いまさら始める箱根の旅【箱根】

大平台温泉看板

宮ノ下温泉を後にし、箱根湯本を目指す。

途中、まだ時間があったので、昨日は横を通り過ぎるだけだった大平台温泉の中に潜入してみることにした。

国道一号線から逸れ、路地に入る。

大平台温泉

路地に入ったはいいけれど、道は狭いし入り組んでいて、ハンドルを握っている立場としては全然集落の雰囲気を楽しむどころじゃない。

また、車を一時停止するようなスペースすらない。

もっというと、大きな温泉旅館やホテルが路地沿いにはなく、「おお、温泉地だなあ」とぱっと見てわかる雰囲気でもなかった。

「出会い頭で事故を起こさないように・・・」

と気を遣っている間に、集落を通過してしまった。そういえば、3連スイッチバックも全く見ることができなかったな。

鈴廣駐車場

11:36
風祭にある、「鈴廣かまぼこ博物館」にやってきた。

その存在は随分前から知っていたのだけど、一度も訪れたことはなかったし、「そんな施設、あったっけ?」と首をかしげるくらいだった。

あらためて地図で確認してみると、西湘バイパスまたは小田原厚木道路で箱根湯本を目指した際、有料道路から一般道路に合流する場所の「少し小田原寄り」の場所にこの施設はある。なので、いつも気づかないで素通りしていたのだった。道理で。

風祭駅は、箱根登山鉄道で小田原、箱根板橋の次にある駅だ。そこから先、入生田、箱根湯本と続く。

館内入り口

この風祭の駅前に、かまぼこでおなじみの「鈴廣」が大きな施設を構えている、というのは以前から注目していた。というのも、ビール好きだった昔の僕にとって、ここは憧れの地だったからだ。

というのも、ここにはブルワリーパブがあって、「練り物に合うビール」を独自に開発して提供している、ということを聞いていたからだ。卓上に七輪を置き、そこで鈴廣のはんぺんをあぶりつつ、ビールを飲むことができるのだと知り、どんなにワクワクしたことか。

何度も、この「風祭鈴廣訪問ツアー」のオフ会を企画したけど、さすがに距離が遠かったことで実現しなかった。お酒を飲むので、車ではなくて電車で移動、というのもむしろ面倒くさくなる理由だったのかもしれない。

そうこうしているうちに、僕はお酒をきっぱりとやめてしまい、今に至る。

遅かった。後もう少し早くここを訪ねることができていれば・・・悔やまれるけど、しかたがない。

広大な敷地

それにしても、予想以上に施設がデカかった。

風祭駅の真ん前に施設があり、まるで風祭駅が鈴廣専用駅のようだ。神奈川県のJR鶴見線沿線にある、ほぼ工場専用の駅みたいに。

しかも、国道一号線を挟んで、両サイドに施設がある。かまぼこ御殿ならぬかまぼこ施設、偉大なり。

駐車場が周辺にたくさんあるのだけど、本店の地下駐車場に駐車。

こういう巨大施設を目の当たりにすると、がぜん探検したくなってくるのが男の性というものだ。

どうでもいい、本店二階の「鈴の音ホール」を真っ先に見に行ってしまった。ここは、観光バスに乗ってやってくる団体客が食事をとる場所だ。

この手の団体旅行の経験って、高校の修学旅行以来なので、むしろ物珍しい。つい、格子の隙間から「どんな料理が出されるのだろう?」とチラ見してしまった。

さすがに、衛生管理上料理がテーブルの上にさらされていることはなく、どんな料理なのかは伺い知れなかった。残念。

ただ、テーブルによっては「松花堂弁当風のお重」が用意されていたり、「固形燃料に鍋」が用意されていたり、違いがあるのが面白かった。当たり前だけど、団体によって料理のグレードが違う。

建物外観

11:40
本館はあとでじっくり探検するとして、隣の建物である「かまぼこ博物館」を目指す。

かまぼこ博物館入り口

かまぼこ博物館は3階建ての建物で、かまぼこについて学んだり体験することができる。職人さんが手作りでかまぼこを作っているのをガラス越しに見学することもできる。

かまぼこ博物館

しかし、なんといってもここの最大の売りは、「かまぼこ・ちくわ手作り体験教室」があるということ。

かまぼこ博物館の真ん中に、メインコンテンツだといわんばかりに、バーンと広いスペースを確保してある。

テーブルの上には巨大なまな板。そして壁沿いにはずらっとならぶ、手洗い場。

かまぼこ博物館

かまぼこの原料となる魚などについて学ぶことができる。

かまぼこ博物館

大きな塗り椀と座布団が置いてある、謎のスペースがあったので何だろう?と思ったら、「かまぼこ・ちくわ手作り体験教室」でできあがったちくわをその場で食べるための「試食コーナー」だった。

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