乗り場。

早雲山駅

ケーブルカーは通常運転している。強羅駅と早雲山駅を除くと、途中4駅ある。

どうやら15分間隔くらいで運行されているらしい。

早雲山駅

一方、ロープウェイ乗り場の切符売り場。

運休しているけど、案内のスタッフさんは待機している。まさかここまで来て途方に暮れる人はいないだろう、と思って様子を見ていたら・・・ああ、いた。まさに今、運休に困惑している人がいた。知らなかったんだな、状況を。

スタッフさんは、「路線バスならば運転しているから、それに乗って欲しい」とアドバイスしていた。

箱根ロープウェイ運休のお知らせ

箱根ロープウェイ、運休。

運休って、「suspended service」と訳すんだな。一つ勉強になった。

運休告知

英語と中国語で運休を告げる張り紙が貼ってあった。

「噴火警戒レベル2のため」ということで。

Because Volcanic activity

だって。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください